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明日15日は「十三夜」を迎えます。十三夜の名前の意味は、新月から数えて13日目のお月さまを意味することから名づけられました。十五夜(中秋の名月)は中国が由来の月を観賞するイベントですが、十三夜は日本固有のイベントです。十三夜は元々、収穫を行っている真っただ中である旧暦の9月13日に行うものであることから、秋の収穫のお祭として根付いたのではないかと呼ばれています。書物の中では、延喜19年(西暦919年)醍醐天皇の御代に宇多法皇が観月の宴を行ったと表記があり、1000年を超える歴史のあるイベントで、十三夜は十五夜に次ぐ観月の日とされ、十五夜の月を明月と呼ぶのに対し、十三夜の月には名月という字を当てられるとされますが、最近では十五夜も名月と表記します。明日の夜の名月を期待します。
明日10月14日は、国民の祝日「スポーツの日」です。1964年東京オリンピックの開会式のあった10月10日を1966(昭和41)年に「スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう」事を趣旨として国民の祝日「体育の日」と定めました。2000(平成12)年からは「ハッピーマンデー制度」の適用で、10月の第2月曜日となりました。ところで、10月10日は「晴れの特異日」だそうで、調べてみると、10月10日が国民の祝日「体育の日」となった1966年から1999年までの34年間に東京地方で体育の日に1ミリ以上の雨が降ったのはわずか5回。ところが、体育の日が10月第2月曜日に変更となった2000年から2007年までの8年間に東京地方で体育の日に1ミリ以上の雨を6回観測しました。これを見る限り、「体育の日は晴天が多い」とは言えないようです。ともあれ、趣旨の通り「スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう」一日にしましょう。
空気も澄んで、はるかに那須の山々がはっきり見ることが出来ます。その山々はすっかり色付き、紅葉も山頂から始まっています。冬に向かい葉を落とす植物(落葉樹)が紅葉しますが、それは、気温が低下するとエネルギー生産のための光合成ができなくなり、葉を維持するエネルギー(消費エネルギー)が生産できるエネルギーを上回るためと、氷結による温度低下や壊死などを防ぐために葉を落とすようです。低温にならない地域では、常緑樹が生え、また針葉樹は表面積を減らして温度低下を乗りきります。そして、落葉するなら光合成はしなくていいので、光合成色素であるクロロフィル(緑色)を分解し、残ったカロテンやキサントフィルなどの色素が葉を黄色にします。さらに植物は、葉を落とすための準備を始めます。葉柄の付け根にコルク質の離層という組織がつくられ、物質の行き来はここで妨げられて、葉の中の物質は茎に移動できなくなり、光合成で生産された糖は葉に留まることになります。紅葉する葉では、この糖から赤い色素アントシアニンができて葉が赤くなり、やがて離層のところで切り離されて落葉します。寒さの中を生き抜く植物の工夫が紅葉なのです。
この時期らしい秋晴れの好天となり、週末は青空の晴天が期待できます。さて、「天高く馬肥ゆる秋」といいますが、「天高く馬肥ゆ」は中国北西部の農民の諺で、秋になると馬に乗って略奪にくる蒙古人を恐れての言葉です。夏の間放牧していた馬が、たっぷり草を食べて肥ってくる秋のころになると、農民たちは蒙古の襲来に対する警戒心を呼び起こすために、馬肥ゆを引用したと伝えられています。現在、日本では、「空は澄み渡って晴れ、馬が食欲を増し、肥えてたくましくなる秋」とか、「秋の好時節」をいう言葉になっています。秋の空は、大陸育ちの乾燥した空気が日本を覆い、黄砂の影響も少なく、視界が良くなるために空が高く見えて、澄み切ったどこまでも高い青空が広がります。
本日、ひかり幼稚園では令和6年度「運動会」を予定通りに開催いたしました。空気はすっかり秋のものに変わり、爽やかな天候の下で元気に「運動会」を無事に実施することが出来ました。通常保育の活動の中で、午前中の開催でしたが充実感・達成感を十分に感じ、満足する内容の運動会でした。終了後、子どもたちは安定して給食を食べ、午後も元気に過ごしました。ご来場いただき、たくさん声援や拍手を送ってくださり、子どもたちも嬉しそうです。衷心より感謝申し上げます。
明日はひかり幼稚園の「運動会」を開催いたします。週末にかけて天気は良くなる予報で、明日は予定通りに催行できそうです。通常保育の中での「運動会」となり、午前中で終了し、子どもたちは幼稚園で給食を食べ午後は保育を行います。明日はたくさんの声援や拍手をお願いいたします。
本日、第二ひかり幼稚園では「10月誕生会」を開催いたしました。今日は冷たい雨の降る一日でしたが、園内の各教室からは元気な子どもたちの歓声が響き、楽しく「誕生会」が行えました。そして毎月楽しみな誕生会の特別メニューの給食は「栗ご飯、豚汁、ポテトとお米のささみカツフライ、ミックスサラダ、パンプキンババロア」の献立で、美味しくいただきました。
明日10月8日は二十四節気の「寒露(かんろ)」です。『暦便覧』に「陰寒の気に合つて露結び凝らんとすれば也」と説明しているように、「露が寒冷にあって凝結しようとする」との意味で、冷気によって露が凍りそうになるころです。秋の深まりを思わせる命名で、北国ではカエデなどの紅葉で秋色が深まります。那須の山々では紅葉が進んで見ごろになっているようです。週末に紅葉狩りに出かける家族も多いことでしょう。朝夕はめっきり涼しくなりましたので、一枚羽織るものが欲しくなります。
秋の青空は、高く感じます。晴れた日の秋空の抜けるような青空に、「うろこ雲」が浮かびます。「うろこ雲」は空の高い所にできる『高積雲』の一種ですが、高い所にできるので空気が澄み切っている時でないとはっきりと見えません。春や夏は日差しが強く、また地面の細かいチリやホコリ」が上昇気流に乗って舞い上がり、空気が濁ってしまって見えにくいのです。この時期、空気が澄み、「うろこ雲」との間を遮る低い雲がなく、うろこ雲をはっきりと見ることができます。
この時期、よく梨を頂きますが、日本の梨には「赤梨」と「青梨」があります。赤梨は「豊水」や「幸水」など果皮が茶色いもので、青梨は「二十世紀」のような果皮が緑色の梨です。どちらもシャリシャリした食感がありますが、あれはペントザンやリグニンという成分からできた石細胞によるものです。「かおり」は青梨に分類されます。また、赤梨は成熟すると果皮にザラザラの斑点が目立ちますが、これは水分を果実に閉じこめておくためのコルクの役割をしているとのことです。
10月4日は、「1(い)0(わ)4(し)」の語呂合わせで、「イワシの日」だそうです。 大阪湾では、イワシ類が大量に獲れることから、安くておいしいヘルシーフーズとして認識してもらうことが目的に、「大坂おさなか健康食品協議会」が1985(昭和60)年に制定しました。イワシを始め、サバやサンマなどの青魚は、健康にとって、とても有効な成分を多く含んでいます。大いに食して健やかな生活を送るよう心がけましょう。
10月になりましたが未だに25℃を超える夏日が続いています。しかし、朝夕はめっきり涼しくなり、夕方に赤とんぼが飛び交う様子を見かけました。さて、「赤とんぼ(あかとんぼ)」は、体色の赤いトンボの総称で、一般には、秋に平地に群を成して出現する「アキアカネ」を指します。しかし、「アカネ」といっても、赤くない種類もあるそうで、世界でおよそ50種が記載されていて、日本では21種類が記録されているそうです。夕空に赤とんぼが夕空を飛び交う様は、秋の訪れを実感させます。
神無月(かんなづき)とは、10月の別名、本来は旧暦なので、1カ月ほど季節が進んだ11月ごろです。こういう別の呼び名を、和風月名(わふうげつめい)といいます。神無月は、もともと「神の月」という意味。古代では「の=な」で、神な月(かむなづき)だったと考えられています。6月の水無月=水の月も同様です。なぜ神の月かというと、神聖な五穀を収穫し、神々にささげて感謝する大事な季節だったからとされています。島根県・出雲地方では古くから神無月を神在月(かみありづき)と呼び、10月には全国の八百万(やおよろず)の神々が出雲大社に集まり、いろいろなことを神議(かみはか)りする…という言い伝えが、平安時代には生まれ、そこでは、人が計り知ることのできない「神事」が話し合われると言われています。出雲に参集される神様は、山野や河川などに住む「国津神(くにつかみ)」といわれ、高天原(たかまがはら)から降臨した天津神(あまつかみ)は出かけないとされています。また、恵比須(えびす)様や、金比羅(こんぴら)様、道祖神(どうそじん)、かまどの神様なども、ずっと留守番をしてくださると言われています。