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今日から12月です。今日の献立はみんなの大好きなメニューの「すき焼き」です。すき焼きは江戸時代から見られる名で、鍋の代わりに農具の鋤(すき)の金属部分を火の上にかけ、魚や豆腐を焼いて食べたことから、「鋤焼(スキヤキ)」と呼ばれるようになったといわれます。その他、すき焼きの語源には、肉を薄く切るため「剥身(すきみ)」から「剥き焼き」となったとする説や、古くからあるに日本料理の「杉焼(すぎやき)」からとする説、好きなものを焼くからといった説もあります。ただ、1832年の『鯨肉調味方』に「鋤焼とは、鋤のよく擦れて鮮明なるを、熾火の上に置きわたし、それに切肉をのせて焼くをいふ。鋤に限らず、鉄器のよくすれて鮮明なるを用ふべし」とあるため、鋤の上で焼いた説が有力とされています。
今日は「菜飯」です。菜飯には「大根の葉」などが使われていますが、大根の葉は、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄などのミネラル、βカロテン、ビタミンK,C、葉酸などのビタミンが豊富に含まれている緑黄色野菜です。中でもカルシウムは小松菜が100gあたり170mgに対して大根葉は260mgととても豊富で、カルシウムが豊富に含まれている印象の強い牛乳の110mgより多く含まれています。鉄もほうれん草の2.0mgよりも多く含まれていて3.1mgになっていて、鉄の吸収を高める効果のあることで一緒に取りたいビタミンCが53mg含まれているので、効率よく鉄が吸収されることになります。ドライアイや視力低下、免疫の低下や風邪、口内炎を防ぐとされるβカロテンも3900マイクログラムと豊富に含まれ、「大根の葉」は捨てるのがもったいない部分です。
今日は「豚丼」です。三大栄養素の一つであるタンパク質は、筋肉や臓器、皮膚、髪の毛、血液など人の体を作るために欠かせない材料です。タンパク質は、複数のアミノ酸が組み合わさってできていますが、人の体に必要な20種類のアミノ酸のうち、体内では作ることができない9種類の「必須アミノ酸」は食事から摂取する必要があります。必須アミノ酸は体内でタンパク質を作るために欠かせない栄養素であり、9種類それぞれに体を作る働きがあるため、1種類でも不足すると健康な体を保ちにくくなってしまいます。その必須アミノ酸をバランスよく含んでいるのが「お肉」です。お肉は体を作るために欠かせない栄養源であり、適切な量を守れば食べても太ることはありません。「お肉を食べると太る」と思われがちな要因のひとつは、濃い味付けのお肉を食べることでお酒やごはんが進み、糖質を摂りすぎてしまうことにあります。余分に摂取した糖が内蔵脂肪となって蓄積されることが肥満につながってしまうのです。お肉のタンパク質を適量摂ること自体には問題はありません。「ダイエットのためにお肉を食べない」という方もいますが、それも誤りです。脂肪の消化・代謝にはお肉に含まれるアミノ酸が不可欠。すなわち、お肉を食べないと体に蓄積した脂肪は上手く燃焼されないということです。豚肉はビタミンB群を豊富に含み、その中でもビタミンB1に関しては100gあたりの含有量があらゆる食品の中でトップクラスです。鶏肉や牛肉などの他の肉類と比べても、5?10倍のビタミンB1を含んでいるといわれます。ビタミンB1は、ご飯やパンなどの糖質を体内で燃やしエネルギーへ変えるために必要な栄養素です。ビタミンB群は疲労回復のビタミンと呼ばれることもあり、筋肉に乳酸が溜まるのを防いでくれるため、疲れやすい方やスポーツなど活動量が多い方は、より意識して摂取する必要があります。
今日の献立は、「ご飯、サツマイモの味噌汁、エビカツフライ、中華風サラダ、牛乳」です。「エビカツ」は美味しくて栄養がいっぱいです。エビはタンパク質が豊富で、その他にはビタミンB12、銅、セレン、タウリンなども多いのが特徴です。エビは体を作るために欠かせないタンパク質が豊富に含まれています。一般的にタンパク質が多いとされる肉類と比べてみても、引けを取らない含有量です。筋肉や臓器、酵素、ホルモンの構成成分になったり、物質運搬や情報伝達をしたりと、タンパク質は体内で大活躍します。ビタミンB12は先ほどお伝えしたタンパク質の代謝以外にも、赤血球の生成に役立ちます。そのため、疲労や体力低下をまねく貧血の一種である巨赤芽球性貧血の予防に効果的です。また、DNAの合成や神経の機能維持に働くなど、生命維持に欠かせない栄養素です。ビタミンB12は加熱しても壊れにくいので、エビを加熱調理しても損失せずにおいしく摂取することができます。タウリンはタンパク質が分解される過程でできるアミノ酸に似た物質です。体内では、心臓や筋肉、脳など体内に広く存在しています。またタウリンにはコレステロールを減らす、心臓や肝臓の機能を高める、視力の回復、インスリン(血糖値を下げるホルモン)分泌促進、高血圧の予防など、多くの健康効果があると言われています。銅は様々な酵素反応を支えているミネラルです。活性酵素の分解やコラーゲンの生成、エネルギー産生といった酵素の材料となり、代謝をサポートしています。そして、セレンは、酵素やタンパク質の生成に関わり、抗酸化反応において重要な役割を担っています。セレンが生成に関わる酵素は、活性酸素(※)を分解する働きがあり細胞の老化を防ぐ効果も。エビには含まれるタンパク質は、子供の成長に欠かせない栄養素であるといえます。なぜなら、丈夫な骨や筋肉を作るためにタンパク質が使われるからです。さらにタンパク質を摂取すると、風邪に対する抵抗力やけがを治す力がつきます。またエビに含まれるタンパク質は良質ですので、私たちの体において効率よく利用されます。つまり、エビは子供も積極的に食べたい食材なのです。
今日は「豚汁」です。豚汁には栄養がたっぷり。豚汁の主役である豚肉はビタミンB1が豊富に含まれ疲労回復の効果があります。大根はでんぷんの消化酵素であるジアスターゼが多く含まれており、ほかにもグリコシダーゼなどの酵素が含まれているため、食物の消化を助けるとともに腸の働きを整えてくれます。にんじんにはカロテンが多く含まれ、カロテンは体内でビタミンAに変換され、髪の毛の健康維持や視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、喉や肺などの呼吸器系統を守る働きがあります。ごぼうは豊富な食物繊維で、腸の機能を整えます。さといもはカリウムを多く含んでいて、ナトリウム(塩分)を排出する役割があります。そして味噌です。味噌の代表的な効果を挙げると、がん予防、コレステロールの抑制、消化促進、整腸作用、胃潰瘍の予防、美容効果、脳の活性化、老化防止、基礎代謝の促進など、さらに主原料である大豆には、良質のたんぱく質が多く含まれ、そのなかには生命維持に不可欠な必須アミノ酸ほか、過酸化脂質の増加を防ぐといわれているサポニン、ビタミン群、カリウム、カルシウム、食物繊維など様々な栄養素が豊富に含まれている。というように、豚汁には多くの効果が期待できます。
今日は園児も教職員も大好きな「ハヤシライス」です。「ハヤシライス」は、明治初期創業の上野精養軒で、当時勤めていた林さんというシェフが作ったのがはじまりわれ、牛肉の切れ端と余った野菜をデミグラスソースで煮込み、ライスにかけた従業員用のまかない飯を、シェフの名を冠してお店で提供するようになったといわれます。一方で大手書店「丸善」の創始者・早矢仕(ハヤシ)の名前から、ハヤシライスが生まれたという説もあります。早矢仕氏の名が語源だとする説にはふたつあり、かつて医師として勤めていた病院で、肉と野菜の煮物をご飯にかけて患者の食事としたという説がひとつ。もうひとつは、創業後に仕事仲間をなじみの西洋料理店へ連れて行き、肉と野菜のソース煮込みに、ライスを添えて出させたことからついたという説です。当社の社史にはこの説が掲載されていて、丸の内本店や日本橋店併設のカフェで名物メニューとなっています。いずれにせよ、幼稚園の「ハヤシライス」はとても美味しくて大満足の給食です。
今日は「鯖の味噌煮」です。鯖にはオメガ3脂肪酸が豊富に含有し、鯖に含まれるオメガ3脂肪酸の含有量はあらゆる食べ物の中でもNo.1と言ってもいいくらい含まれています。オメガ3脂肪酸は病気の予防など健康面で非常にメリットのある栄養成分なので、鯖を食べてオメガ3脂肪酸を摂るようにしましょう。そして、鯖にはビタミンB12が沢山含まれ、ビタミンB12は私たちの身体の中で作ることはできないので、食事から摂取する必要があります。ビタミンB12は血液を造くり、DNAの合成に必要な栄養成分なので、鯖を食べて身体に摂り入れるようにしましょう。また、セレンという栄養成分が含有し、鯖に含まれるセレンの働きは、タンパク質を効率的に吸収できるようにサポートしてくれる役割があります。セレンは抗酸化作用のある栄養成分なので、病気の予防や老化予防などの美容効果もあります。鯖にはナイアシン(ビタミンB3)が含まれ、鯖に含有するナイアシン(ビタミンB3)は、肌や髪の毛を綺麗にしてくれる効果や二日酔いにも効果のある栄養成分です。
今日は「ブロッコリーの胡麻和え」が供されます。ブロッコリーの栄養価は最強です。ブロッコリーには、さまざまな栄養素が含まれ、βカロテンは抗酸化作用があり、体内ではビタミンAとしてはたらく栄養素で、ビタミンAは目の健康と深い関わりがあり、目の疲れを感じている方は、ブロッコリーを食べることで改善する可能性があります。また、血中の悪玉コレステロール値を下げる効果も期待できます。βカロテンは肌の老化予防や美容と健康に深い関わりがあります。ビタミンCは肌の健康を保つコラーゲンを生成するのに必須な栄養素で、皮膚の他にも粘膜の健康維持にも関わっているので不足していると口内炎などの症状が出ます。この他にも抗酸化作用があるので、動脈硬化や悪性腫瘍、老化や動脈硬化の予防が期待できます。ブロッコリーには食物繊維が比較的多く含まれ、食物繊維の中でも不溶性食物繊維の量が多いです。不溶性食物繊維は腸内で水分を吸収して膨張し、腸内をきれいにしてくれます。ブロッコリーにはカリウムが多く含まれ、カリウムを摂取することで、体内にあるナトリウムを排出してくれます。つまり、摂りすぎた塩分を体外に出してくれるということです。ビタミンKは骨や血液の健康に大きく関わっていて、肝臓で血液凝固因子であるプロトロンビンが生成される際に補酵素としてはたらきます。ビタミンKは血液の凝固を助ける働きがあり、この他にも骨の形成を促す作用があるので、骨を丈夫にするはたらきがあります。スルフォラファンは植物に含まれる天然の化学物質の一種で、抗酸化作用や解毒作用が期待できます。スルフォラファンの効果で生成を促される酵素は非常に多くあると言われ、体内のあらゆる臓器で活躍が期待されているのです。身体はあらゆる組織で酸化を繰り返しており、酸化が進むと老化が進みます。 抗酸化作用や解毒作用のあるスルフォラファンは、身体の若々しさの維持につながります。
今日の献立は、「タンメン」です。タンメンは実は日本の関東地方が発祥です。タンメンは、もやしやキャベツ、キクラゲなどたっぷりの野菜を豚肉と一緒に炒めて、塩味のスープと一緒に煮込んで、中華麺と共に盛り付けて作られる麺料理のことです。ちなみに、漢字の湯麺も「タンメン」と読みますが、タンメンと湯麺は同じではなく、湯麺とは、中華料理の中でも「スープに入った麺」の総称で、スープ入りの麺料理は全て「湯麺」です。「湯麺」と炒めた野菜に塩味のスープを加えた麺料理の「タンメン」とは、意味が異なるようです。
今日の献立は、「ご飯、エノキダケの味噌汁、はんぺんの卵とじ、大学イモ」です。大学芋(だいがくいも)とは、油で揚げたサツマイモに糖蜜を絡めた日本の菓子ですが、栄養価も高く、甘さと食べ応えがあり、幼稚園の子どもたちからも好評です。主に食べられているのは関東地方など東日本で、関西では大学芋に似た中華ポテトというのがあるそうです。大学芋という名前は日本でつけられ、大正時代は東京の神田近辺の大学生が好んで食べていたそうです。昭和の初めになると不況が訪れ、東大生の中にも学費に困る人がたくさんでて、その中の誰かが昭和2年頃作って売り始めたのが最初というお話です。そして、売るとなると名前が必要となり、自然と名前がそのようについたようです。
今日の給食は「豆腐ハンバーグ」です。
豆腐ハンバーグには木綿豆腐、鶏ひき肉、シイタケ、長ネギ、卵などが使われ、たんぱく質、ビタミン類、ミネラル類をバランスよく摂ることができ、特にたんぱく質は20g程度摂ることができます。
幼稚園の特製ソースをかけて美味しくいただきます。
今日の献立は「黒糖パン、牛乳、スパゲッティミートソース、ヒジキと枝豆のサラダ」です。「スパゲッティミートソース」はみんな大好きなメニューで、美味しくいただきました。さて、サラダですが、ヒジキには成長期に大切な栄養が含まれています。戻したひじき100gあたりには、カルシウムが160mg含まれ、カルシウムが多いイメージのある牛乳よりも含有量が多いのです、カルシウムは骨の主な成分であり、不足すると骨がもろくなるおそれが。骨の健康を維持するためにしっかり摂りましょう。また、水溶性食物繊維が豊富に含まれています。水溶性食物繊維は水分を抱え込む性質があり、便をやわらかくするのに役立ちます。硬めの便にお悩みの方にぴったりです。そして、ヨウ素が含まれ、ヨウ素は微量ミネラルの一種で、甲状腺ホルモンの主な材料です。甲状腺ホルモンは基礎代謝を促したり、たんぱく質の合成に関わったりしています。そして枝豆には、ビタミンB1を始めとするビタミンB群の供給源となって、3大栄養素からのエネルギー産生やこれらのスムーズな分解・合成に関与し、健康維持に役立ちます。そして、豆は、体の様々な調節機能を十全に発揮させるために必要な種々のミネラルを広範に含み、これらの包括的な供給源となります。特に「食生活指針」や「健康日本21」で特記されたように、不足しがちなカルシウムの重要な供給源となります。また、鉄、カリウム、亜鉛も豊富に含み、これらの効率的な供給源となります。また、枝豆は、様々な食品の中で最も多く食物繊維を含む食品の一つであり、その最も効率的な供給源となります。
今日はみんなの大好きな「マーボー豆腐」です。さて、麻婆豆腐が生まれたのは、およそ100年前の清王朝末期のこと。四川省の都・成都に住んでいたチャオチャオという顔にあばた(天然痘が治った後に、顔に残ったくぼみのようなもの)がある女性が生み出しました。17歳で結婚したチャオチャオは、豆腐屋と羊肉屋と共に並ぶ3軒続きの長屋に夫と暮らしていましたが、夫は結婚して10年後に急死します。若くして未亡人となり、以降も独身を貫いたチャオチャオ。彼女が生活の糧として選んだのは料理でした。チャオチャオの住まいの両隣にはそれぞれ豆腐屋と羊肉屋が並んでいて、そこから食材を調達していたので、豆腐と羊肉を使った料理を考案しました。その料理こそが「麻婆豆腐」です。チャオチャオ自身は当初「羊肉料理」と名付けていたそうですが、彼女が亡くなってからは名前に変化が。「あばた」という意味をもつ「麻」の字と、「妻」や「身持ちの固いおばさん」という意味をもつ「婆」の字を合わせて「麻婆豆腐」と呼ばれるようになったそうです。
今日は「筑前煮」です。筑前煮は野菜と肉とを煮合わせたもので、福岡県の筑前地方の日常料理であったところから筑前煮の名がつき、当地では「がめ煮」の名もあります。鶏肉や、川魚ではコイ、フナ、ナマズ、海魚ではコチ、ホウボウ、スズキなどが多く用いられ、野菜はサトイモ、キノコ、ニンジン、ゴボウなどで。材料は適当な大きさに切り、鍋(なべ)に食用油を注いでこれら材料を炒(いた)め、みりんと酒をひたひたに加え、煮立ったところでしょうゆを注ぎ、とろ火にして汁のなくなるまで煮つめます。一種の煮しめで、煮あげる直前に、彩りにサヤエンドウ、インゲンなどの青みを加えます。栄養たっぷりのおかずです。
今日の献立は、「食パン、牛乳、アンサンブルエッグ、ポテトサラダ」です。アンサンブルエッグは、子どもたちから好評で美味しくいただきました。さて、卵はミネラルやビタミン、脂質やタンパク質のバランスがよい食材で、スーパーや八百屋のほか、近年ではコンビニでも販売されており、さまざまな品種から選べます。また低カロリーで糖質が低いものの、タンパク質が豊富なため、運動をしている方やダイエット中の方にも最適です。卵は栄養バランスがよいことや含まれる栄養素が豊富なことから、完全栄養食とも呼ばれています。卵が完全栄養食と呼ばれる理由は、栄養バランスが優れていること、殻や黄身など全体に栄養が詰まっていることが挙げられます。アミノ酸スコアは、食材に含まれる必須アミノ酸の種類のパーセンテージを指します。アミノ酸の種類の割合が高いほど、よい栄養バランスです。1つでも必須アミノ酸の種類が減ると、栄養バランスが崩れ、アミノ酸スコアの数値も低くなります。必須アミノ酸は人間の体の中では生成できないため、食べ物から摂取しなければなりません。献立を工夫して、複数の食材から栄養を摂取し、アミノ酸スコアを上げることも可能です。卵のアミノ酸スコアは100で、すべての必須アミノ酸がバランスよく含まれています。
今日の献立には、ハロウィンで「カボチャ型のハンバーグ」が提供され美味しくいただきました。また、「豆乳スープ」も供され、「豆乳」には豊かな栄養がたくさんあり、ビタミンEが豊富な食材です。ビタミンEには血行促進作用があり、新陳代謝をサポートして、肌のターンオーバーを促すはたらきがあります。また、イソフラボンが含まれています。イソフラボンは肌を保湿する作用のほか、過剰なメラニンの生成を抑えるので、シミやソバカスの対策にも役立ちます。豆乳には、レシチンやサポニンといった成分が含まれ、レシチンは水と油を混ざり合わせる作用があり、血液中の余分なコレステロールを溶かすはたらき、サポニンは腸で吸収したブドウ糖と脂肪の合成を抑制するので、脂肪の蓄積を抑え、肥満の対策に役立ちます。豆乳には、大豆由来のオリゴ糖が含まれ、オリゴ糖は人の消化酵素ではほとんど分解されず、そのまま腸まで届く栄養素で、腸内で善玉菌であるビフィズス菌のエサとなって、増殖を助けます。豆乳に含まれるビタミンEは、毛細血管を広げて血行を促すはたらきがあります。血行が良くなると冷えの対策になるほか、筋肉に十分な酸素や栄養が行き渡るため、肩こりにも役立ちます。大豆に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンに似た構造をしているのが特徴で、体内では、エストロゲンの過不足を補うはたらきがあります。
今日は「菜飯」です。菜飯には「大根の葉」などが使われていますが、大根の葉は、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄などのミネラル、βカロテン、ビタミンK,C、葉酸などのビタミンが豊富に含まれている緑黄色野菜です。中でもカルシウムは小松菜が100gあたり170mgに対して大根葉は260mgととても豊富で、カルシウムが豊富に含まれている印象の強い牛乳の110mgより多く含まれています。鉄もほうれん草の2.0mgよりも多く含まれていて3.1mgになっていて、鉄の吸収を高める効果のあることで一緒に取りたいビタミンCが53mg含まれているので、効率よく鉄が吸収されることになります。ドライアイや視力低下、免疫の低下や風邪、口内炎を防ぐとされるβカロテンも3900マイクログラムと豊富に含まれ、「大根の葉」は捨てるのがもったいない部分です。
今日の献立の野菜は「切り干し大根のサラダ」です。幼稚園の給食に「切り干し大根」は頻回に登場します。とても栄養価が高く、育ち盛りの子どもたちに効果的な食材です。大根を細切りにして乾燥させたのが「切り干し大根」。乾燥させることで甘みが増し、うま味と栄養価が凝縮します。食物繊維が多く含まれ、保存にも優れた切り干し大根。皮付き大根の根(生)にはカルシウム24mg、カリウム230mg、葉酸34μg(マイクログラム)食物繊維1.4gなどの栄養があります(可食部100g当たり)。一方、同じ重量の切り干し大根の栄養素を見ると、カルシウム500mg、カリウム3500mg、葉酸210μg、食物繊維21.3gと、根(生)より多く含まれていることがわかります。
今日の献立には、「なめこ汁」です。なめこは、不溶性食物繊維の一種であるβ-グルカンをはじめ、食物繊維が豊富で、食物繊維はゆっくりと腸内を進み、腸壁にこびりついた老廃物などを排出します。便秘予防の効果もあり、腸内環境を整えることは健康維持の第一歩です。なめこのヌメヌメには、食物繊維が多く含まれ、胃や腸の中で水分を吸い込んで大きく膨らむため、腹持ちがよくなります。また、脂肪を燃焼し、糖質の代謝をアップするビタミンB群も豊富で、カリウムはむくみを解消し、ナイアシンも脂質の代謝をサポートします。カリウムは同じミネラルであるナトリウムを体外へ排出する作用があり、塩分のとり過ぎが原因となる高血圧の予防として効果が期待されています。そして、カリウムを多く摂取することで、脳卒中のリスクが低下することも分かっています。なめこには「コンドロイチン」という栄養素が含まれていて、コンドロイチンは、肌に潤いを与えアンチエイジングにも効果が期待できます。さらに、なめこに含まれる「トレハロース」という栄養成分も注目されています。トレハロースは、多くの化粧品にも使用されている自然界の糖で、高い保湿力で肌の乾燥を防いでくれます。β-グルカンは、きのこ類に多く含まれる不溶性食物繊維の一種で、β-グルカンは、免疫機能の中枢である「マクロファージ」「キラー細胞」を活性化し、免疫力の増強によって、がんの増殖を抑えたり、生活習慣病予防効果が期待できます。
今日は「揚げパン」です。子どもたちは「揚げパン」が大好きで、口の周りをカカオパウダーで染めながら美味しく楽しく食べていました。さて、カカオに含まれる栄養素のうちカカオポリフェノールですが、ポリフェノールは、植物が光合成をおこなうときにできる化合物の総称で、多くの植物に含まれ、自然界には8,000種以上ものポリフェノールがあるとされています。ポリフェノールは抗酸化作用が強いことから、生活習慣病予防などに効果的で、苦味・渋味・色素の成分のため、コーヒー・緑茶・赤ワインといった、苦味や渋味が強く、色が濃い飲料に多く含まれています。カカオポリフェノールは、そのなかでもカカオ豆に多く含まれるポリフェノールのことです。カカオポリフェノールを摂取することで、活性酸素を抑え、コレステロールの酸化を防ぎ、動脈硬化や心臓病などを予防、抗酸化作用は肝機能の改善に役立つため、中性脂肪が過剰に溜まってしまった脂肪肝にも効果的です。さらに、カカオポリフェノールの抗酸化作用によって、細胞を若返らせる効果が期待でき、血管を拡げる作用があるため血圧低下にも効果的です。そして、脳の活動を支える「BDNF(Brain-derived neurotrophic factor)=脳由来神経栄養因子」に働きかける効果もあり、脳は、加齢とともに記憶などの認知機能が低下していきますが、神経細胞の動きを活発化させることで、認知機能を高める効果が期待できます。
今日の献立は、「ご飯、ちゃんこ汁、ハムカツ、酢の物、型抜きチーズ」です。一般的に「ちゃんこ」と聞くと、色々な具材の入った鍋料理のことを思い浮かべますが、本来は相撲力士が作り食べる料理全般のことを「ちゃんこ」と呼び、相撲力士はその大きな体格を管理する関係から、栄養バランスのとれた鍋料理を食べることが多いため、「ちゃんこ=鍋」という認識が広まりました。ちゃんこの語源は諸説あり、1)長崎へ巡業した力士が、中国から長崎に伝えられた板金製の大きな鍋「チャンクォ」を「ちゃんこ」と訛って呼んだことから、大鍋で大量に作る力士の食事を「ちゃんこ」と呼ぶようになったという説。2)父ちゃん、爺ちゃんのことを親しみを込めて「ちゃん」と呼ぶことがあります。そこに子供の「こ」をつけて、「父と子」→「師匠と弟子」で食べる食事のため「ちゃんこ」と呼ぶようになったという説。3)料理番の力士を「父公(ちゃんこう)」と呼ぶためという説もあります。いずれにせよ、幼稚園の「ちゃんこ汁」は具沢山で栄養たっぷり、美味しくいただきました。
今日は「モズク」のスープです。モズクは低カロリーなので、栄養価も低いように思われがちです。しかし、食物繊維が豊富でミネラルも含まれ、モズクは健康効果の高い食品なのです。食物繊維は、体内で消化されずに大腸まで運ばれる成分で、腸の中でさまざまな働きをし、便秘や動脈硬化、心臓疾患などの予防にも役立ちます。さらに、モズクのぬめり成分には水溶性食物繊維の一種であるフコイダンが豊富で、その含有量は藻類の中でもトップです。そしてフコイダンには余分なナトリウムやコレステロールを排出して、血圧や血糖値の上昇を抑える働きがあるほか、さまざまな健康効果が期待されています。また、モズクには、丈夫な骨をつくるカルシウムやマグネシウムが含まれ、この2つの栄養素は、互いに干渉しながら私たちの体の中でさまざまな働きをするので、バランスが重要だと考えられています。モズクは、カルシウムとマグネシウムのバランスがよいという点でも、オススメの食品です。
今日の献立は「鮭ご飯、豆腐の味噌汁、切り干し大根の煮付け、スパゲッティサラダ」です。「鮭ご飯」は子どもたちの人気メニューです。鮭は、必須アミノ酸のバランスがよく含まれた良質な動物性たんぱく質源で、また、脂質、女性ホルモンの代謝、ヘモグロビンの合成を助けるビタミンB6が含まれます。そのため、・健康な皮膚や髪を作る・貧血予防・脂肪肝予防・PMS(月経前症候群)の症状を和らげるなどが期待でき、女性にたくさん食べていただきたい食材です。
今日、ひかり幼稚園では「ハヤシライス」です。第二ひかり幼稚園は「10月誕生会」で、昨日「ハヤシライス」でした。献立は、「ハヤシライス、牛乳、キャベツのマリネサラダ、フルーツ(パイナップル)」です。幼稚園特製の牛肉がたくさん入った「ハヤシライス」は教職員も子どもたちも大好きな献立です。みんな楽しくお腹いっぱいいただきました。今日も残量が少なく、食べ込みが良くて嬉しく思います。
今日は「イワシのゴマ味噌煮」です。イワシの体にはたくさんの栄養素がギュッと詰まっており、私たちの健康促進にぴったりの食材です。イワシには、体内の赤血球を作るために必要な鉄が多く含まれ、鉄分を摂ることで、貧血になるリスクや集中力の低下を防ぐことができます。また、EPAは、アレルギー疾患や動脈硬化の予防と改善に効果がある栄養素で、体内で作れない栄養素なので、食品やサプリメントから摂取する必要があり、魚介類のなかでも新鮮なものや、旬のものに多く含まれています。DHAは高血圧や皮膚炎の予防改善だけでなく、記憶力の向上にも効果があると言われ、こちらも体内では生成できない栄養素のため、食品から摂取する必要があり、イワシには豊富に含まれています。イワシをはじめ、牡蠣・サバ・マグロなどの魚介類に含まれているタウリンは、胆汁を生成するときに体内のコレステロールを消費するため、コレステロール値を正常化させる働きがあり、アルコールの分解で負荷がかかる肝臓を守り、再生させる役割も果たしています。二日酔いのもとでもあるアセトアルデヒドの分解もできるため、お酒好きやお酒に弱い方にもおすすめの栄養素です。ペプチドは、魚由来のイワシペプチドや魚肉ペプチド、大豆由来の大豆ペプチドなど、様々な種類があり、イワシが含んでいるペプチドには、血圧の安定化やアンチエイジングに効果があります。三大栄養素のひとつ、たんぱく質は、日々のエネルギー源としてはもちろん、体重の約5分の1を占め、体を作るために必要不可欠な栄養素です。たんぱく質の材料のなかには体内で作れないものもあるため、私たちは毎日食品からたんぱく質を摂取しなければなりません。イワシは100gあたり24.6gのたんぱく質を含んでいます。牛乳やヨーグルトなどの乳製品に含まれているイメージがあるカルシウム。カルシウムには、骨を強くする働きがあり、体内のカルシウムの99%は骨と歯にあって、残りの1%は血液中や細胞に含まれています。血液中のカルシウムが不足すると骨から溶け出して補強するのですが、放っておくと骨がもろくなり、骨粗しょう症のリスクが高まります。
今日の献立は、「ワカメご飯、カレーうどん、エビ団子フライ、ナムルサラダ」です。子どもたちの大好きなメニューですが、エビを使った「エビ団子フライ」にはエビの豊かな栄養が入っています。エビにはタウリンという栄養が豊富に含まれ、魚介類や軟体動物に豊富に含まれているアミノ酸の一種で、血中の悪玉コレステロールを抑え、善玉コレステロールを増やす作用があり、血圧を正常に保ったり、動脈硬化を予防し、さらに肝機能強化にも効果が期待できる栄養です。また、エビはタウリンやアルギニン、プロリンやグリシンやグルタミンなどのアミノ酸を含みますが、良質なタンパク質も多く高タンパクな食材で、タンパク質はご存じのとおり、筋肉の主成分となります。また、筋肉以外にも、臓器や皮膚、爪、髪などカラダのあらゆる組織をつくる成分となります。皮膚や髪、爪などの健康が保たれているのもタンパク質のおかげです。エビの身は高タンパクでありながら、脂肪の含有量が少なく、低脂質です。タンパク質には、抗体や酵素の原料となったり、ヘモグロビンの原料となる働きがあります。タンパク質が不足すると免疫力が低下したり、疲れやすいカラダになります。エビにはビタミンEの栄養も比較的多く含まれ、強い抗酸化作用をもつビタミンEは「若返りのビタミン」とも呼ばれ、細胞が酸化するのを抑え、老化を防止する効果があります。そして、エビにはアスタキサンチンも多く含まれ、赤色の天然色素のアスタキサンチンは、眼精疲労の改善や動脈硬化の予防などが期待され、栄養が届きにくい細部にまで入り込むことができるという特徴があるため、眼の奥や脳にまでしっかりと行き届き、効果を発揮します。
今日は子どもたちの大好きな「チキンナゲット」の献立ですが、鶏のもも肉には、タンパク質と脂質が豊富に含まれます。タンパク質は、アミノ酸から作られている栄養素です。人の体の中で作ることができないアミノ酸を必須アミノ酸と呼び、全部で20種類あります。この20種類のバランスが良いものはタンパク質の中でも良質なタンパク質と呼ばれ、積極的に取り入れたい成分で、タンパク質を取り入れることで、筋肉が減少することを防げます。一方、タンパク質の不足によって筋肉量が減ってしまうと、基礎代謝と呼ばれる何もしなくても消費できるエネルギーの量も減り、痩せにくくなるため注意が必要です。また、鶏肉に多く含まれるアミノ酸がつながったイミダゾールペプチドには、疲労回復効果や運動能力の向上、老化を予防する効果もあります。肌や骨に多く含まれるコラーゲンの材料は、アミノ酸で、必須アミノ酸をしっかり摂ることによって、体の中でコラーゲンの合成がしっかり行われます。コラーゲンは肌のハリを保つだけでなく、丈夫な骨を作るためにも欠かせない成分です。体内でコラーゲンが正常に作られることによって、骨粗しょう症も防ぐことに繋がります。
今日の給食には「しめじの味噌汁」が提供されます。「しめじ」に含まれる栄養成分は「ビタミンC」「ビタミンD」「ビタミンB1・B2・B6」「ナイアシン」「カリウム」「鉄分」「食物繊維」「アミノ酸」などで、普段の食生活で不足しがちなビタミンやミネラルを豊富に含み、毎日の食事に積極的に取り入れていきたい食材です。ビタミンDは紫外線を浴びる事で体内に生成され、カルシウムの吸収を助ける栄養素、ビタミンDを多く含み、このビタミンDが不足するとストレスを感じやすくなり、普段の生活には必要不可欠な栄養素。グルタミンとグルタミン酸も多く含まれていて、代謝にかかわる栄養成分で、疲労回復に役立ち、免疫力の強化もできて病気に負けない体づくりに最適です。チロシナーゼ阻害物質という栄養成分も含まれ、シミの原因と言われているメラニン色素の生成を抑制し、美白効果が期待できます。しめじに含まれる栄養成分は疲労回復・免疫力低下・美肌効果などの効果・効能が期待でき、老若男女問わず幅広い人々が毎日の食生活に取り入れたい健康食品です。
今日の献立は、「ご飯、ジャガイモの味噌汁、厚揚げのそぼろ煮、キャベツのマリネサラダ」です。「厚揚げのそぼろ煮」はみんなから好評なメニューで、いつも食べ込みが良く嬉しく思います。そして、キャベツのマリネサラダも優しい味わいで美味しくて、栄養もたっぷり摂れます。キャベツの栄養成分では、 キャベツ(結球葉、生)可食部100g当たりのエネルギーは23kcalで、 主だった栄養成分として、キャベツ100g当たりビタミンCが41mg、ビタミンKが78μg、葉酸が78μg含まれています。 キャベツには、胃の粘膜の保護や再生を促進させる「ビタミンU」が含まれていることでも有名で、ビタミンUは、厳密にいうとビタミン類ではなく「ビタミンに似た働きをする成分」です。そして、キャベツから発見された成分であることから、通称「キャベジン」とも呼ばれています。
今日は「ひじきと大豆の煮もの」の献立です。ひじきや大豆、野菜は成長期の園児にとって大切な栄養素を多く含んでいるのでたくさん食べてもらいたい食材です。ひじきは鹿の黒くて短いしっぽや角に似ているところから昔「鹿尾菜」「鹿角菜」と書かれ、ひじきにはカルシウムや鉄分、食物繊維がたっぷり含まれています。カルシウムは、昆布の2倍含まれ、骨を丈夫に、イライラをやわらげる効果があります。鉄は貧血に有効です。ひじきの鉄の吸収はよくないのですが、大豆や野菜と一緒に食べると、野菜のビタミンCが鉄の吸収を助けます。そして、大豆は中国で4000年から5000年前にすでに栽培されていたそうです。日本には、約2000年前の弥生時代に稲作と一緒に朝鮮半島からつたわったといわれ、大豆にはタンパク質が豊富に含まれ、また、大豆は米に不足する必須アミノ酸のリジンが多く、米には大豆に足りないメチオニンをふくんでいます。
今日は煮魚の「カレイ」です。カレイは、その独特の形状と、淡泊でありながらも繊細な味わいが特徴の魚種で、見た目や風味だけでなく、カレイには体に良いとされる様々な栄養素が豊富に含まれています。まず、カレイは優れたたんぱく質源です。100gあたり約16gのたんぱく質を含んでおり、これは牛肉や鶏肉と比較しても十分な量で、魚のたんぱく質は消化吸収が良いと言われていますので、日々のたんぱく質摂取源として最適です。次に、カレイにはビタミンDが豊富に含まれ、ビタミンDは骨を丈夫にし、免疫力を強化することが知られています。カレイ100gあたりで約8.5のビタミンDを摂取することができ、これは一日に必要なビタミンD摂取量の約85%に当たります。さらに、カレイは良質な脂質も含んでいます。この脂質には不飽和脂肪酸が含まれており、特にDHAやEPAなどのオメガ3脂肪酸が豊富です。これらは心臓病の予防や脳の機能向上に役立つとされています。
今日は子どもたちが大好きな「イカ焼きそば」です。ムラサキイカ野菜がたくさん入った「イカ焼きそば」には優れた栄養があります。イカにはタウリンが豊富に含まれています。このタウリン、栄養ドリンクなどでおなじみの栄養素で、タウリンには、肝臓の機能を向上させる効能や血圧、コレステロール値の上昇を抑える効能があります。イカの栄養で特徴的なのが、タンパク質が多く、脂質が少ない点で、特に、イカ類の中でもコウイカやスルメイカは脂質が低くなっています。タンパク質は筋肉や臓器、皮膚、爪などのカラダを作る主成分となる栄養です。また、イカにはコラーゲンも豊富に含まれ、コラーゲンには美肌効果が期待できます。私たちの肌は、約70%がコラーゲンで形成されており、コラーゲンが肌の内側から支えることで肌の弾力や潤いを保ちます。そして、イカにはビタミンB12が豊富に含まれ、ビタミンB12は赤血球を作り、血液を増やす栄養で貧血(巨赤芽球貧血)を予防する効能があります。
今日は「フーチャンプルー」です。フーチャンプルーはゴーヤチャンプルーと名前が似ているが、違う食べ物で、チャンプルーは沖縄の言葉で「ごちゃ混ぜにした」というような意味、いろいろな食材を混ぜて炒めた料理のことを指しています。ゴーヤチャンプルーはゴーヤを主役に、豆腐や豚肉、卵などを炒めた料理。一方でフーチャンプルーはゴーヤではなく車麩をメインに使った炒め料理です。車麩は沖縄ではメジャーな食材で、炒め物などの料理によく使われ、大きな輪の形をした車麩は見ためにもインパクトがあり、食べごたえもあってとても美味しいく、高タンパクで低脂質なので、肉の代わりとして食べている人も多いそうです。麩の栄養はすごく、高タンパク質で低脂質、ナトリウムが豊富、カルシウムが豊富、鉄や亜鉛そしてミネラル分が凝縮されているスーパーフードです。
今日は十五夜です。給食には「お月見デザート」が提供されました。幼稚園では季節感も大切にいています。
今月「9月誕生会メニュー」では「栗ご飯」が供され、季節ごとに旬な食材を用いて子どもたちの情操も育てたいと考えています。
今日の献立は、「タンメン、黒糖パン、焼き繰りのコロッケ、フルーツのヨーグルト和え」です。タンメンは実は日本の関東地方が発祥です。タンメンは、もやしやキャベツ、キクラゲなどたっぷりの野菜を豚肉と一緒に炒めて、塩味のスープと一緒に煮込んで、中華麺と共に盛り付けて作られる麺料理のことです。ちなみに、漢字の湯麺も「タンメン」と読みますが、タンメンと湯麺は同じではなく、湯麺とは、中華料理の中でも「スープに入った麺」の総称で、スープ入りの麺料理は全て「湯麺」です。「湯麺」と炒めた野菜に塩味のスープを加えた麺料理の「タンメン」とは、意味が異なるようです。
今日の献立は、「キーマカレー」です。キーマカレーは子どもたちからも職員からも好評です。キーマカレーはインドの言葉であるキーマ(こま切れ、ひき肉)が由来となっています。その名のごとく、ひき肉のカレーということになります。「ひき肉のカレー料理」という意味だけなので、具の内容や調理の仕方などに決まりはありません。キーマカレーはドライカレーとは内容が違い、ドライカレーは、「乾燥している、汁がない」状態のカレー風味のチャーハンやピラフのことで、ドライカレーの内容によっては、ひき肉を使用しないときもあります。キーマカレーとドライカレーは、ひき肉を使っている のか料理しているか、という点が大きな違うポイントとなります。日本では家庭料理のメニューとして、ドライカレーが独自の進化してきたために、キーマカレーとドライカレーと混同されやすいようです。今日も美味しくいただきました。
今日の献立は、「ご飯、切り干し大根の味噌汁、炒り豆腐、胡麻和え、牛乳」です。幼稚園の「炒り豆腐」は優しい味わいで子どもたちから好評です。豆腐には、主要な栄養素であるタンパク質や脂質の他にも、体に良い機能性成分を多く含んでいます。豆腐に豊富に含まれるたんぱく質は、コレステロールの低下や血圧上昇の抑制を期待できる成分で、脂質に多く含まれているリノール酸もコレステロールに働ける効果があり、善玉コレステロールを増やす作用を期待できます。高血圧やコレステロール値の異常などの改善に効果的で、それらが原因になる動脈硬化を防ぎ、脳出血や心筋梗塞などを予防できるのが魅力です。不飽和脂肪酸で構成された成分のレシチンは、血管に付着したコレステロールを溶かしたり、付着を予防したりする働きがあり、動脈硬化の予防に効果を期待できます。大豆に含まれるβコングリシニンには内臓脂肪を減少させる効果があり、レシチンとともに体内に働きかけ、肝臓に脂肪が多くなる脂肪肝の予防にもつながります。レシチンにはコリンという成分も含まれていて、2つの成分によって脳を活性化する役割を果たし、神経細胞の材料になるレシチン、レシチンから分解され情報伝達物質に変化するコリンによって、記憶力や集中力を高めるのが特徴です。サポニンは、豆腐の食感や風味の要因となる成分で、様々な効果が発見されており、脂肪蓄積の予防、便通の改善、血栓の予防など、成人病や老化などを防ぐ栄養として注目されています。大豆に多く含まれるイソフラボンは、女性ホルモンと似た働きをすると言われ、女性ホルモンの減少が原因のひとつと考えられる骨粗しょう症や更年期障害などの予防につながり、乳がんや前立腺がん、胃がんの予防にも効果的と考えられ、日本人が欧米人よりもこれらの発症が少ないのは豆腐を多く食べるからと指摘されるほどです。豆腐に甘みを感じるのは、オリゴ糖を多く含んでいるからで、腸内の悪玉菌の増殖を抑えたり、免疫力を向上したりするビフィズス菌の栄養源になり、体内のビフィズス菌を増やすことができます。腸の動きの活性化、発がん物質の分解などの働きがあるので、便通改善やがんの予防に効果的でしょう。カルシウムは、骨や歯などをつくる栄養です。イライラしやすいとカルシウム不足というように、気持ちをコントロールする上でも重要と考えられています。豆腐にはカルシウムが多く含まれているだけではなく、吸収しにくいカルシウムを他の食材と組み合わせて摂取しやすいのが魅力。様々な食材と調理できるので、カルシウムの吸収をサポートするビタミンDを含むものと一緒に食べやすいです。成人病の予防などに関する栄養が多かったですが、豆腐に含まれる豊富なビタミンは美容に効果的で、肌の調子を整えるビタミンE、皮膚や粘膜に働きかけるビタミンBなど、美しい肌を体内からサポートしてくれます。
今日は子どもたちの大好きな「唐揚げ」です。鶏肉には「たんぱく質」が豊富に含まれていると言われ、たんぱく質は筋肉や皮膚、髪や爪など、身体のあらゆる組織をつくるのに欠かせない栄養素。健康を維持するためにも、たんぱく質は毎日しっかり摂取することが推奨されています。また、たんぱく質を構成するアミノ酸の中には、体内でつくることができない「必須アミノ酸」が含まれていて、鶏肉にはこの「必須アミノ酸」がバランスよく含まれています。また、ビタミンも含まれ、たんぱく質の代謝に欠かせないとされるビタミンAやビタミンB群、ビタミンKも、鶏肉に含まれていて、ビタミンB群の中のひとつであるナイアシンには、皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きがあると言われています。
今日の献立は、「かき揚げ丼、味噌汁、お豆のサラダ、ヨーグルト」です。「お豆のサラダ」英栄養がいっぱい。豆は、ビタミンB1を始めとするビタミンB群の供給源となって、3大栄養素からのエネルギー産生やこれらのスムーズな分解・合成に関与し、健康維持に役立ち、体の様々な調節機能を十全に発揮させるために必要な種々のミネラルを広範に含み、これらの包括的な供給源となります。特に不足しがちなカルシウムの重要な供給源となり、鉄、カリウム、亜鉛も豊富に含み、これらの効率的な供給源となります。豆は、様々な食品の中で最も多く食物繊維を含む食品の一つであり、その最も効率的な供給源となります。
今日の献立は、「ハヤシライス、牛乳、和風サラダ、バナナ」です。「ハヤシライス」は子どもたちも教職員も大好きです。そして、「バナナ」は栄養がいっぱい。バナナにはさまざまな栄養が含まれていますが、特に豊富なのが糖質で、バナナ100gあたりには、糖質が21.4g含まれ、糖質は脳にとって重要なエネルギー源。糖質が不足すると脳へのエネルギー供給が滞り、思考力・集中力が低下するおそれがあります。また、バナナ100gあたりに、食物繊維が1.1g含まれ、バナナの不溶性食物繊維は、便の量を増やして腸の運動を促すため、便秘対策に役立ちます。そして、腸内の善玉菌を増やす作用があるオリゴ糖が多く含まれ、腸内環境が気になる方にぴったりの果物です。さらに、バナナ100gあたりには、セロトニンの材料となるトリプトファンが10mg含まれています。セロトニンは人の精神面に関わるホルモンで、ストレスを感じると分泌量が増え、自律神経を整えてくれます。加えて、トリプトファンのほか、セロトニンの合成に必要なビタミンB6や炭水化物も豊富で、ストレス対策にぴったりです。バナナ100gあたりには、ビタミンCが16mg含まれ、ビタミンCはコラーゲンの合成に関わるほか、メラニン色素の生成を抑える作用があり、日焼け対策に役立ちます。ビタミンCは抗酸化作用があり、シミの原因となる活性酸素から身体を守ってくれます。バナナ100gあたりには、カリウムが360mg含まれ、カリウムはナトリウムとともにはたらき、細胞内の水分を調整する作用があるミネラルで、むくみの原因になるナトリウムの排泄を促す作用があります。
今日の献立は「クロワッサン、牛乳、イカ焼きそば、豆乳デザート」です。「イカ焼きそば」は好評メニューで食べ込みもよく大満足の味です。豆乳デザートも美味しくて栄養満点です。豆乳は大豆が原料で、豆腐に固める前の乳液の状態のものです。大豆には植物性タンパク質が30%程度含まれ、そのほとんどが水溶性のため、豆乳に残っています。吸収率が高く、吸収速度が牛乳タンパク質に比べて遅いのが特徴です。女性ホルモンの代表であるエストロゲンに似た構造をしているイソフラボンが多く含まれ、加齢に伴い減少する女性ホルモンの代替ホルモンとして、骨の健康維持にも期待されている優れた食材です。
今日はみんな大好きな「すき焼き」です。江戸時代に、畑作業の合間に農作業に使う鋤(すき)を使って、魚や豆腐、野菜を焼いて食べていて、鋤で焼くことから「鋤焼」と呼んでいたそうです。これが、すき焼きの始まりと言われています。また、江戸時代には牛や馬の肉を食べてはいけないという決まり事がありましたが、隠れて捕らえたイノシシやシカをさばいて、こっそり鋤焼にして食べていたという説もあります。幼稚園の子どもたちも教職員も大好きな献立で、今日は残量もほとんど無く、たくさん食べてくれました。
今日の献立は、「ご飯、ワンタンスープ、アンサンブルエッグ、春雨サラダ、牛乳」です。ワンタンですが、中国料理のメニューに「(うどん)」の文字があり、よくよく見るとちょっと違うこちらの「(フントゥン)」とは、実は日本でもお馴染みの「ワンタン」なのです。ワンタンは、中国全土で食べられており、地域によって様々な名前で呼ばれています。中国北部を中心に多くの地域では、(hun tun/フントゥン)と呼ばれています。この料理に大いなる発展をもたらした広東では(wan4 tan1/ワンタン)と呼ばれており、これが日本でもワンタンと呼称する元となりました。四川では抄手(ch?o sh?u/チャオショウ)、福建・台湾では扁食(bi?n shi/ビェンシー)と呼ばれています。その起源は、皮で餡を包む中国北部の料理にあり、唐代までは水餃子との明確な区別はありませんでした。その後、(フントゥン)と名称が定まって行く過程で、水餃子とは違った料理として発展していったのです。冒頭の(うどん)のルーツも、に求められるという説もあります。
今日は「ご飯、豚汁、はんぺんの卵とじ、大学芋」の献立です。「豚汁」には栄養がたっぷり。豚汁の主役である豚肉はビタミンB1が豊富に含まれ疲労回復の効果があります。大根はでんぷんの消化酵素であるジアスターゼが多く含まれており、ほかにもグリコシダーゼなどの酵素が含まれているため、食物の消化を助けるとともに腸の働きを整えてくれます。にんじんにはカロテンが多く含まれ、カロテンは体内でビタミンAに変換され、髪の毛の健康維持や視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、喉や肺などの呼吸器系統を守る働きがあります。ごぼうは豊富な食物繊維で、腸の機能を整えます。さといもはカリウムを多く含んでいて、ナトリウム(塩分)を排出する役割があります。そして味噌です。味噌の代表的な効果を挙げると、がん予防、コレステロールの抑制、消化促進、整腸作用、胃潰瘍の予防、美容効果、脳の活性化、老化防止、基礎代謝の促進など、さらに主原料である大豆には、良質のたんぱく質が多く含まれ、そのなかには生命維持に不可欠な必須アミノ酸ほか、過酸化脂質の増加を防ぐといわれているサポニン、ビタミン群、カリウム、カルシウム、食物繊維など様々な栄養素が豊富に含まれている。というように、豚汁には多くの効果が期待できます。
今日の献立は、「ご飯、卵とモズクのスープ、切り干し大根の煮付け、マカロニサラダ」です。モズクと卵のスープは美味しくて栄養も豊富です。もずくは低カロリーなので、栄養価も低いように思われがちです。しかし、食物繊維が豊富でミネラルも含まれ、もずくは健康効果の高い食品なのです。食物繊維は、体内で消化されずに大腸まで運ばれる成分で、腸の中でさまざまな働きをし、便秘や動脈硬化、心臓疾患などの予防にも役立ちます。さらに、もずくのぬめり成分には水溶性食物繊維の一種であるフコイダンが豊富で、その含有量は藻類の中でもトップです。そしてフコイダンには余分なナトリウムやコレステロールを排出して、血圧や血糖値の上昇を抑える働きがあるほか、さまざまな健康効果が期待されています。また、もずくには、丈夫な骨をつくるカルシウムやマグネシウムが含まれ、この2つの栄養素は、互いに干渉しながら私たちの体の中でさまざまな働きをするので、バランスが重要だと考えられています。もずくは、カルシウムとマグネシウムのバランスがよいという点でも、オススメの食品です。


日の給食はツナ(マグロ)を使った「ツナじゃが」です。マグロには、子どもたちの成長に必要な豊かな栄養がたくさん含まれています。不飽和脂肪酸であるDHAやEPAが含まれ、体内では合成することができない脂肪酸なので、摂取する必要があります。DHAには、脳細胞を活性化させて情報の伝達を上げる働きがあり、学習能力の向上や認知症の改善などの効果が期待でき、EPAには、血液中のコレステロールや中性脂肪を減らして血流をよくする働きがあり、動脈硬化や高血圧などの予防に効果的。また、これらの脂肪酸は生活習慣病を予防したり、血栓ができるリスクを下げたりする効果もあります。さらに、ビタミン類も豊富に含まれ、特に脂溶性であるビタミンA・D・Eの含有量が豊富です。また、良質なタンパク質が豊富に含まれます。タンパク質は、体内に取り込まれてもそのまま吸収できず、消化酵素の働きによってアミノ酸に分解され、皮膚や筋肉、臓器などを形成する材料となってその機能を維持してくれます。マグロに含まれているセレンは、人の必須栄養素の一つでタンパク質と結合することで吸収されるという特徴がある成分です。セレンは、細胞を傷つける活性酵素を体内から除去する力である抗酸化力が強いため、免疫力の向上の効果が期待でき、さらに、カドニウムや水銀といった人体にとって有害な金属の毒性を軽減する働きもあるのが特徴です。そして、肝機能を高め、コレステロールの代謝を促進する作用のタウリンや、鉄分、ビタミンEも豊富に含まれています。










本日、ひかり幼稚園ではJAなすのさんより那須の黒毛和牛の販売促進のPRを兼ねて、美味しい那須和牛を子どもたちにも食べてもらおうと、那須黒毛和牛のA5ランクの肉
20kg以上もの提供がありました。これを受けて幼稚園では牛丼300食分を調理して給食に供しました。那須和牛は酷と深みがあり、噛むほどに味わいが口の中いっぱいに美味しさが広がり、みんな大満足の給食となりました。JAナスのさんには感謝、感謝です。ありがとうございました。
























今日は「揚げパン」です。揚げたコッケパンに幼稚園の特製カカオパウダーをまぶした「揚げパン」は子どもたちから好評です。人が呼吸によって取り入れる酸素の一部は、酸化して活性酸素に変化します。活性酸素は人体にとって必要なものでもある一方、過剰に生成されると悪影響を及ぼすことがわかっています。カカオポリフェノールには活性酸素の働きを抑制する抗酸化作用がありますが、その他にもさまざまな健康効果が期待されています。脳の活動に必要な栄養素のひとつにBDNF(Brain-derived neurotrophic factor)があり、このBDNFは脳由来神経栄養因子と呼ばれるたんぱく質の一種で、神経細胞の発生、成長や維持、再生を促進します。脳内の記憶をつかさどる海馬に多く存在していて、神経細胞の働きを活性化させる効果が期待されており、脳の栄養と呼ばれています。カカオポリフェノールの摂取によって脳の血流量が増加し、BDNFの発現に良い環境を作ることで、認知機能を高めることができる可能性があると考えられています。








豆腐ハンバーグには木綿豆腐、鶏ひき肉、シイタケ、長ネギ、卵などが使われ、たんぱく質、ビタミン類、ミネラル類をバランスよく摂ることができ、特にたんぱく質は20g程度摂ることができます。
幼稚園の特製ソースをかけて美味しくいただきます。

今日は第二ひかり幼稚園で「11月誕生会」を開催いたしました。今月の誕生会メニューは「五目ごはん、モズクと卵のスープ、まぐろカツフライ、春雨のナムルサラ
ダ、デザート(湘南ゴールドゼリー)」で、「まぐろカツフライ」は味わい深く美味しく楽しくいただきました。また「モズクと卵のスープ」も優しい味わいでした。そ
して「五目ごはん」が何よりも好評で、参加者からも賛辞の声をいただき嬉しく思います。美味しく調理された幼稚園の給食は栄養もいっぱいです。
























今月の誕生会メニューは「五目ごはん、モズクと卵のスープ、まぐろカツフライ、春
雨のナムルサラダ、お米のババロアデザート」です。栄養いっぱいで美味しい幼稚園
の給食は、今月も参加した保護者の方から好評で、「美味しくいただきました」と賛
辞の言葉をたくさんいただきありがとうございました。




































ひかり幼稚園では、本日「10月誕生会」を開催いたしました。参加した誕生児の保
護者と一緒に「誕生会メニュー」の給食を美味しく楽しくいただきました。今月のメ
ニューは「鶏ごぼうご飯、田舎汁、鰤(ブリ)フライ、春雨のナムルサラダ、デザー
ト(巨峰ゼリー)」でした。


























今日はツナ(マグロ)を使った「ツナスパゲッティ」です。マグロには、子どもたちの成長に必要な豊かな栄養がたくさん含まれています。不飽和脂肪酸であるDHAやEPAが含まれ、体内では合成することができない脂肪酸なので、摂取する必要があります。DHAには、脳細胞を活性化させて情報の伝達を上げる働きがあり、学習能力の向上や認知症の改善などの効果が期待でき、EPAには、血液中のコレステロールや中性脂肪を減らして血流をよくする働きがあり、動脈硬化や高血圧などの予防に効果的。また、これらの脂肪酸は生活習慣病を予防したり、血栓ができるリスクを下げたりする効果もあります。さらに、ビタミン類も豊富に含まれ、特に脂溶性であるビタミンA・D・Eの含有量が豊富です。また、良質なタンパク質が豊富に含まれます。タンパク質は、体内に取り込まれてもそのまま吸収できず、消化酵素の働きによってアミノ酸に分解され、皮膚や筋肉、臓器などを形成する材料となってその機能を維持してくれます。マグロに含まれているセレンは、人の必須栄養素の一つでタンパク質と結合することで吸収されるという特徴がある成分です。セレンは、細胞を傷つける活性酵素を体内から除去する力である抗酸化力が強いため、免疫力の向上の効果が期待でき、さらに、カドニウムや水銀といった人体にとって有害な金属の毒性を軽減する働きもあるのが特徴です。そして、肝機能を高め、コレステロールの代謝を促進する作用のタウリンや、鉄分、ビタミンEも豊富に含まれています。












今月「9月誕生会メニュー」では「栗ご飯」が供され、季節ごとに旬な食材を用いて子どもたちの情操も育てたいと考えています。


今日は「鰆(さわら)の西京焼き」です。サワラは鰆と書くため、旬は春と思われがちですが、実は一概には言えません。関西では産卵のために瀬戸内海に集まったサワラがまとまって水揚げされる為、春が旬とされてきました。逆に関東で旬といわれる時期は冬で、「寒鰆」と呼ばれ、春のサワラとは別の魚種と感じるくらい脂乗りが良く異なる味わいとなっています。今日は定番の「西京焼き」で美味しくいただきました。





今日の献立は、「食パン、牛乳、カボチャひき肉フライ、ミックスサラダ」です。かぼちゃには栄養がたくさん入っています。黄色い実や緑の皮には、βカロテンが含まれ、βカロテンには、体をサビさせる活性酸素を除去する働きがあるため、がんや老化予防、免疫力を高める効果が期待できるでしょう。さらに、ベータカロテンは体内に入るとビタミンAに変換され、皮膚や粘膜を強化する効果も期待できます。冬至にかぼちゃを食べると良いと言われるように、寒くなり乾燥が進む時期には皮膚や粘膜がやられて風邪をひきやすくなるため、進んで取りたい栄養素です。ビタミンCも多く含まれ、ビタミンCは、シミの元となるメラニンの生成を抑える働きがあることで知られていますが、他にも、免疫力の強化や活性酸素の抑制、抗酸化作用による心疾患やがんの予防、コラーゲンの生成などさまざまな働きをす
る栄養素です。ビタミンAはレチノール、レチナール、レチノイン酸の総称で、脂溶性ビタミンの1種です。ビタミンAは、目や皮膚の粘膜を健康に保ったり、抵抗力を強めたりする働き、また暗いところで視力を保つ働きをします。さらには、抗酸化作用によって、健康維持やアンチエイジングにも効果が期待できる栄養素です。脂溶性ビタミンは、過剰摂取すると健康に悪影響を及ぼすと言われていますが、先述したβカロテンは、体内に入ると必要な分だけビタミンAに変換されるため、過剰摂取の心配がないと言われています。ビタミンEは強い抗酸化作用を持つ脂溶性のビタミンで、かぼちゃは100gあたり4.9gのビタミンEを含んで、これは他の野菜類の3.7倍ほどの量に相当することから、かぼちゃには高い抗酸化作用が期待できると言えるでしょう。ビタミンEは、体内の過酸化脂質の生成を抑えて血管や肌、細胞の老化を防止する働きをすることから、生活習慣病の予防やアンチエイジングに効果があるとされています。また、血行促進作用によって、冷え症や肩こり改善などにも効果が期待できる栄養素です。そして、かぼちゃは100g当たりおよそ20.6gの炭水化物を含有し、炭水化物は、脳や体を動かすエネルギー源として必要な栄養成分のため、体を維持するためには積極的に摂りたい栄養素です。




今日は大田原市湯津上産の「天狗ニラ」を使った、「天狗ニラまんじゅう」です。ニラと言えば、ニンニク等と同じように、「食べるとパワーが出る」と言われているスタミナ食材の1つで、ニオイが強く独特なので、好みが分かれる食材かもしれませんが、ニラの栄養素(パワーの源)は、そのニオイ成分に含まれているのです。ニラに含まれるβカロテンは、緑黄色野菜であるほうれん草よりも多く、「がん予防」や「動脈硬化の予防」「アンチエイジング」にも効果が期待出来ます。ビタミンKには血液を固める働きがあり、けがで出血した時、血を固めて止血を促す効果や骨を丈夫にするサポートをする働きがあります。カリウムも多く、体内の「塩分濃度の調整」をして「むくみを抑える」効果があります。ニラの強いニオイ成分はアリシンによるもので、疲労回復にとても効果があり、スタミナ食材と言われています。ニラに含まれる食物繊維は、腸の中にある水分を摂取して膨らみ、便の流れを促す効果がある「不溶性食物繊維」が多く、ニラを食べるだけでお通じが良くなるかもしれません。ニラがいっぱい入ったニラまんじゅう、栄養もあり美味しく頂きました。






今日の献立は「なめこ汁」です。幼稚園の給食には時々「なめこ」が登場します。なめこのヌメヌメとした粘液の成分は、水溶性食物繊維で、保水力があり、胃や鼻、喉の粘膜を保護し、ウイルスや風邪から守ってくれる効果があり、タンパク質を分解し、消化を促進する効果もあります。また、コンドロイチンが含まれ、コンドロイチンの成分は、肌に潤いを与え、肌の内側から栄養を保持し、美肌効果が期待でき、血中のコレステロールを下げてくれる効果もあります。きのこに含まれるトレハロースは、自然界の糖で「命の糖」とも言われるほど保湿力があり、トレハロースの成分は、その高い保湿力で、肌の乾燥を防ぐ効果があるので、多くの化粧品にも使われていて、ほかにも、血糖値の上昇も緩やかにし、善玉菌を増やしてくれるという効果もあります。さらに、なめこの栄養成分には、βグルカンが含まれ、βグルカンの成分には、免疫力を活性化してくれる効果があり、身体の免疫力を総合的に高めてくれると言われ、アレルギー対策にも効果があるようです。そして、ナイアシンはタンパク質や糖質、脂質の代謝をサポートする効果があり、身体の中に多く含むビタミンの成分です。また、アルコールのアセトアルデヒドを分解する効果も含まれています。なめこには優れた栄養が豊富に含まれています。





今日は「ひじきと大豆の煮もの」のおかずです。「ひじき」には豊かな栄養が含まれます。ひじきは海藻類に分類される食品で、そのためミネラル類が多く含まれ、特に多く含まれているのは、カルシウムとマグネシウム。カルシウムは骨や歯の健康を維持する働きをし、マグネシウムもカルシウムと同様骨や歯に多く含まれています。また、マグネシウムにはそのほかにも神経の興奮を抑える、エネルギー産生を助ける、血圧を維持するなどの働きがあります。ビタミン類で多く含まれるのは、脂溶性のビタミンKで、骨の形成に関わるほか、止血を助けるなど血管の健康にも関わる働きをします。ひじきはこれらの栄養素の働きから、加齢とともに気になり始める骨や歯の健康を守りたい人におすすめの食材だといえます。さらに、食物繊維も多く含まれ、腸内環境を整える作用があり、便通が整い便秘やお腹がゆるいなどの症状緩和が期待できます。






今日の献立は「ご飯、ワカメの味噌汁、メンチカツ、胡麻和え」です。ワカメなど海藻は、大気中から海中へ吸収された二酸化炭素を除去してくれます。陸域生物により吸収される二酸化炭素由来の炭素「グリーンカーボン」とならんで、「ブルーカーボン」とばれ二酸化炭素除去技術としての活用にも期待が高まります。国連環境計画(UNEP)が2009年に発行した報告書『Blue Carbon』のなかではじめて定義されました。生物による二酸化炭素の吸収というと、多くの人は森林など、陸域の生物を思い浮かべるでしょうが、海洋でも、陸域と同じように二酸化炭素が生物により吸収されています。最大の吸収源は沿岸浅海域(えんがんせんかいいき)に広がるマングローブ林や塩性湿地、海草藻場(うみくさもば)で、ここで光合成により吸収された二酸化炭素は、有機炭素として生物の体内を経て、海底に長期にわたって貯留されます。ワカメも二酸化炭素の除去に役立っています。





第二ひかり幼稚園では「9月誕生会」を開催いたしました。誕生会メニューは「栗ご
飯、アオサとイワシつみれ汁、海老カツフライ、10種のサラダ、豆乳パンナコッタ」です。「栗ご飯」が好評で「美味しい」とたくさんの賛辞を頂き嬉しく思います。また「海老のカツフライ」も子どもたちから人気のメニューで美味しく楽しくいただきました。そして、全園児への誕生会プレゼントは「マグカップ(プラスチック製)」でした。

























今日は「キャベツのマリネサラダ」です。キャベツは栄養も健康効果もとても高い野菜で、ビタミンCをはじめ「キャベジン」という別名で有名なビタミンU、ビタミンK、ベータカロチン、カルシウム、カリウム、葉酸などさまざまな栄養がたっぷり。ビタミンCは、抗酸化作用、免疫力を高め、疲労を回復、コラーゲンをつくって血管・皮膚・骨などを丈夫し、ストレスから体を守り、シミを防ぐ、など。「キャベジン」と呼ばれている栄養がビタミンUで、胃や十二指腸の健康を守るはたらきがある栄養素です。ビタミンKはカルシウムが骨をつくるのをサポートして骨を丈夫にする栄養素。また血液を固めるはたらきがあって、すばやく血を止めて傷の治りを早くするはたらきもあります。キャベツには意外にもカルシウムが多く含まれ、イライラを解消しておだやかな気分にし、ビタミンCやビタミンKなどの栄養との相乗効果で、骨や歯をしっかりと強く育ててくれます。ベータカロチンは、体内でビタミンAに変化し、目の健康、粘膜を守る(=風邪などの感染症の予防)、抗酸化作用、免疫力を高める、肌や髪や爪を美しく、といった健康効果を発揮する栄養です。カリウムも豊富に含まれ、体の余分なナトリウムを排出して血圧を下げ、筋肉の動きをスムーズにして心肺機能を正常に維持し疲れにくくしてくれます。そして、葉酸も豊富で、血液をつくるサポート、細胞の再生を助け、DNA(遺伝子)核酸を作るサポート、妊娠中のお腹の赤ちゃんを正常に成長させるといったはたらきがある栄養素です。キャベツには豊かな栄養がたっぷり、ご家庭でもたくさん食べましょう。







