│令和5年度│1月│12月│11月│10月│9月│8月│7月│6月│5月│4月│
今日は大晦日。一年が終わり、一年の締めくくりとして年越しそばを食べます。年越しそばは江戸中期からの習慣で、金箔職人が飛び散った金箔を練ったそば粉の固まりに引付けて集めていたため、年越しそばを残すと翌年は金運に恵まれないといいます。ですから、この日のそばは、来る年の金運がかかっているというわけです。 また、金は鉄のように錆びたりせず、永遠に不変の物であることから、長寿への願いも込められているのです。日本では、正月とならんで重要視される日ですが、世界では大晦日を特別としない国が多く、特にキリスト教文化の欧米ではクリスマスに埋もれてしまい、新年へのカウントダウンを開始する程度のものです。 ただ、そんな中でもオーストリアは少し特殊で、大晦日のシルベステルと呼ばれる儀式では、無事に 1 年が終わったことを祝うパーティが一晩中開かれて、新年の鐘の音とともに花火が打ち上げられます。
明日12月31日は大晦日で、「1年の日ごよみを除く夜」と言う事で「除夜」と言います。1年の最後の夜を締めくくり、暮れゆく年を惜しむ意味で昔からいろいろな行事が行われてきました。その中に新しい年を迎えるにあたり「除夜の鐘」が108回あちらこちらのお寺でつかれます。 では除夜の鐘を108回つくのはなぜでしょうか(?) 108という数が人の煩悩の数だというのは有名ですが、その108という数の由来については諸説があります。まず、108の煩悩は人間の感覚を司る眼(げん)耳(に)鼻(に)舌(ぜつ)身(しん)意(い)の六根が、それぞれに好(気持ちがよい)悪(いやだ)平(何も感じない)不同の3種があり3×6=18の煩悩となり、これが、また浄(きれい)染(きたない)の2種に分かれ18×2=36の煩悩となり、さらに、現在・過去・未来の3つの時間が関わって、36×3=108となります。これが、108の煩悩だといわれています。そのほかには1年の12ヶ月+24節気+72候を合わせて108とし、108という数は煩悩ではないとするものなど色々とあります。 一方、鐘を鳴らすことは中国の宋の時代に起こったものでその打ち方は『勅修清規』に「慢(よわく)十八声、緊(はやく)十八声、三緊三慢共一百八声」と記されています。「除夜の鐘」を聞きながら1年を振り返り、良い年をお迎え下さい。
29日は「福(フク)の日」で、「福モチ」をつくりました。29日は9(苦)がつくので、縁起が悪いという人もいますが、「苦(9)」が「付 く・着く」ではなく「突く」と考えて「苦厄」をうち祓い、福(29)がたくさん訪れるように願ってお餅をつき、鏡餅にしてお寺の本堂や床の間に正月飾りと してお供えします。以 前も記しましたが、四国は「死国(死の国)」ではなく、以前遍路で四国を歩きましたが、人情があり皆親切で心暖かい人々に出会えました。九州も「苦しみの 島」どころか温暖で食材も豊かで素晴らしいところです。福岡の方でも、29はフクなので、縁起が良いとされ、29日に餅つきをするようです。
いよいよ令和5年も終わりますが、年末になると「マジパン」の可愛いお菓子をたくさん見かけます。マジパンとは中世以来の伝統菓子で、アーモンドの粉と砂糖をあわせて固めたもので、古くからヨーロッパでは大切な食糧で、アーモンドを使ったお菓子は、他のヨーロッパの国々でも祝い菓子よく使われるようで、マジパンで作ったブタやチョコレートのコインなどの縁起物を交換しあいます。また、小さな鉛の塊をろうそくの炎などにかざして溶かして、冷水に落としてできた鉛の形で新たな一年を占なったりするそうです。
幼稚園では昨日給食で「年越しうどん」を頂きました。さて、大晦日には「年越しそば」を食べる習わしがありますが、年越しそばは江戸中期からの習慣で、金箔職人が飛び散った金箔を練ったそば粉の固まりに引付けて集めていたため、年越しそばを残すと翌年は金運に恵まれないといいます。ですから、この日のそばは、来る年の金運がかかっているというわけです。また、金は鉄のように錆びたりせず、永遠に不変の物であることから、長寿への願いも込められているのです。年越しにおそばの準備をしているご家庭は多いことでしょう。私も31日の大晦日には縁起をかついで年越しそばを頂く予定です。
本日、教職員の研修会を行い、二学期の反省や施設環境の点検、給食の内容などを話し合いました。見直す点も多く、速やかにしっかりと改善すべき箇所を修繕してまい
ります。また、遊具や備品なども点検して補修を行います。本日はその後、講師に鈴木稔先生を招いてアドラー心理学を学び、今後の幼稚園の保育活動に活かしていくよう研修を行いました。
今日はクリスマス、イエス・キリストの誕生を祝う日です。子どもたちはクリスマスのプレゼントを楽しみにしていることでしょう。贈り物も楽しみでしょうが、思い出はもっと大切です。家族で、健康に楽しく過ごして欲しいと思います。食事をしたり、外出したり、冬休み中にいろんな思い出を創って欲しいと願います。少し寒くても、家の中に閉じこもってばかりではなく、温かくして外に出て外気に触れ、寒さを体感し、冬を味わってほしいものです。そして、インフルエンザやノロウイルス感染も心配です。冬休みの間、くれぐれも健康に留意し、元気に過ごして下さい。子どもたちの健康を祈ります。
明日25日は、イエス・キリストの生誕を祝う「クリスマス」で、今日はキリスト降誕祭前日の「クリスマスイブ」です。キリスト教の教会では、前夜祭として、クリスマス当日にかけて深夜ミサが行われ、賛美歌を歌い、キリスト誕生の話が語られます。クリスマスリースを、玄関に掲げる家を多く見かけますが、このリースには魔除けの意味があるそうです。日本の節分にも似た習慣がありますが、玄関に下げて、邪を払い、厄を落とします。
昨日、22日は冬至でした。そして、今日からは、日毎に昼間の時間が延びていきます。万物の生成を「陰」と「陽」の二気に分ける考え方からは、夜を陰、昼を陽とし、1年では、冬至が陰の極点となり、冬至の翌日から陽がふたたび増してくることになります。古くはこの日を「一陽来復(いちようらいふく)」または「一陽嘉節(かせつ)」として祝いました。「一陽来復」は、「冬が去り春が来ること」、「悪いことが続いたあと、ようやく物事よい方に向かうこと」、「運が向いてくること」の意味ですが、それが春が巡ってくることや、めでたいことが再び訪れることを「一陽来復」というようになりました。たくさんの幸運がそれぞれのご家庭に向かうことを祈ります。
今日は終業式で、明日からは「冬休み」に入ります。各クラスでは、冬休みの間は生活習慣に配慮し、風邪やインフルエンザ予防など健康に気を付け、また外出も増える
ことから安全面など注意してもらいたいことを子どもたちに伝えました。年末、クリスマスから年越し、お正月と冬休み中も元気に過ごして下さい。
本日、ひかり幼稚園では「クリスマス会」を行いました。年長児(月組)の子どもたちが中心になって運営し、クラスを解体して4つのグループに分かれてゲームやリズム活動を楽しみ、グループでクリスマスメニューの給食を頂きました。子どもたちの大好きな鶏唐揚げや特製のクリスマスのデザートのイチゴショートケーキが好評で、楽しいクリスマス会となりました。
12月22日は「冬至」です。一年中で最も昼が短く、夜が長い日が冬至です。太陽の昇る高さが低いため、影も一番長くなります。この日は、カボチャを食べたり、ゆず湯に入りますが、「冬至粥」というのがあり、冬至の日に小豆(あずき)がゆを食べると、厄を払ってくれるそうです。韓国では、冬至に食べる料理として、「冬至粥(トンジ(冬至)パッチュク)」(パッチュク」は、うるち米とあずきをやわらかく煮込んだお粥で、パッが「あずき」、チュクが「粥」を意味します。)が親しまれているそうです。19世紀に書かれた『東国歳時記(とうごくさいじき)』にも、記述がありますが、冬至は1年の中でいちばん夜が長いため、陰陽五行の考え方において、陰の気がもっとも高まる日と考えられています。陰の気が強まると疫神(病気の鬼神)の行動が活発化し、病気になりやすくなるといわれ、その防止のため、体内に陽の気を補充する必要があって、「陽の気」をもつ食材のあずきを摂取するのだといいます。ちなみに、あずきなどの赤い食べ物が「陽の気」をもつ食材だといわれているほか、とうがらしも代表的な「厄よけ」の食材として扱われています。
第二ひかり幼稚園では本日、冬休みを前に「たのしみ会」を開催しました。年長児(月組)の子どもたちがクラスごとに制作した恐竜や動物たちを順に見て回りまし
た。制作物は大きなものが多く、年少児はその大きさに少し圧倒され驚いた様子です。会場も2クラス分の広いスペースでの開催となりゆっくりじっくり楽しむことが出来ました。
大掃除は、年末に普段はあまり綺麗にできないところまで、入念に掃除をすることです。「掃除」という言葉が使われるようになったのは、平安時代からで、大掃除というのも、同じころに使われるようになったのではないかと云われます。そして、大掃除は、29日の「9」は、「苦」につながることで縁起が良くないとされ、また、年の瀬の31日は、バタバタと忙しく過ごすモノではないので、大掃除をするのは好ましくないと言われています。1月1日元日の大掃除は、「掃除がすすはらい」になり、せっかく訪れた神様を追い出すことになるので避けた方が良いです。幼稚園では今週中、終業式(22日)を前に各クラスごとに子どもたちが大掃除を行います。
日が詰まってきて、今週の22日に「冬至」を迎えます。さて、「冬至の七種」、(うどん(うんどん)・かんてん(寒天)・きんかん(金柑)・ぎんなん(銀杏)・なんきん(カボチャ)・にんじん・れんこん)、と言われる食品があり、いずれの食品には「ん」がつきます。この「ん」のつく食べ物を食べると、健康で病気にかかりにくくなると言われ、特に冬至の日に「カボチャ」を食べると、厄除(やくよ)けになる、中気(ちゅうき)などの病気にならないと言われています。実際に、かぼちゃには、カロチンやビタミンがたくさんあり、食べ物のなかった時代では、栄養補給に欠かせない食べ物だったようです。そして、切った断面が太陽のようだから、とも言われています。皆さんも「ん」(幸運)の付く食べ物を食べて、良い運を頂き、健康で病気知らずに日送りしましょう。
今年もあとわずかです。英語での12月の月名、December(ディセンバー)は、「10番目の月」の意味ですが、(これは ローマ暦が3月起算で、3月から数えて10番目という意味で)、1年の12番目・最後の月です。日本では、師走(しわす)、極月(ご くげつ)、臘月(ろうげつ)とも称します。極月は「ごくげつ」とか「ごくづき」、「きょくげつ」、「きわまりづき」とも呼んで、その名の通り一年の最後の月の意です。シェイクスピアの戯曲に「終わりよければ、全てよし(All's Well That Ends Well>」とありますが、今年一年の締めくくりとして12月を充実した締めくくりの月とさせたいと思います。
12月も半分過ぎて15日となり、来週の22日は一年で昼間が最も短い日の「冬至(とうじ)」です。冬至の日には、何と言っても「ゆず湯」です。柚子の実をお風呂に入れて、温まります。冬至にゆず湯」の由来は、冬至(とうじ)が「湯治(とうじ)」(お湯に入る)ことと、柚子(ゆず)が「融通(ゆうづう)」の語呂で、お金の融通が効くようにとの願いで、”お湯に入って健康になって、融通よく暮らそう”、ということです。冬至が、1年で最も夜が長くなる日ということで、死に最も近い日であり、厄や邪気を祓うために体を清め無病息災を祈るという意味で、この風習は江戸庶民から生まれ始まったといわれています。柚子の精油成分が湯に溶けて、血管が拡張し血液の循環を良くなり、肩こりや冷え性を緩和し、更にはビタミンCの効果でお肌を滑らかにするとされています。また、すっきりとさわやかな香りで、寒さで凝り固まった体をリフレッシュする効能もあるでしょう。柚子自体にも効能があって、柚子湯に入ると風邪にひきにくくなり、皮膚も強くなる様です。寒さも厳しくなってきました、柚子湯に入り、家族団欒を楽しみながら、ポカポカにあったまって、元気に過ごしましょう。
今年も残りわずかとなり、 幼稚園も来週の金曜日で終業式、冬休みに入り、年末年始となります。寒さも厳しくなりましたが、子どもたちは今日も元気に過ごしています。さて、12月14日は、「忠臣蔵」で有名な、大石内蔵助良雄(おおいしくらのすけよしたか)以下、四十七士が本所の吉良上野介邸に討ち入りした日で す。300年以上も前の出来事で、1702(元禄15)年12月14日の寅の上刻(午前3時)頃のことでした。四十七士の眠る品川の泉岳寺には、いつもたくさんのお参りの人々がいて、その人気の高さを実感します。その志が、いつの世も高く評価され敬愛されているのでしょう。 さて、赤穂浪士は一般的には四 十七士とよばれますが、浪士の一人の寺坂吉右衛門は討ち入りに参加したものの、泉岳寺にひきあげる途中で姿を消して切腹をまぬがれ、83歳まで生きて、その真実を伝えました。
今日から明日にかけて双子座流星群が活発な状況となることが予想されます。12月13日が新月で月明かりの影響もなく、極大時刻に近い12月14日夜から15日明け方にかけては、たいへん多くの流星を観察することができそうです。ふたご座流星群が普段より目立って多く見えるのは、12月13日の夜から15日の夜の3夜と予想され、どの夜も、21時頃から見える流星の数が増え、夜明けを迎える翌朝の5時過ぎ頃まで観察できます。14日21時頃には、すでに、1時間あたりの流星数が30個を超え、放射点が高い空に達する15日0時から3時頃においてはさらに多くなり、暗い空で見える流星数は、1時間あたり70個に達する可能性があると予想されます。この予想流星数は、ここ数年のうちでは最も多く、絶好の観察条件と言えるでしょう。また、極大の前日にあたる12月13日夜から14日明け方は、空の暗い場所で1時間に10個から25個程度、極大の翌日にあたる12月15日夜から16日明け方は、同様に空の暗い場所で1時間に15個から20個程度の流星が見えると予想されます。絶好の機会ですので、是非夜空を暖かくして夜空を眺めてみてください。
毎年12月12日は、「1(いい)2(じ)1(いち)2(じ)」「いい字1字」の語呂合わせで、「漢字の日」です。日本漢字能力検定協会が1995(平成7)年に制定しましたが、午後2時に全国から募集したこの年の世相を象徴する「今年の漢字」が京都の清水寺で発表されました。毎年楽しみにしているイベントの一つで、いろんなことがあったこの一年ですが、今年の漢字1位に選ばれた漢字は「戦」でした。今年は1年を通じて、岸田政権が経済対策で打ち出した定額減税や、10月に始まった消費税の「インボイス」(適格請求書)制度などさまざまな「税」に注目が集まりました。今年の漢字に「税」が選ばれるのは2回目。初めて選ばれた2014年は、4月に消費税が5%から8%に引き上げられ、消費増税に伴い、公共交通機関の料金や光熱費などが値上がりし、増税前の日用品の買いだめや、自動車や家電のような高額商品の駆け込み消費も増加しました。
本日、第二ひかり幼稚園では、年長児(月組)の子どもたちが「12月座禅会」を行いました。午前中、空気が凛と締まり、子どもたちも集中して取り組む姿が見られ気持ちの良い座禅会となりました。黙想中はおしゃべりもキョロキョロする様子もなく、実に安定しています。座禅会は1月から3月までの残り3回となりますが、最後までしっかりと取り組んで参ります。
今週、日中の気温は温かく過ごしやすかったものの、朝の冷え込みは厳しく、連日、朝の気温は「氷点下」になりました。来週からはさらに冷え込みが厳しくマイナス4度・5度となる見込みです。「氷点下」は水の氷点を下回った気温で、セ氏零度以下の温度、「零下」とも言いますが、戸外には霜柱も見られ、バケツの水も薄く氷ります。この時期、気温が下がり体調を壊しやすくなり、風邪やインフルエンザ、胃腸炎が流行り始めていますので、各ご家庭でも、うがい手洗いの励行、しっかり食事をとってキチンと睡眠を心がけ、体力調整をして健やかに過ごされることを祈念します。
12月9日は障害者の日です。国際障害者年の1981年、内閣府主催の中心記念事業「広がる希望の集い」で制定されました。国連が1975年12月9日に「障害者の権利宣言」を採択したことを記念しています。障害者の権利と平等な参加を強調し、障害者の社会参加と尊重を促進するために設けられています。2004年には障害者基本法の改正により、12月3日から12月9日までが「障害者週間」となり、法律上は「障害者の日」の名称は残されていませんが、障害者の権利やニーズに対する理解を深め、社会全体が協力してバリアフリーな環境を推進するために様々な啓発活動や行事が行われています。
『明けの星 仰ぐ心は人の世の 光となりて 天地(あめつち)にみつ」
12月8日は、お釈迦さまが真理をさとられた「成道(じょうどう)の日」です。明星(みょうじょう)」は、お釈迦さまがさとりをひらかれる機縁となった明けの明星をさします。お釈迦さまは、人のもつ様々な苦しみを取り除く道を求め、29歳で出家されました。そして6年間、あらゆる苦行を続けましたが、苦しみの修行でも、怠惰な生き方でもその道を解き明かすことが出来ないと確信され、菩提樹の下で座禅を続けました。ある朝、明けの明星を仰ぎ、その輝きを機縁にさとりをひらかれました。これを「成道」といいます。標榜の詩は「お釈迦さまのおさとりは、その後、世の人々に尊ばれ、世の中を照らす教えの光となって、天地に充ち満ちています。」という意味です。 お釈迦さまがさとられた内容は、「縁起の法」といい、「この世に存在する現象は、様々な原因や条件によって起こり、このもろもろの現象の生起消滅の法則を縁起」と言います。そして、お釈迦さまは、人々の苦しみの原因を取り除くには、正しい行動を繰り返すことによって解決できると確信されました。また、お釈迦さまは「明けの明星の輝く中で、自分も大地も生きとし生けるすべてのものが同時にさとりを開いた」と説かれます。大地の総てのものが「縁起の法」の中に行き、それを自覚して学び、そのあるべき姿で行じていくことを示されました。
12月8日は、お釈迦さまが真理をさとられた「成道(じょうどう)の日」です。明星(みょうじょう)」は、お釈迦さまがさとりをひらかれる機縁となった明けの明星をさします。お釈迦さまは、人のもつ様々な苦しみを取り除く道を求め、29歳で出家されました。そして6年間、あらゆる苦行を続けましたが、苦しみの修行でも、怠惰な生き方でもその道を解き明かすことが出来ないと確信され、菩提樹の下で座禅を続けました。ある朝、明けの明星を仰ぎ、その輝きを機縁にさとりをひらかれました。これを「成道」といいます。標榜の詩は「お釈迦さまのおさとりは、その後、世の人々に尊ばれ、世の中を照らす教えの光となって、天地に充ち満ちています。」という意味です。 お釈迦さまがさとられた内容は、「縁起の法」といい、「この世に存在する現象は、様々な原因や条件によって起こり、このもろもろの現象の生起消滅の法則を縁起」と言います。そして、お釈迦さまは、人々の苦しみの原因を取り除くには、正しい行動を繰り返すことによって解決できると確信されました。また、お釈迦さまは「明けの明星の輝く中で、自分も大地も生きとし生けるすべてのものが同時にさとりを開いた」と説かれます。大地の総てのものが「縁起の法」の中に行き、それを自覚して学び、そのあるべき姿で行じていくことを示されました。
12月7日は、二十四節気の「大雪(たいせつ)」です。『暦便覧』には、「雪いよいよ降り重ねる折からなれば也」と説明していて、雪がつぎつぎと降りつづくころです。季節のうえでは、ちょうど初冬の中ごろにあたり、ブリやハタハタなどの冬の魚の漁が盛んになる季節でもあります。熊も冬眠に入り、南天の実が赤く色付きますが、一方、暖かい地方ではウメのつぼみが発育を始める季節でもあります。
本日、第二ひかり幼稚園では「12月誕生会」を開催いたしました。今月の誕生会プレゼントは「クリスマス詰め合わせプレゼント」です。ご家庭でお楽しみください。そして、楽しみな今月の誕生会メニューは「ヒジキご飯、味噌汁、メンチカツ、胡麻和え、プッチンプリン」でした。今日も園内は子どもたちの元気な歓声が響いて元気いっぱいです。寒さを吹き飛ばして、毎日元気に登園してきてください。
第二ひかり幼稚園の年長児(月組)の子どもたちは、クラスごとに「共同制作」を行っています。ユニコーンや恐竜、トラなどの動物の制作をお友だちと協力して作っています。完成した作品もあり、これから仕上げていく作品もあり、試作風景は子どもたちの制作意欲の活気にあふれて、とてもワクワクします。年末の「たのしみ会」では、年中児や年少児に披露して皆を楽しませる予定です。
本日、ひかり幼稚園では年長児(月組)の子どもたちは12月8日のお釈迦様の「成道(じょうどう)」お悟りを開かれた日を讃え感謝して「12月成道会・座禅会」を修
行しました。毎月続け重ねて来た座禅会で、今月も安定して各自自発的に取り組む姿が見られます。空気も凛と澄んで、充実した気持ちの良い座禅会となり、嬉しく思います。
朝の冷え込みが厳しくなり、連日、朝の気温は「氷点下」になりました。12月のこの時期らしい寒さです。「氷点下」は水の氷点を下回った気温で、セ氏零度以下の温度、「零下」とも言いますが、戸外には霜柱も見られ、バケツの水も薄く氷ります。この時期、気温が下がり体調を壊しやすくなり、風邪やインフルエンザ、胃腸炎が流行り始めていますので、各ご家庭でも、うがい手洗いの励行、しっかり食事をとってキチンと睡眠を心がけ、体力調整をして健康に過ごしましょう。
この時期あちこちでクリスマスのイルミネーションを目にします。特に、那須野ケ原ハーモニーホールのイルミネーションは、毎年大掛かりな飾り付けで楽しみで、昨日12月1日より点灯が始まりました。さて、キリスト教徒にとって神のイメージは光の中にありましたが、光は人の気持ちを奮い立たせたり、反対に落ち着かせたりといろいろな効果を持っています。丸い天窓から差し込む光の工夫、神秘的なステンドグラスなどもその一つでしょうし、ロウソクの炎で美しく飾られた教会のミサの様子を映像などで見たとき、キリスト教徒でなくともおごそかな気持ちになることでしょう。イルミネーションの光は暗闇に浮かび上がり、幻想的な空気を作り出し、やすらぎや癒しの効果を実感します。