大晦日
今日は大晦日。一年が終わり、一年の締めくくりとして年越しそばを食べます。
日本では、正月とならんで重要視される日ですが、世界では大晦日を特別としない国が多く、特にキリスト教文化の欧米ではクリスマスに埋もれてしまい、新年へのカウントダウンを開始する程度のものです。ただ、そんな中でもオーストリアは少し特殊で、大晦日のシルベステルと呼ばれる儀式では、無事に
1 年が終わったことを祝うパーティが一晩中開かれて、新年の鐘の音とともに花火が打ち上げられます。 ほかにも、小さな鉛の塊をろうそくの炎などにかざして溶かして、冷水に落としてできた鉛の形で新たな一年を占なったり、マジパンで作ったブタやチョコレートのコインなどの縁起物を交換しあいます。マジパンとは中世以来の伝統菓子で、アーモンドの粉と砂糖をあわせて固めたもので、アーモンドもブタも、古くからヨーロッパでは大切な食糧で、アーモンドを使ったお菓子は、他のヨーロッパの国々でも祝い菓子よく使われます。
201601231
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除夜の鐘
明日12月31日は大晦日で、「1年の日ごよみを除く夜」と言う事で「除夜」と言います。
1年の最後の夜を締めくくり、暮れゆく年を惜しむ意味で昔からいろいろな行事が行われてきました。その中に新しい年を迎えるにあたり「除夜の鐘」が108回あちらこちらのお寺でつかれます。では除夜の鐘を108回つくのはなぜでしょうか(?) 108という数が人の煩悩の数だというのは有名ですが、その108という数の由来については諸説があります。まず、108の煩悩は人間の感覚を司る眼(げん)耳(に)鼻(に)舌(ぜつ)身(しん)意(い)の六根が、それぞれに好(気持ちがよい)悪(いやだ)平(何も感じない)不同の3種があり3×6=18の煩悩となり、これが、また浄(きれい)染(きたない)の2種に分かれ18×2=36の煩悩となり、さらに、現在・過去・未来の3つの時間が関わって、36×3=108となります。これが、108の煩悩だといわれています。そのほかには1年の12ヶ月+24節気+72候を合わせて108とし、108という数は煩悩ではないとするものなど色々とあります。
一方、鐘を鳴らすことは中国の宋の時代に起こったものでその打ち方は『勅修清規』に「慢(よわく)十八声、緊(はやく)十八声、三緊三慢共一百八声」と記されています。
「除夜の鐘」を聞きながら1年を振り返り、良い年をお迎え下さい。
201601230
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年越しぞば
大晦日には「年越しそば」を頂く習わしがありますが、 年越しそばは江戸中期からの習慣で、金箔職人が飛び散った金箔を練ったそば粉の固まりに引付けて集めていたため、年越しそばを残すと翌年は金運に恵まれないといいます。ですから、この日のそばは、来る年の金運がかかっているというわけです。また、金は鉄のように錆びたりせず、永遠に不変の物であることから、長寿への願いも込められているのです。年越しにおそばの準備をしているご家庭は多いことでしょう。私も31日には縁起をかついで年越しそばを頂くつもりです。
201601229
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マジパン
いよいよ今年も終わりますが、年末になると「マジパン」の可愛いお菓子をたくさん見かけます。マジパンとは中世以来の伝統菓子で、アーモンドの粉と砂糖をあわせて固めたもので、古くからヨーロッパでは大切な食糧で、アーモンドを使ったお菓子は、他のヨーロッパの国々でも祝い菓子よく使われるようで、マジパンで作ったブタやチョコレートのコインなどの縁起物を交換しあいます。 また、小さな鉛の塊をろうそくの炎などにかざして溶かして、冷水に落としてできた鉛の形で新たな一年を占なったりするそうです。
201601227
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クリスマス
12月25日は、イエス・キリストの誕生を祝う日です。でも、子どもたちはクリスマスのプレゼントを楽しみにしていることでしょう。贈り物も楽しみでしょうが、思い出はもっと大切です。家族で、健康に楽しく過ごして欲しいと思います。食事をしたり、外出したり、冬休み中にいろんな思い出を創って欲しいと願います。少し寒くても、家の中に閉じこもってばかりではなく、温かくして外に出て外気に触れ、寒さを体感し、冬を味わってほしいものです。
そして、インフルエンザやノロウイルス感染も心配です。
健康に留意し、元気に過ごして下さい。皆様の健康を祈ります。
201601225
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クリスマスイブ
明日25日は、イエス・キリストの生誕を祝う、今日はキリスト降誕祭前日の「クリスマスイブ」です。キリスト教の教会では、前夜祭として、クリスマス当日にかけて深夜ミサが行われ、賛美歌を歌い、キリスト誕生の話が語られます。クリスマスリースを、玄関に掲げる家がを多く見かけますが、このリースには魔除けの意味があるそうです。日本の節分にも似た習慣がありますが、玄関に下げて、邪を払い、厄を落とします。
201601224
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年賀状
一年の初めにもらう年賀状は嬉しいものです。遅れないように、急いで年賀状の準備を・・・と、気ぜわしくなっている人も多いでしょう。その年賀状ですが・・・・、年賀は、元来、高年の寿を祝うことばで、古稀(こき)、還暦(かんれき)、喜寿(きじゆ)などの祝いをいったものでしたが、今日の年賀状は、新年の祝いの書状を略して年賀状としたものとされています。平安のころより明治の初めまで、正月には1日から15日までに、主君、師匠、父母、親戚(しんせき)、知人、近隣の人々に年始の挨拶(あいさつ)をする習わしでしたが、郵便が簡便に送られるようになってから次第に流行し、現在の年賀状の形となったようです。また、年賀状は、本来1月2日の書初(かきぞ)めの日に書いたもので、なるべく松の内(1月7日まで)に出すものでした。しかし現在は郵便事情により、1月1日の元旦に相手方に着くように12月に差し出すようになったそうです。
201601223
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一陽来復
21日は冬至でした。22日からは、日毎に昼間の時間が延びていきます。万物の生成を「陰」と「陽」の二気に分ける考え方からは、夜を陰、昼を陽とし、1年では、冬至が陰の極点となり、冬至の翌日から陽がふたたび増してくることになります。古くはこの日を「一陽来復(いちようらいふく)」または「一陽嘉節(かせつ)」として祝いました。「一陽来復」は、「冬が去り春が来ること」、「悪いことが続いたあと、ようやく物事よい方に向かうこと」、「運が向いてくること」の意味ですが、それが春が巡ってくることや、めでたいことが再び訪れることを「一陽来復」というようになりました。たくさんの幸運がそれぞれのご家庭に向かうことを祈ります。
201601222
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冬至
今日は「冬至」です。一年中で最も昼が短く、夜が長い日が冬至です。太陽の昇る高さが低いため、影も一番長くなります。 この日は、カボチャを食べたり、ゆず湯に入りますが、「冬至粥」というのがあり、冬至の日に小豆(あずき)がゆを食べると、厄を払ってくれるそうです。韓国では、冬至に食べる料理として、「冬至粥(トンジ(冬至)パッチュク)」(パッチュク」は、うるち米とあずきをやわらかく煮込んだお粥で、パッが「あずき」、チュクが「粥」を意味します。)が親しまれているそうです。19世紀に書かれた『東国歳時記(とうごくさいじき)』にも、記述がありますが、冬至は1年の中でいちばん夜が長いため、陰陽五行の考え方において、陰の気がもっとも高まる日と考えられています。陰の気が強まると疫神(病気の鬼神)の行動が活発化し、病気になりやすくなるといわれ、その防止のため、体内に陽の気を補充する必要があって、「陽の気」をもつ食材のあずきを摂取するのだといいます。ちなみに、あずきなどの赤い食べ物が「陽の気」をもつ食材だといわれているほか、とうがらしも代表的な「厄よけ」の食材として扱われています。
201601221
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ゆず湯
明日は一年で昼間が最も短い日の「冬至(とうじ)」です。 冬至の日には、何と言っても「ゆず湯」です。柚子の実をお風呂に入れて、温まります。「冬至にゆず湯」の由来は、冬至(とうじ)が「湯治(とうじ)」(お湯に入る)ことと、柚子(ゆず)が「融通(ゆうづう)」の語呂で、お金の融通が効くようにとの願いで、”お湯に入って健康になって、融通よく暮らそう”、ということです。冬至が、1年で最も夜が長くなる日ということで、死に最も近い日であり、厄や邪気を祓うために体を清め無病息災を祈るという意味で、この風習は江戸庶民から生まれ始まったといわれています。柚子の精油成分が湯に溶けて、血管が拡張し血液の循環を良くなり、肩こりや冷え性を緩和し、更にはビタミンCの効果でお肌を滑らかにするとされています。また、すっきりとさわやかな香りで、寒さで凝り固まった体をリフレッシュする効能もあるでしょう。柚子自体にも効能があって、柚子湯に入ると風邪にひきにくくなり、皮膚も強くなる様です。寒さも厳しくなってきました、柚子湯に入り、家族団欒を楽しみながら、ポカポカにあったまって、元気に過ごしましょう。
201601220
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ん
日が詰まってきて、21日には「冬至」を迎えます。さて、「冬至の七種」、(うどん(うんどん)・かんてん(寒天)・きんかん(金柑)・ぎんなん(銀杏)・なんきん(カボチャ)・にんじん・れんこん)、と言われる食品があり、いずれの食品には「ん」がつきます。この「ん」のつく食べ物を食べると、健康で病気にかかりにくくなると言われ、特に冬至の日に「カボチャ」を食べると、厄除(やくよ)けになる、中気(ちゅうき)などの病気にならなと言われています。実際に、かぼちゃには、カロチンやビタミンがたくさんあり、食べ物のなかった時代では、栄養補給に欠かせない食べ物だったようです。そして、切った断面が太陽のようだから、とも言われています。
皆さんも「ん」(幸運)の付く食べ物を食べて、良い運を頂き、健康で病気知らずに日送りしましょう。
201601218
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木枯らし
空気が乾燥し、冷たく乾いた木枯らしが吹きます。木枯らしとは、太平洋側地域において晩秋から初冬の間に吹く風速8m/s以上の北寄り(北から西北西)の風のことで、冬型の気圧配置になったことを示す現象です。今年は11月9日に木枯らし1号が吹き、11月から12月と冷たい木枯らしに肩をすくめています。しかし、子どもたちは元気に園庭で遊ぶ姿が見られます。子供は「風の子」木枯らしになんか負けないで元気に戸外で遊んで欲しいものです。
20161216
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忠臣蔵
寒さも厳しくなり、後一週間で冬休み名になりますが、子どもたちは連日も元気に過ごしています。さて、12月14日は、「忠臣蔵」で有名な、大石内蔵助良雄(おおいしくらのすけよしたか)以下、四十七士が本所の吉良上野介邸に討ち入りした日です。300年以上も前の出来事で、1702(元禄15)年12月14日の寅の上刻(午前3時)頃のことでした。
四十七士の眠る品川の泉岳寺には、いつもたくさんのお参りの人々がいて、その人気の高さを実感します。その志が、いつの世も高く評価され敬愛されているのでしょう。さて、赤穂浪士は一般的には四十七士とよばれますが、浪士の一人の寺坂吉右衛門は討ち入りに参加したものの、泉岳寺にひきあげる途中で姿を消して切腹をまぬがれ、83歳まで生きて、その真実を伝えました。
201601214
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今年の漢字
毎年12月12日は、「1(いい)2(じ)1(いち)2(じ)」「いい字1字」の語呂合わせで、「漢字の日」です。日本漢字能力検定協会が1995(平成7)年に制定しましたが、午後2時に全国から募集したこの年の世相を象徴する「今年の漢字」が京都の清水寺で発表されました。毎年楽しみにしているイベントの一つで、いろんなことがあったこの一年ですが、今年の漢字1位に選ばれた漢字は「金」。応募総数15万通以上のうち、もっとも多くの票を集めました。リオデジャネイロオリンピック・パラリンピックで獲得した金メダルに湧いた日本のようすが表れ、2位は「選」、3位は「変」でした。
去年は「安」、安全保障関連法案の審議における与野党対立や世界で頻発するテロ事件や異常気象など、人々を不安にさせた年であったことと、建築偽装問題やメーカーの不正が発覚し、暮らしの安全が揺らいだ一年を表していました。
さて、来年、希望にあふれる良い漢字が発表される事を願います。
201601212
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氷点下
連日、朝の冷え込みが厳しく、早朝の気温は「氷点下」を続けています。「氷点下」は水の氷点を下回った気温で、セ氏零度以下の温度、「零下」とも言いますが、戸外には霜柱も見られ、バケツの水も薄く氷ります。寒さの中、体調を壊しやすくなり、風邪やインフルエンザ、胃腸炎が流行り始めていますので、各ご家庭でも、うがい手洗いの励行、しっかり食事をとってキチンと睡眠を心がけ、体力調整をして元気に過ごして下さい。
201601210
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成道
本日、12月8日はお釈迦さまがお悟りをひらかれた「成道」の日です。先日12月5日に、梅花講の皆さんと「成道会」の法要を務め、お釈迦さまの成道を讃えお祝い致しました。
お釈迦さまは、人のもつ様々な苦しみを取り除く道を求め、29歳で出家され ました。そして6年間、あらゆる苦行を続けましたが、苦しみの修行でも、怠惰な生き方でもその道を解き明かすことが出来ないと確信され、菩提樹の下で座禅を続けました。ある朝、明けの明星を仰ぎ、その輝きを機縁にさとりをひらかれ、これを「成道」といいます。
20161208
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大雪
明日12月7日は、「大雪(たいせつ)」です。『暦便覧』には、「雪いよいよ降り重ねる折からなれば也」と説明していて、雪がつぎつぎと降りつづくころです。季節のうえでは、ちょうど初冬の中ごろにあたり、ブリやハタハタなどの冬の魚の漁が盛んになる季節でもあります。熊も冬眠に入り、南天の実が赤く色付きますが、一方、暖かい地方ではウメのつぼみが発育を始める季節でもあります。
201601206
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12月
一年の最後の月「12月」を迎えます。英語での月名、December(ディセンバー)は、「10番目の月」の意味ですが、(これはローマ暦が3月起算で、3月から数えて10番目という意味で)、1年の12番目・最後の月です。
日本では、師走(しわす)、極月(ごくげつ)、臘月(ろうげつ)とも称します。極月は「ごくげつ」とか「ごくづき」、「きょくげつ」、「きわまりづき」とも呼んで、その名の通り一年の最後の月の意です。
「終わりよければ、全てよし(All's Well That Ends Well)」(シェイクスピアの戯曲)、この12月、今年一年の締めくくりとして充実させたいと思います。
201601201
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いい服
今月11月は、「11(いい)」月で、記念日が毎日ありましたが、今日、11月29日は「いい(11)ふく(29)」の記念日とされています。また、11月29日とは別に、2月9日が全国服飾学校協会・日本ファッション教育振興協会などが制定した「服の日(ふく29)」となっています。ちなみに、明日11月30日は、「鏡の日」。「いい(11)ミラー(30)」の語呂合せです。鏡を大切にすることで、健康で美しい生活を目指す日だそうです。
201601129
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イルミネーション
この時期あちこちでクリスマスのイルミネーションを目にします。特に、那須野ケ原ハーモニーホールのイルミネーションは、毎年大掛かりな飾り付けで楽しみです。さて、キリスト教徒にとって神のイメージは光の中にありましたが、光は人の気持ちを奮い立たせたり、反対に落ち着かせたりといろいろな効果を持っています。丸い天窓から差し込む光の工夫、神秘的なステンドグラスなどもその一つでしょうし、ロウソクの炎で美しく飾られた教会のミサの様子を映像などで見たとき、キリスト教徒でなくともおごそかな気持ちになることでしょう。イルミネーションの光は暗闇に浮かび上がり、幻想的な空気を作り出し、やすらぎや癒しの効果を実感します。
201601128
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ノーベル賞
1901(明治34)年11月27日、ノーベル賞の第1回授賞式があり、5名が受賞しました。ご存知の通り、ノーベル賞はスウェーデンの科学者ノーベルの遺言により創設されました。現在、授賞式は毎年ノーベルの命日の12月10日に、平和賞はオスロで、ほかの賞はストックホルムで開催されています。今年は東京工業大学の東京工業大学の大隅良典栄誉教授(71)が生理学・医学賞を受賞することが発表された。これで日本のノーベル賞受賞は25人目です。
201601127
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いい風呂
今日、11月26日は「いい風呂の日」です。間もなく12月、寒さ厳しい時期を迎えますが、今日はいい風呂の日ですから、身体も心もお風呂で温まりたいものです。寒い日に、柚子湯に入って、ポカポカと温まるのは最高です。柚子湯には血行促進効果があって、さらにビタミンCも豊富なので、肌にもとてもよいそうです。血管の拡張に関係のある血中の「ノルアドレナリン」の、濃度変化を「ゆず湯」と「さら湯」で比較すると、「ゆず湯」は「さら湯」に比べ、ノルアドレナリンの濃度が4倍以上になることが判明ました。ゆず湯に入ると、血管が拡張して血液循環が促進されるということなのです。血液の循環がよくなると、「冷え性」「神経痛」「腰痛」などに効果あります。
201601126
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小春日和
22日に「小雪」を迎え、昨日は初雪が降りました。間もなく12月となり寒さも厳しくなってくることでしょう。
寒い冬の中で、小春日和(こはるびより)に出会った時には、嬉しいものです。
「玉の如き 小春日和を 授かりし 」(松本たかし)
寒い日が続いた後の穏やかで暖かい日には、小春日和を実感し、この句が心に沁みます。小春日和は、晩秋から初冬にかけて、移動性高気圧に覆われた時などの、穏やかで暖かい天候のことですが、小春(こはる)とは陰暦10月(陰暦の冬は10月〜12月)のことで、現在の太陽暦では11月頃に相当し、この頃の陽気が春に似ているため、こう呼ばれるようになりました。
201601125
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勤労感謝の日
今日は勤労感謝の日。「祝日法」には、「勤労をたっとび、生産を祝い、国民互いに感謝しあう」ことを趣旨としています。国民全員が勤労を尊んで、その生産を祝い、互いに感謝し合う日です。「勤労」は、「教育」「納税」と並ぶ三大義務ですから、今日はその趣旨を改めて思い、勤労の意識を鼓舞し、今後一層励みたいと思います。
201601123
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小雪
今日22日は二十四節気の「小雪(しょうせつ)」。わずかながら雪が降り始めるころで、『暦便覧』には、「冷ゆるが故に雨も雪と也てくだるが故也」と説明していて、降る雨が雪に変わるほど、冷えてきます。朝夕は寒く、上着は離せまさん。
那須の山々も頂きは白く、すっかり雪化粧しました。冬の到来を実感します。これからは風邪やインフルエンザの流行する時節です。身体を冷やさないようにしっかりと防寒対策をして、体調管理を行い、元気に過ごしましょう。
201601122
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家族の日
今日11月の第3日曜日は「家族の日」です。さらに、その前後1週間を「家族の週間」と定め、この期間を中心として、生命を次代に伝え育んでいくことや、子育てを支える家族と地域の大切さが国民一人ひとりに再認識されるよう呼びかけています。
また、平成27年3月20日に閣議決定された「少子化社会対策大綱」においても、多様な家庭や家族の形態があることを踏まえ、「家族の日」や「家族の週間」において様々な啓発活動を展開し、家族や地域の大切さ等についての理解の促進を図っています。
201601120
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寒桜
11月ですが、この時期に咲く桜を見かけました。冬季に咲く早咲きの桜「寒桜(かんざくら)」で、「冬桜(ふゆざくら)」と呼ばれます。「正月桜(しょうがつざくら)」という種類もあって、10月過ぎから冬の寒空に、可憐な花を楽しませてくれます。桜は、種類によって開花時期が異なり、1年中、その開花があるようです。この桜は、春も咲いて他の桜と同様、一斉に咲いて一斉に散ります。一年に2回も咲いて、楽しませてくれる桜なのです。
201601119
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七五三
11月15日は、「七五三」です。もともと、公家や武家での習慣(男女児3歳「髪置(かみおき)」=これを機に髪を伸ばし結い直す。 男児は「袴着(はかまぎ)」=初めて紋付きの袴をはく。 女児7歳「帯解(おびとき)」=つけ紐をとり、大人と同じように腰紐で帯を結び始める。)が、一般化したのが「七五三」で、子どもたちのこれからの健やかで、康らかな成長を願ってのお参りです。共々に、子供たちの健やかな成長を祈念いたしましょう。
201601115
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イチョウ
今週、立冬を過ぎて北風が冷たくなり、銀杏(イチョウ)が、黄金色に染まってきました。日中、暖かい日差しの中、その黄金色は一際鮮やかに映え、夕方も、夕陽に照らされて趣のある風景です。銀杏は大田原市の木で、市内で多く目にします、この時期、黄金色のイチョウ並木はとてもキレイで、陽だまりの中、ご家族で散歩するのも楽しみでしょう。ただ、銀杏の落ち葉処理は大変そうです。
201601111
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立冬
今日7日は「立冬(りっとう)」です。、「立冬」は、一年を24に分けて季節を表す「二十四節気」の一つで、立春、立夏、立秋と並んで季節の大きな節目を示します。『暦便覧』に、「冬の気立ち始めて、いよいよ冷ゆれば也」と説明していて、初めて冬の気配が現われてくる日です。寒く大地も冷えてきて、その名の通り冬が始まります。秋分と冬至の中間に当たり、昼夜の長短を基準に季節を区分する場合、この日から立春(2月4日)の前日(節分)までが冬となります。いよいよ冬の到来です。今年の冬は寒いとのこと、しっかり防寒対策をして乗り切りましょう。
201601107
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文化の日
「文化の日」は、戦前は、明治天皇の誕生日であることから、「明治節」という祝日でしたが、1946(昭和21)年、平和と文化を重視した日本国憲法が公布されたことを記念して、1948(昭和23)年に公布・制定された祝日法で、「自由と平和を愛し、文化をすすめる」国民の祝日に定められました。
昭和天皇の誕生日4月29日は、「昭和の日」で(歴代天皇の在位記録を持っていることなどの実績があるから)祝日で、今上天皇は、12月23日生まれで、この日は「天皇誕生日」で祝日です。しかし、大正天皇の誕生日の8月31日は、真夏で各種の儀式を行なうには障害があり、当時の時勢を考えると農家が休める訳でもないとの理由から祝日とせず、大正天皇崩御後、宮内省を中心とした周囲の有力者からも誕生日を祝日にしようという提案がなく、祝日(休日)とはなりませんでした。
201601103
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素気清
11月となり、今年もあと2か月となりました。さて、「素気清(そきせいせい)」という言葉がありますが、これは秋の気の清く澄み渡っている様子です。見慣れない「」と言う漢字は、「明るく澄み切った」と言う意味を持ちます。今週は穏やかに晴れ渡り空気も澄んた「素気清」の週でした。日々、かけがえのない一日です。清く爽やかな心持で過ごしていきましょう。
201601101
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お茶の日
10月31日は「日本茶の日」といわれています。
お茶は一番ポピュラーな飲み物ですが、 お茶を日本に広めた人は栄西禅師です。1191(建久2)年、宋(中国)からお茶の種子とその製法を持ち帰りました。栄西禅師は、お茶の種子を自分の庭に蒔き育て、お茶の製法を広く伝えました。当時お茶は薬として飲まれていたようです。「茶は養生の仙薬なり・・・」(喫茶養生紀)と著しています。栄西禅師がお茶を持ち帰った日が、10月31日と伝えらています。
お茶には殺菌作用もあるので、インフルエンザ対策にも効果があるようです。 冬に向かい、温かいお茶を飲んで、風邪知らずで元気に過ごしましょう。
201601031
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ハロウィン
10月31日は「ハロウィン」です。これは、キリスト教の聖人の祝日「万聖節」の前夜祭の事で、元々は2000年以上前から行われている古代ヨーロッパの原住民ケルト族の宗教的行事で、秋の収穫を祝い、亡くなった人たちをしのぶ収穫感謝祭がキリスト教に取り入れられ、現在のハロウィンになったと言われています。ケルト族の1年の終わりは、12月31日ではなく10月31日で、この1年最後の夜は死者の霊が家族を訪ねたり、精霊や魔女が出て来ると信じられていました。そしてこれらから身を守る為に魔除けのたき火をしたり、自分たちが生身の人間である事がばれない様にと、お化けや動物の仮面をかぶるようになり、ハロウィンの夜にはお化けの仮装をする様になりました。
201601030
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リンゴ
過日、「柿が赤くなると、医者が青くなる」と記しましたが、別な言い方で「リンゴが赤くなると、医者が青くなる」とか「トマトが赤くなると、医者が青くなる」とも言わます。
リンゴにも、トマトにも優れた栄養があり、摂取することで病気を遠ざけてくれます。給食では、たくさんの品目を幼稚園の子供たちに食してもらえるよう栄養士さんにお願いしています。みんなと一緒に食べることで、苦手な食材にもトライしている様子が見られます。
さて、リンゴは皮をむいて食べるでしょか? リンゴは軽く流水で洗うだけで十分だそうです。皮についてるワックスのようなものは農薬ではなく天然の植物ロウ(正式にはオクタコサノール)で、栄養豊富なファイトケミカルだそうです。柑橘系は農薬散布がありますので皮には留意必要ですが、可能な限り皮も食べたほうが身体に良い栄養が摂取できます。ブドウの皮にも同様にオクタコサノールがあり、無害だそうです。果物や野菜全般に言えることで、皮にも豊かな栄養分があるので積極的に食べてみましょう。
201601028
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秋色
「秋色(しゅうしょく)」は、秋の情景〔秋の景色〕autumn scenery、 〔秋の気配〕signs of autumn のことですが、目に見えない空気や匂いにも、秋色を感じます。特に空気が澄み渡り、夜空の星座がきらめいて見えます。秋の星座では、Wの形のカシオペア座。秋の一番明るい星をもつ、みなみのうお座。大きな四辺形を作っているペガサス座。その四辺形に連なっている、アンドロメダ座。そしてアンドロメダ座には、肉眼でも見える代表的な星雲「アンドロメダ大星雲(アンドロメダ銀河)」があります。秋の夜空はきれいですので、暖かくして星雲(銀河)を見てみると楽しいでしょう。
201601024
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霜降
今日10月23日は二十四節気の「霜降(そうこう)」となり、『暦便覧』で「露が陰気に結ばれて霜となりて降るゆゑ也」と説明しているように、霧が冷気によって霜となって降り始めるころです。楓や蔦が色付き紅葉が本格化してきます。この日から立冬までの間に吹く寒い北風を「木枯らし」と呼びます。
201601023
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カライモ
サツマイモは、江戸時代に薩摩藩(鹿児島)の船乗りが琉球を訪れ、甘藷を持ち帰り、「カライモ」と呼び、やがて薩摩藩で多く栽培されるようになります。 水はけの良い火山灰を含んだ土地が甘藷(サツマイモ)の栽培に適しますが、鹿児島(薩摩)にはそのような土壌が広がっていることや、地上に実を付ける作物ではないため風害にも強い作物で、台風がしばしばやってくる鹿児島においては、この風害に強いという点が他の作物よりも有利だったので、鹿児島でたくさん作られるようになりました。サツマイモ畑は、丘の傾斜地に在って、水はけがよく、今年もたくさんのサツマイモが収穫出来そうです。来週、収穫を行います。
201601022
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あかりの日
エジソンの「3大発明」は「電球」・「蓄音機」・「映写機」ですが、そのひとつ、「白熱電球」を完成したのが1879(明治12)年の10月21日でした。エジソンの功績は、伝記などで脚色された部分のある発明ではなく、「発明」という行為を大勢の人間に認知させたことでしょう。それまでの発明と言うものは、「立派な学校を出た、一流の科学者が作り出すもの」という既成概念があったと言えます。しかし、エジソンは立派な学校も出ていなければ、学位を持っているわけでもありません。努力で身に付けた科学知識で様々な発明を作り上げていったのです。発明を一般人にも手の届く、アメリカンドリームを実現する手段へと変えたのは間違いなくエジソンなのです。努力とひらめきを大切にした人生に学びます。
201601021
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柿
「柿」は、「柿が赤くなれば医者が青くなる」といわれるほど、健康によく、薬効も古くから利用されています。柿の主成分は糖質で、ブドウ糖、果糖、蔗糖を多く含み、エネルギー化されるのが早いのが特徴。柑橘類に次ぐビタミンCを多く含み、他、B1、B2、ミネラルなど各栄養素をバランス良く含んでいて、柿のオレンジ色は、ベータカロチンによるものでビタミンAの効力をもち、ビタミンAとCを含むことにより、疲労回復、かぜの予防、高血圧症やガン予防、老化防止などの効果があります。生柿のはビタミンCは、大きなものなら1個で1日の摂取量がとれるそうです。干し柿にすると、生柿の時より、糖分は4倍、ビタミンAは2倍近くになり、胃腸を丈夫にし、内臓を温め、疲労回復に効果があり、また表面につく白い粉(柿霜=しそう)は、粘膜をうるおし、せきを止め、たんを取り除く作用があります。慢性の気管支炎や肺結核の予防に有効。甘柿でも熟す前は、シブミがありますが、これはシブオールという タンニン成分で、熟してくると、タンニンが変化して、渋みが感じられなくなります。タンニンには、血圧を下げる効果があり、カリウムも含まれているので、利尿効果があり、飲酒後や二日酔いにはもってこいの果物です。
さらに、最近、柿の葉も注目を浴びています。柿の葉も、実にまけないほど効力を発揮します。「自然のビタミンC剤」といわれるほどの含有量があり、その量は、みかんの数十倍ともいわれ、喫煙や飲酒で失われたビタミンCを補うのにピッタリで、若葉を使った天ぷら、和え物、サラダなどにして摂取すれば、効用を生かすことができます。
201601018
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孫の日
今日、10月の第3日曜日は、「孫の日」だそうです。1999年に記念日に日本百貨店協会が提唱し、日本記念日協会の認定を受けて、制定されました。これは日本百貨店協会が消費促進のために提唱した記念日で、なんでも敬老の日にもらったプレゼントのお返しに孫の日を設けたとか。敬老の日の「お返ししなくては」と少し義務っぽくなってしまいそうですが、純粋に「孫に何かしてやりたい、じゃあ孫の日に」という気持ちでとらえておいたほうがよさそうです。プレゼントはうれしいものです。子どもたちも誕生日やクリスマス、お正月以外にプレゼントを貰える日が増えて嬉しいに違いありません。
201601016
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十三夜
今日13日は「十三夜(じゅうさんや)」です。「十三夜」は陰暦9月13日夜のことで、8月15日夜の「芋(いも)名月」に対して「豆名月」といい、「後(あと)の月見」ともいいます。
醍醐(だいご)天皇の延喜(えんぎ)19年(919)に、月見の宴が催されたのが十三夜の始めといわれています。(『中右記(ちゅうゆうき)』保延(ほうえん)元年(1135)9月13日の条に、明月の宴が催されたことが記録されている。)
福岡県糟屋(かすや)郡では九月十三夜を「女名月」といって、この日は女性が幅をきかすそうです。
長野県北安曇(きたあずみ)郡ではこの夜を「小麦の月見」といって、この日の天候がよければ小麦が豊作だといいます。
『徒然草(つれづれぐさ)』には、8月15日と9月13日は、二十八宿のうち「婁宿(ろうしゅく)」という日で、この宿は清明なので月を翫味(がんみ)するのによい夜とあります。
また、八月の「十五夜」と同じく、「十三夜」にも果実類を無断でとってもよい習慣があります。
201601013
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体育の日
10日は、国民の祝日「体育の日(たいいくのひ)」です。1964年東京オリンピックの開会式のあった10月10日を1966(昭和41)年に「スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう」事を趣旨として国民の祝日と定めました。2000(平成12)年からは「ハッピーマンデー制度」の適用で、10月の第2月曜日となりました。ところで、10月10日は「晴れの特異日」だそうで、調べてみると、10月10日が国民の祝日「体育の日」となった1966年から1999年までの34年間に東京地方で体育の日に1ミリ以上の雨が降ったのはわずか5回。ところが、体育の日が10月第2月曜日に変更となった2000年から2007年までの8年間に東京地方で体育の日に1ミリ以上の雨を6回観測しました。これを見る限り、「体育の日は晴天が多い」とは言えないようです。ともあれ、趣旨の通り「スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう」一日にしましょう。
201601010
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寒露
10月8日は二十四節気の「寒露(かんろ)」です。『暦便覧』に「陰寒の気に合つて露結び凝らんとすれば也」と説明しているように、「露が寒冷にあって凝結しようとする」との意味で、冷気によって露が凍りそうになるころです。秋の深まりを思わせる命名で、北国ではカエデなどの紅葉で秋色が深まります。那須の山々では紅葉が進んみ見ごろになっているようです。週末に紅葉狩りに出かける家族も多いことでしょう。朝夕はめっきり涼しくなりましたので、一枚羽織るものが欲しくなります。
201601008
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梨
この時期、よく梨を頂きますが、日本の梨には「赤梨」と「青梨」があります。赤梨は「豊水」や「幸水」など果皮が茶色いもので、青梨は「二十世紀」のような果皮が緑色の梨です。どちらもシャリシャリした食感がありますが、あれはペントザンやリグニンという成分からできた石細胞によるものです。「かおり」は青梨に分類されます。また、赤梨は成熟すると果皮にザラザラの斑点が目立ちますが、これは水分を果実に閉じこめておくためのコルクの役割をしているとのことです。
201601003
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秋晴れ
連日、秋雨前線が居座り、すっきりしない天気が続きます。この時期らしい秋晴れの好天を望みます。
さて、「天高く馬肥ゆる秋」といいますが、「天高く馬肥ゆ」は中国北西部の農民の諺で、秋になると馬に乗って略奪にくる蒙古人を恐れての言葉です。 夏の間放牧していた馬が、たっぷり草を食べて肥ってくる秋のころになると、農民たちは蒙古の襲来に対する警戒心を呼び起こすために、馬肥ゆを引用したと伝えられています。現在、日本では、「空は澄み渡って晴れ、馬が食欲を増し、肥えてたくましくなる秋」とか、「秋の好時節」をいう言葉になっています。秋の空は、大陸育ちの乾燥した空気が日本を覆い、黄砂の影響も少なく、視界が良くなるために空が高く見えて、澄み切ったどこまでも高い青空が広がります。
10月となりスッキリ爽やかな「秋晴れ」を期待します。
201601002
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衣替え
10月1日は「衣替え」、中学校や高等学校では、気候に合わせて制服を冬服に替える日で、それに合せて「衣替え」を行った家庭も多いことでしょう。「衣替え」は、平安時代から始った習慣で、当時は中国の風習にならって4月1日および10月1日に夏服と冬服を着替えると定め、これを「更衣」と言いました。しかし、天皇の着替えの役目を持つ女官の職名も「更衣」といい、後に天皇の寝所に奉仕する女官で女御に次ぐ者を指すようになったので、民間では「更衣」とは言わず「衣替え」と言うようになりました。でも、最近は温暖化が進み、汗ばむ日もまだまだあるでしょうから、もう少しの間、夏物が必要でしょう。
201601001
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9月29日
9月29日は、「くる(9)ふ(2)く(9)」(来る福)の語呂合わせから、日本招き猫倶楽部と愛知県瀬戸観光協会が記念日に制定した、「招き猫の日」です。この日を中心に、伊勢の「おかげ横丁」の『福招き猫祭』をはじめ、日本各地で記念行事などが開催されます。ネコの手が、右手上げならば「金運招来」、左上げならば「千客万来」といわれています。乗用車でも「29」の付くナンバーを見かけます。誰でも「福」は歓迎です。
201600929
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うろこ雲
秋の青空は、高く感じます。晴れた日の秋空の抜けるような青空に、「うろこ雲」が浮かびます。「うろこ雲」は空の高い所にできる『高積雲』の一種ですが、高い所にできるので空気が澄み切っている時でないとはっきりと見えません。 春や夏は日差しが強く、また地面の細かいチリやホコリ」が上昇気流に乗って舞い上がり、空気が濁ってしまって見えにくいのです。この時期、空気が澄み、「うろこ雲」との間を遮る低い雲がなく、うろこ雲をはっきりと見ることができます。
201600927
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秋刀魚
秋刀魚(サンマ)が、美味しい時期を迎えました。サンマは価格も安く、焼くだけでも美味しく食べることができ、古くから庶民の味覚として親しまれてきました。同時に夏の疲れが残るこの時期にも「さんまを食べると元気になる」と栄養面でも高い評価を受けています。
サンマには、豊かな栄養素が含まれていて、まずは、他の青魚にも多く含まれているEPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)が豊富に含まれています。EPAには、血液をサラサラにし、血栓を予防する作用があります。血栓を予防することができれば、動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞などの生活習慣病を予防することができ、DHAは、脳に良い栄養素として有名で、DHAは脳細胞に行き渡り、脳内の細い血管にも弾力を与え、酸素や栄養素を全体に送ります。さらに、体内の悪玉コレステロールを減らす作用もあります。
そして、もう一つの注目すべき特徴は良質なタンパク質。サンマに含まれるアミノ酸は、体内に吸収されやすいバランスをしています。他にも、ビタミンやカルシウム、鉄分なども豊富に含まれています。特に精神を安定させたり、血液の循環をよくしたり、貧血を予防したりするビタミンB2は豊富で、その含有量は他の魚の3倍以上とも言われています。眼精疲労やガン予防にも効くビタミンAも豊富です。
201600925
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萩
今日、9月24日の誕生花は、秋の七草の一つ「萩(はぎ)」です。「萩」 は、マメ科ハギ属の小低木の総称で、 「はぎ」にはいろいろな種類がありますが、単にはぎといえば「やまはぎ」です。 日本各地に自生しています。庭園で見かける「みやぎのはぎ」は別種です。歌に鹿や雁と取り合わせて詠まれ、異称も多く、鹿鳴草(しかなくさ)・鹿の花妻・風聞草(かぜききぐさ)・月見草・庭見草などがあります。
花言葉は「想い」だそうです。
201600924
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彼岸花
真っ赤な彼岸花が咲き乱れる時期になりました。彼岸花は別名「曼珠沙華(まんじゅしゃげ/まんじゅしゃか)」、これはサンスクリット語で天界に咲く花という意味で、おめでたい事が起こる兆しに赤い花が天から降ってくる、という仏教の経典から来ています。サンスクリット語ではmanjusaka と書きます。花の様子から、「天蓋花(てんがいばな)」「狐の松明(きつねのたいまつ)」「狐のかんざし」「剃刀花(かみそりばな)」など、全国にはたくさんの呼び名があり、花のある時期には葉がなく、葉のある時期には花がないという特徴から、「葉見ず花見ず(はみずはなみず)」とも呼ばれています。彼岸花にはアルカロイドという毒があるため、「毒花(どくばな)」「痺れ花(しびればな)」などと呼ばれています。また、その反面、でんぷんを多く含んでいるため食用可能でして、毒は水にさらすと抜けるため、昔は飢餓に苦しい時に毒を抜いて食用にすることもあったそうです。田んぼの畦道に彼岸花が多いのは、その毒でモグラや野ネズミを防除するためだけではなく、飢饉に備えて植えたという説もあり、危険を覚悟してまで口にしなければならなかった昔の苦労がしのばれます。
201600923
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秋分の日
本日は、「秋分の日」で、「祖先をうやまい、なくなつた人々をしのぶ」趣旨の国民の祝日です。
太陽が真東から出て、真西に沈みます。一般に「昼と夜の長さが同じになる。」といわれますが、実際には昼の方が少し長いそうです。また、秋の彼岸の「お中日」にもあたりますので、ご先祖の供養にお墓参りをされる家庭も多いことでしょう。
201600922
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空の日
今日は「空の日」です。「空の日」は、昭和15年に制定された「航空日」が始まりで、この年の「航空日」は9月28日に行われましたが、昭和16年の航空関係省庁間協議において9月20日と決定されました。第2次大戦終戦に伴う一時休止もありましたが、昭和28年に再開され、民間航空再開40周年にあたった平成4年に、国民により親しみやすいネーミングということで、「航空日」から「空の日」へ改称しました。空気が澄み、天高くなる秋空の広さを感じます。
201600920
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敬老の日
「敬老の日」は、「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨としていますが、現在は超高齢化社会に進んでいます。出生数が激減し、人口に占める老人の割合が増え続けています。この先不安は多くありますが、未来の日本を背負う子どもたちが、自然や社会に感謝の心を持ち、互いを尊重し敬意を持っていれば、心豊かな日本が存続できると思います。真の豊かさは、敬愛と感謝の「ありがとうの心」が生み出していくでしょう。
201600919
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彼岸
19日から「秋の彼岸」に入ります。お彼岸は、春分・秋分を中日とする7日間で、中日(22日)を除く6日間は「六波羅蜜」という6つの徳行を1つづつ実践する日とされました。行を修めて、身を清めることで、彼岸の境地に近づこうとするものです。お彼岸は此岸(悩み・苦しみの岸)にいる自分が彼岸(悟りの岸)の境地へ近づこうというものです。ちなみに、春分と秋分は太陽が真西に沈むことから、もっとも彼岸に近づける日とされます。
201600918
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稲風邪
この時期、あちらこちらで稲刈りの様子が見られす。お米の収穫の時期を迎えていますが、この晩夏の稲刈りの頃にアレルギー症状に苦しむ人が増えている様です。稲刈り時期を迎えると、風邪の様な症状(鼻水と咳息苦しいさ)が発生して、目がかゆくなり、くしゃみもひどくなり、そして、その時期が終わるとなんとも無くなります。これは「稲風邪」とも言われるイネ科アレルギーです。しかし、イネ科のアレルギーであっても、イネの花粉とその実の「お米」とは、たんぱく質が異なるので、お米を食べても何ともないそうです。
201600917
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すすき
来週から秋の彼岸が始まりますが、「暑さ寒さも彼岸まで」で、来週からは気温も下がり、涼しくなるでしょう。15日は「十五夜」でしたが、ススキの穂が此処彼処で見かけられるようになりました。ススキは「秋の七草」の一つで、広く日本中に分布しますが、ススキは古来より赤ん坊の御守りや悪夢や病気のお祓いに使用され、家の新築や開墾にもススキを立てました。中国貴州省ではイネの初植えにススキを挿して、害虫や冷害、干水害を防ぐお守りとしています。沖縄では「サン」とよぶススキの輪を悪霊や魔除けにしています。「十五夜」にススキを飾るのも、本来は病害虫や災害から農作物を守り、豊作を願う農耕儀礼の残存です。玄関先にススキを飾り、ご家庭の家内安全を祈念するのも良いでしょう。
201600916
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十五夜
今日は「十五夜」です。古代中国には月を鑑賞する習慣があり、それが日本に伝わったとされます。日本では、旧暦の8月15日に月を鑑賞するようになり、「十五夜」と呼ばれるようになりました。また、旧暦の9月13日には「十三夜」があり、地方によっては、「二十三夜」まであるようです。そして「十五夜」は秋に穀物の取入れ後、その新穀を神仏にお供えして感謝をしました。団子を供えるのは、新穀を粉にして丸くまるめてお供えしたという説と、里芋に見立てて丸い団子をお供えしたという説とあるようですが、収穫の感謝を月に供える「感謝の心」はこれからも大切にしていきたいものです。
201600915
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仲秋の名月
明日9月15日は、十五夜(旧暦8月15日)です。好天に恵まれ、きれいな「仲秋の名月」が眺められることを願いますが、「仲秋」の「仲」とは「季節の中ごろの1ヶ月」ということ、「中」は「真ん中」という意味ですから、「仲秋」は「秋(旧暦7・8・9月)の半ばの1ヶ月、すなわち8月」をさし、「中秋」は「秋の真ん中で、特に8月の真ん中15日」をさすという意味です。「名月」といえば、「満月(望)」なので、「中秋の名月」のほうが秋のお月見には近い感じのようですが、一般的には「仲秋の名月」と表記されます。でも、どちらが正しく、どちらかが間違っているといった類の話ではないようです。
201600914
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コスモスの日
明日9月14日は、2月14日のバレンタインデーから半年目、恋人同士がプレゼントにコスモスを添えて交換し、お互いの愛を確認しあう「コスモスの日」といわれています。コスモス(cosmos)は、秋桜と表記しますが、コスモスの事を、『秋に咲く桜のような花』という意味で、『秋桜』と表記されるようになったのは、コスモスが一般にも普及し始めた明治時代になってからのようです。そして、「コスモス」を『秋桜』と表記することが広く認識されるようになったのは、歌手:山口百恵のヒット曲『秋桜(コスモス)』(1977年10月1日 作詞作曲:さだまさし)以降の事だと言われてます。 ちなみにコスモスの花言葉は、「乙女の純潔・乙女の心情・真心・調和・美麗」で、また、その花の色によっても異なります。ピンクは、「少女の純潔」。白は、「美麗・純潔・優美」。赤は、「調和・愛情」とのことでした。
201600913
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稲刈り
週末、稲刈りの光景を見かけました。実が茂り稲穂が下がり、その稲が順調に刈られていきます。今月いっぱい農家は収穫の喜びと繁忙の時期となるでしょう。今年もお米の出来は良いそうで、美味しい新米が楽しみです。
201600912
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栗拾い
知人の庭の大きな栗の木がたくさんの実を付けたので、「栗拾い」を楽しませて頂きました。栗は、秋の味覚の代表格です。栗の主成分は、でんぷんです。でんぷんの豊富な作物と言うとイモ類、穀物ですが 栗のでんぷんは樹上でとれる浄化された貴重なでんぷんなのです。豆類やイモ類と比較するとでんぷんの粒子がとても細かくて、これが、上品な味わいを生んでいす。熱量は果実類で1番。少量効率のよいエネルギー補給食品といえます。また、たんぱく質・ビタミンA・B1・B2・C・カリウムも比較的豊富。サツマイモと比べると、食物繊維も多くて、ミネラル類も豊富で現代人に不足している人間に必要不可欠な微量要素の亜鉛が豊富です。亜鉛が不足すると味覚障害・生殖機能の減退・肌荒れ・抜け毛等が症状がでるとされてます。最近わかったことで、渋皮にはポリフェノールの一種であるタンニン・プロアントシアニジンを多く含み、この物質は体の活性酸素を取り除き、ガンに効くそうです。
201600911
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二百十日
9月10日は、立春から数えて二百二十日目の日(立春から220日目(219日後))で、古来より「野分(のわき:台風)」のくるころと言われます。また、「二百十日」も同様で、台風のよく来る日と言われています。「二百二十日」と「二百十日」、それに「八朔(旧暦8月1日)」は、農家の三大厄日とされ、天候が悪くなる日とされ、実際、統計的にも二百十日から9月の下旬にかけて、台風が襲来することが多く警戒を要します。
201600910
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重陽
9月9日は五節句の一つ「重陽(ちょうよう)」です。
五節句は、人日(1月7日)上巳(3月3日)端午(5月5日)七夕(7月7日)重陽(9月9日)の5つで、陰陽思想で、数の極み(最大)の9が重なる日であることから「重陽」と呼ばれ、奇数の重なる月日は陽の気が強すぎるため不吉とされ、それを払う行事として節句が行なわれていました。しかし、後に、陽の重なりを吉祥とする考えに転じ、祝い事となり、邪気を払い長寿を願って、菊の花を飾ったり、菊を浮かべた酒を酌み交わして祝ったりしていました。また前夜、菊に綿をおいて、露を染ませ、身体をぬぐうなどの習慣があったそうですが、現在では、他の節句と比べて「重陽」の節句はあまり実施されていませんが、菊の花を浮かべたお酒を飲んで、長寿を願うのもいいでしょう。
201600909
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お月見
9月に入りましたが、9月はお月見の月です。
15日には「十五夜」を迎えますが、お月見のときにお供えするものとしては、「月見だんご」でしょう。旧暦の8月15日の夜(9月15日 中秋の名月)と、同じく旧暦の9月13日の十三夜(今年は10月13日)のお月見に供える団子のことをいい、お供えの数は、十五夜のときには15個、十三夜のときには13個と決まっている地域もあります。
そして、お月見の風物詩としてよく出てくるのが、すすきです。これも、中秋の名月でお供えすることが一般に行われています。枝豆、里芋、そして団子の材料となるお米など、いろいろな食べ物をお供えして月を愛でるのは、秋が収穫のシーズンだからでしょう。
月は、ほぼ30日で満ち欠けを繰り返します。夜空で規則的な満ち欠けをする月は、古来から、カレンダーとして重宝されてきました。農耕ではカレンダーが重要となります。種まきや収穫の時期をいつにするか、といったときに、昔から、月の満ち欠け、あるいは月の満ち欠けを基準とした暦を頼りにしてきました。
そういった、農耕に役立ってきた月に感謝の意を込めて、収穫された作物をお供えして感謝の意を表した、ということがそもそものお供え物の意味でしょう。「お月見」には、収穫の喜びと感謝を込めて、お供えをして月を眺めたいものです。
201600902
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やさい
8月31日は、「や(8)さ(3)い(1)」の語呂合わせから、全国青果物商業協同組合連合会をはじめ9団体の関係組合が、1983(昭和58)年に制定した「野菜の日」記念日です。その目的は、栄養たっぷりな野菜を再認識してもらうとともに、野菜のPRです。
201600831
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コスモス
秋桜(コスモス)が咲いているのを見ると、秋の訪れを感じます。コスモスは花が桜の形と似ていることから「秋桜」といいますが、原産地は何とメキシコの高原地帯だそうで、18世紀末にスペインに送られ、コスモスと名づけられました。日本には明治20年頃に渡来したそうです。広く日本中で見ることが出来て、身近な花の一つです。コスモスは、秋の季語としても用いられますが、コスモスとはラテン語で星座の世界=秩序をもつ完結した世界体系としての宇宙の意です。
花言葉は、「女の純真」・「真心」。
「垣間見し 機たつ賤や 秋桜」〈飯田蛇笏〉
201600828
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残暑
23日に「処暑を迎え、暑気止息する意」、「まだ暑いけど、朝方涼しい風に秋の気配を感じる頃」とはいいますが、まだまだ残暑が厳しく、暑気が止む感じではありません。昨年の夏と同様に、今年も暑く厳しい日々がまだまだ続くのでしょうか。もう暑いのは御免被りたいと思っているのは、自分だけではないでしょう。天気予報では、各地ともまだしばらくは残暑が続いて30℃を越える日が続きそうです。
201600825
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処暑
立秋を15日過ぎて、今日、8月23日は「処暑(しょしょ)」。「処」は「とどまる」という意味ですから、「処暑」とは「暑さ」がとどまり、まだ暑いけど、朝方涼しい風に秋の気配を感じる頃のことをいいます。「暑気止息する意」です。
このころは日本は台風来襲の特異日で、暴風や大雨にみまわれることが少なくないようですから、天候には要注意です。
201600823
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オクラ
オクラをたくさん頂き、美味しく頂きました。
オクラに含まれるぬめりの成分はガラクタン、アラバン、ペクチン、といった食物繊維で、ペクチンは整腸作用を促しコレストロールを排出する作用や便秘を防ぎ大腸ガンを予防する効果があると言われています。また、オクラにはβカロテンがレタスのおよそ3倍以上も含まれているようです。抗発ガン作用や免疫賦活作用で知られていますが、その他にも体内でビタミンAに変換され、髪の健康維持や、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、そして、喉や肺など呼吸器系統を守る働きがあるといわれています。さらに、オクラに沢山含まれているカリウムにはナトリウム(塩分)を排泄する役割があり、高血圧に効果があります。また、長時間の運動による筋肉の痙攣などを防ぐ働きもあります。また、カルシウムは骨を生成する上で欠かせない成分です。骨を丈夫にし、健康を維持します。また、イライラの解消にも効果があります。
とっても、栄養価の高い食物です。積極的に摂取しましょう。
201600822
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俳句
8月19日は、「は(8)い(1)く(9)」の語呂合せで、「俳句の日」です。
1991(平成3)年に、正岡子規研究家の坪内稔典さんらが提唱して制定されました。
「夏休み中の子供達に俳句に親しんでもらう日」がその目的です。
そこで大田原《黒羽・奥の細道》にも縁のある松尾芭蕉の俳句(秋編)を掲示します。
・文月や 六日も常の 夜には似ず
・砧打て 我に聞かせよ 坊が妻
・枯枝に からすのとまりけり 秋の暮
・秋深き 隣は何を する人ぞ
・あかあかと 日はつれなくも 秋の風
・荒海や 佐渡に横たふ 天の川
・名月や 池をめぐりて 夜もすがら
・びいと啼く 尻声悲し 夜の鹿
・こもり居て 木の実草のみ ひろはばや |
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・秋風の 吹けども青し 栗の毬
・初秋や 海も青田も 一みどり
・この道や 行く人なしに 秋の暮れ
・物いへば 唇寒し 秋の風
・石山の いしより白し あきの風
・月はやし 梢は雨を 待ちながら
・道のべの 木槿は馬に 食はれけり
・むざんやな 甲の下の きりぎりす
・菊の香や ならには古き 仏達 |
201600819
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パイナップル
8月17日は、「パ(8)イ(1)ナ(7)ップル」の語呂合わせで、「パイナップルの日」です。しかし、沖縄県や農林水産省などは、8月1日を「パインの日」と定め、8月1日〜31日までの1ヶ月間を「パイン消費拡大月間」に制定しています。 これは数字の語呂合わせで、大した意味はないようですが、パイナップルは子供たちにも人気の食材です。給食でも、パイナップルが登場すると、子供たちの食べ込みはいいです。
さて、Pineapple は、『松(Pine)笠の形をしたリンゴ(Apple)のような果実という意味』からついた英語名です。
201600817
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送り盆
今日8月16日はお盆の送り盆です。
13日にご先祖を「お迎え」して、「おまつり」し、今日「お送り」するのがお盆です。ご先祖にお供えした供物を納め、墓参りをしてお送りします。
ご先祖様は、8月1日になると黄泉の国から牛に乗ってゆっくりやってきます。13日に到着して、自宅でゆっくり滞在し、16日の朝ご飯を頂くとたちまち早馬に乗って、また黄泉の国に帰っていくのです。
16日のご先祖に供える朝ご飯は昼近くなってからお出しします。朝ご飯は、「そろそろお帰りの時刻ですよ」という合図だから、ゆっくりお出しするのです。
こうした日本の習慣を小さな子どもたちにも体験させ、感謝や報恩の心を学び伝えて欲しいと思います。感謝を体験し、実践することは、人間としての人格形成の基と考えます。
201600816
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終戦記念日
8月15日は終戦記念日です。 1945(昭和20)年のこの日、日本のポツダム宣言受諾により、太平洋戦争(第二次世界大戦)が終了しました。 内務省の発表によれば、戦死者約212万人、空襲による死者約24万人でした。毎年この日に、政府主催の全国戦没者追悼式が日本武道館で開かれます。
戦火で尊い命を落とされた人々を追悼し、平和に暮らせる日々に感謝しましょう。
201600815
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花火
夏の風物詩には、「花火」が挙げられるでしょう。各地で花火大会が開催されていて、明日15日は黒羽で、16日には佐久山で花火大会が予定されています。夏の夕涼みに「花火見物」は最適です。家族で楽しむ「花火大会」は、夏の素敵な思い出となることでしょう。ただし、屋外では蚊に刺されないよう、準備用心して出かけましょう。
201600814
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お盆
今日からは「お盆」に入ります。お盆は、正式には「盂蘭盆(うらぼん)」といいますが、省略形として「盆」(一般に「お盆」)と呼ばれます。
幼稚園も13日より16日(送り盆)まではお休みです。お盆(盆)とは文字どおり、本来は霊に対する「供物を置く容器」のことです。その意味から、供物を供え祀られる精霊の呼称となり、盂蘭盆と混同されて習合していきました。盆の明確な起源は分かっていませんが、1年に2度、初春と初秋の満月の日に祖先の霊が子孫のもとを訪れて交流する行事がありました(1年が前半年と後半年の2年になっていた名残との説がある)。
初春のものが祖霊の年神として正月となり、初秋のものが盂蘭盆と習合して、仏教の行事として行なわれるようになったといわれています。日本では8世紀ごろには、夏に祖先供養を行うという風習が確立されたと考えられています。お盆中には家族そろってお墓参りに出掛けたり、仏壇に手を合わせ、先祖供養に心を傾けたいものです。
201600813
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山の日
今日は「山の日」、「山の恩恵に感謝し、山(自然)に親しむ祝日」として、2014年に制定され、今年から施行されます。
8月に祝日が設けられるのは初めてで、これにより国民の祝日は年間15日から16日に増えます。8月12日にすれば、お盆との連休が重なり良いのでは、との意見もあったそうですが、これは日本航空の墜落の日でもあるので、遺族に配慮して11日になったと言われています。
201600811
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ハート
今日8月10日は、その語呂合わせ(8ハー10ト)から日本心臓財団と厚生省(厚生労働省)が1985(昭和60)年のこの日に同財団の設立15周年を記念して制定した「健康ハートの日」です。夏の間に心(ハート)と体をチェックして、心臓病の多発する冬に備える日とされており、健康チェックなどさまざまなイベントが行われます。
この日の意義の通り、心と体を点検して、健康な日送りをしましょう。
201600810
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スイカ
暑い夏の食べ物と言えば、「スイカ」でしょう。スイカの果実は大部分が水(水分91%)で、糖質を8%含み、暑い夏空のもとで賞味するにふさわしい果菜です。
スイカは、可食部100グラム中に、たんぱく質30.1グラム、脂質46.4グラム、カルシウム70ミリグラム、リン620ミリグラム、鉄5.3ミリグラム、カロチン16マイクログラム、そのほかビタミンB1・B2、ナイアシンなどを含む栄養価の高い食品です。また、シトルリンというアミノ酸を含み、利尿効果が高く、腎臓(じんぞう)炎に効くといわれ、果汁を煮つめて飴(あめ)状にしたスイカ糖は薬用にされます。タネも炒(い)って塩味をつけ、種皮をむいて胚(はい)は食べられます。
スイカを食べて、暑い夏を乗り切りましょう。
201600809
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残暑
昨日は「立秋」でしたので、今日からは「暑中」から「残暑」となり、「暑中見舞い」も「残暑見舞い」となります。まだしばらく厳しい暑さが続きます。皆さまに残暑お見舞い申し上げ、各位の健康をお祈り致します。
201600808
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立秋
今日は「立秋」です。暦の上では秋となり、「暑中」から「処暑」までの期間は「残暑」になります。明日からは、「暑中見舞い」ではなく「残暑見舞い」を出すことになります。
『暦便覧』では「初めて秋の気立つがゆゑなれば也」(初めて秋の気配が表われてくるころ)と説明していますし、藤原敏行は「秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる」(古今和歌集)と「立秋」を詠みましたが、実際にはまだまだ「残暑」が厳しく、一年で最も暑い時期なのではないでしょうか。暑さ寒さも彼岸まで、これから1ケ月は暑い日々が続きます。
201600807
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夕立
『夕立や 草葉を掴(つか)む むら雀 』 (蕪村)
夏は暑く、暑い日には「夕立(ゆうだち)」が襲ってきます。でも、「夕立」は、気象観測上の正式用語ではないようです。
夏によく現れる積雲や積乱雲から降る激しいにわか雨で、雷を伴うと「雷雨(らいう)」で、雨だけの場合は「驟雨(しゅうう)」です。積雲や積乱雲は、普通は昼過ぎから夕刻にかけてもっともよく発達するので、夏の「驟雨」・「雷雨」は午前よりも午後に多く発生します。一面を白く染めるほど激しく降るので「白雨(はくう)」ともいうそうです。
201600806
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葉月
日本では、8月を「葉月(はづき)」と呼びますが、「葉月」の由来には諸説あり、木の葉が紅葉して落ちる月「葉落ち月」「葉月」であるという説が有力です。
他には、稲の穂が張る「穂張り月(ほはりづき)」という説や、雁が初めて来る「初来月(はつきづき)」という説、南方からの台風が多く来る「南風月(はえづき)」という説がります。
8月の別名には、あきかぜづき(秋風月)、かりきづき(雁来月)、かんげつ(観月)、けんゆうげつ(建酉月)、こぞめつき(木染月)、そうげつ(壮月)、ちくしゅん(竹春)、ちゅうしゅう(仲秋)、つきみつき(月見月)、つばめさりづき(燕去月)、はづき(葉月)、べにそめづき(紅染月)など秋を感じさせる名がありました。
今は暑中で、暑さも厳しいですが、7日は「立秋」で、もう暦の上では秋になります。
201600803
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釜のフタ
8月1日に「地獄の釜(かま)の蓋(ふた)が開く日」とされ、この地方では、古くからご先祖様を迎えるための行事の一つとして、黒糖の「炭酸饅頭」を作り、下に笹の葉を敷いご先祖にてお供えし、供えた後に自分たちもその饅頭を食する風習があります。これが 「かまのふた饅頭」 です。以前は、8月1日の早朝には、各家庭でお供え用と食べるものとをたくさん作っていましたが、今は家庭が少なくなりました。大田原市内の菓子店では、8月1日には早朝からこの饅頭を販売しています。この風習は「先祖を敬い、先祖に心を傾け感謝する」素晴らしい行事なので、今後もこの風習を守り続け、さらには日本中に広まれば良いと思っています。
201600801
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土用の丑の日
明日7月30日は「土用の丑の日」です。その由来については諸説ありますが、一番有名なものは、江戸時代、うなぎ屋がうなぎが売れないで困っていることを、平賀源内に相談したところ、「“本日丑の日”という張り紙を店に貼る」という平賀源内の発案が功を奏し、うなぎ屋は大繁盛になったことに起因するのですが、これがヒットした背景に、当時は、「丑の日にちなんで、“う”から始まる食べ物を食べると夏負けしない」という風習があり、それ以後、他のうなぎ屋もこぞって真似するようになって、次第に「土用丑の日はうなぎの日」という風習が定着したとされています。明日、夏バテ防止を願いウナギを食するご家庭も多いことでしょう。
20160729
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大暑
7月22日は暦の上で、二十四節気の一つで、一年中で最も暑い日とされる「大暑(たいしょ)」をむかえます。梅雨が明けて、快晴が続き、気温がどんどん上がり続けるころ。『暦便覧』には「暑気いたりつまりたるゆえんなればなり」と記されていて、暑くて暑くて、うだる様な暑さが襲ってくる頃です。暑さが本格的になる7月7日に「小暑(しょうしょ)」があり、それから「梅雨も明け」があり、うだるような暑さが襲ってきます。今年の夏も熱くなるのでしょうか。さて、「小暑」から「大暑」を経て、8月7日の「立秋」までの1か月は暑中で、8月7日からは残暑となります。
20160722
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海の日
今日は7月の第3月曜日で「海の日」です。家族で海にお出かけの方もいることでしょう。「海の日」は、1996年(平成8)に「国民の祝日に関する法律」の一部改正法で加わった14番目の「国民の休日」。制定の主旨は「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」というもの。この日はもともと、海運の重要性を認識し、海運・海事関係者に感謝することを主旨とする「海の記念日」として、1941年(昭和16)の第1回目以来、国民行事が行われてきました。以前は7月20日であった記憶がありますが、「海の日」は2003年から7月の第3月曜日に変更されました。
20160718
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猛暑
週の前半は「猛暑」でした。天気になると気温もうなぎ上り、30度を超す日には、食欲も落ち、ダルさを感じます。
さて、「猛暑(もうしょ)」は普段と比べて猛烈に暑いときのことで、「酷暑(こくしょ)」と類義で、しばしば報道や日常会話で使われます。「酷暑」は、主に夏の天候について用いますが、晩春や初秋でも使用するようです。世界気象機関が推奨する定義は「最高気温の平年値を、連続5日間以上、5℃以上上回ること」としていますが、各国はそれぞれの気候傾向によって様々な定義で運用していて、日本国内では、2007年4月1日の予報用語の改正以降、一日の最高気温が35℃以上の日のことを「猛暑日」と言います。また、制定前までは、「酷暑日」と言われていました。ただし「酷暑」が気象庁の予報用語として定義されているのに対して、「猛暑」は定義されていないようです。
猛暑・酷暑に負けないよう、適度な休憩と水分補給をして元気に過ごしましょう。
20160716
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中元
7月15日は「中元」です。一年の半分を過ぎ、健康で安泰な生活の無事を祝い、祖先の霊を供養する日です。
元々、「中元」とは、正月15日の「上元」、7月15日を「中元」、10月15日の「下元」をあわせて「三元」とする中国の習慣が伝わったもので、日本では「盂蘭盆会」と日が重なったことから、「祖先の霊を供養し、両親に食べ物を送る」ようになりました。そして、この習慣が、目上の人、お世話になった人等に贈り物をする「お中元」に変化しました。その目的の通り、健康で安泰に無事に生活できるよう祈念し、先祖に感謝報恩を捧げましょう。
20160715
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ひまわりの日
今日7月14日は、「ひまわりの日」とされています。それは、1977年7月14日に日本初の静止気象衛星「ひまわり1号」がアメリカのケネディ宇宙センターから打ち上げらたからです。気象衛星「ひまわり」は花のひまわり(向日葵)から命名されています。
20160714
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トウフ
12日は、「とう(10)ふ(2)」の語呂合わせから、「豆腐(トウフ)の日」だそうです。(ちなみに、10月2日も「豆腐の日」です。)
この時期は、晴れれば暑く、食欲も落ちます。夏バテ気味の身体には、あっさりした豆腐が好まれます。幼稚園の給食にも豆腐料理が頻繁に登場し、子供たちから好評を得ています。さて、「納豆」も「豆腐」も、同じ大豆食品ですが、「納豆」は、納豆菌によって大豆そのままを発酵させたモノ、「豆腐」は、大豆を粉砕して搾って出来た豆乳ににがりを加えて固めたモノですが、納豆と豆腐では、栄養素の内、ミネラル系と繊維質系の構成が大きく異なるようです。基本的な差は製造工程によるもので、「豆腐」はニガリを加えることで、多種のミネラルが増え(ニガリに何を使うかで、栄養素に差がありますが)、また搾ることで、豆乳以外の成分が除去され、食物繊維もなくなってしまいます。「納豆」は「毎日一食のごはんにかけて一膳食べるだけで医者いらず」とも言われますが、「豆腐」は、栄養的には十分とは言えないようです。栄養価も「納豆」は100gあたり200kcal。「豆腐」は栄養価が高い木綿で、100gあたり72gとローカロリー。「納豆」はたんぱく質も「豆腐」の3倍、カルシウムも2倍、ビタミンKに至っては50倍の差があります。
暑い夏の日には、冷たく冷やした豆腐は絶品です。大豆の栄養を摂取して、暑い夏も健康に過ごしたいものです。
20160712
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納豆
7月10日は、「なっ(7)とう(10)」の語呂合わせで、全国的に「納豆の日」とされています。納豆には、血液をさらさらにする予防効果があることは、よく知られています。栄養分として、たんぱく質やビタミン、そのほかイソフラボンも含まれています。納豆にある納豆菌は、胃酸にも強く、腸内の善玉菌であるビフィズス菌の増殖を助け、健康にとっても良い効用がある優れた健康食品なのです。家族みんなで食べて健康管理に役立てたいものです。
20160710
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小暑
7月7日は二十四節気の「小暑」。「小暑」は「梅雨明けが近づき、蝉が鳴き始め、暑さが本格的になるころ」です。暦便覧には「大暑来れる前なればなり」と記されているように、小暑の終わりごろに「夏の土用」に入っていよいよ「大暑」を迎えます。小暑から大暑そして立秋までの間が暑中となり、その間に暑中見舞いを送ります。
20160707
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七夕物語
7月7日は七夕です。この七夕には、いくつかの物語があり、その一つを紹介します。
むかしむかし、あるところに、ほうろく売りがいました。 ほうろくというのは、土でつくったフライパンみたいなものです。
ある年の七月、ほうろく売りが山道を通りかかると、娘さんたちが湖で水あびをしていました。 ふと見ると、目の前に美しい着物がおいてあります。
(ああっ、何てきれいな着物なんだろう) ほうろく売りはその着物がほしくなり、その中の一枚をすばやくカゴに入れて、何くわぬ顔で通りすぎていきました。
ところがタ方、仕事を終えたほうろく売りがそこへもどってくると、一人の美しい娘さんがシクシクとないているのです。
(ははん。さては、わしに着物をとられた娘だな) ほうろく売りは娘さんに自分の着物を着せて、家につれて帰りました。
この娘さん、見れば見るほど美人です。 ほうろく売りはこの娘さんが気に入り、自分のお嫁さんにしました。やがて子どもが生まれて、親子三人は、なかよくくらしていました。
ある日の事です。 ほうろく売りが仕事に出かけた後、お嫁さんが子どもをねかせていて、ふと天井を見てみると、何やらあぶら紙(→防水を目的とする、物を保存するための和紙)につつんだものがあります。
(あら、何のつつみかしら?) お嫁さんがつつみを開いてみると、中にはぬすまれた着物が入っていました。
「あっ! これはわたしの着物! きっと、あの人がぬすんだにちがいない。ゆるさない!」
お嫁さんはその着物をすばやく着ると、子どもをかかえて空へのぼろうとしました。
そこへ、ほうろく売りがもどってきたのです。 一目で全てをさとったほうろく売りは、お嫁さんに手をついてあやまりました。
「ま、待ってくれ! わたしが悪かった。だから待ってくれ!」
「いいえ! わたしは天の国へもどります! あなたに着物をとられて、しかたなくお嫁さんになりましたが、わたしはもともと天女(てんにょ)です」
「すまない! あやまる! いままでに何度も返そうと思ったが、お前がどこかへ行ってしまうのではないかと心配で、返すに返せなかったんだ」
「いいわけは聞きません。さようなら」
「たのむ! なんでもする。どんなつぐないでもする。だから、わたしをおいていかないでくれ!」
必死にあやまる男の姿に、心をうたれたお嫁さんは、
「・・・では、もし本当にわたしが大切なら、本当にわたしに会いたいのなら、わらじを千足つくって、天にのぼってきなさい。そうすれば親子三人、今までどおり暮らす事ができるでしょう」
と、言うと、お嫁さんは子どもとともに、天高くのぼっていってしまいました。 ほうろく売りはお嫁さんに会いたくて、さっそくわらじをつくりはじめました。
毎日、朝から晩までごはんも食べずに、わらじをつくりました。 何日もかかって、やっと、九百九十九足のわらじができました。
(よし、あと一足だ。あと一足で、あいつと子どもに会えるんだ)
そう思うと、ほうろく売りはがまんできなくなり、一足たりないまま外へとびだし、天に向かって、
「おうい、はやくむかえにきてくれー!」と、さけびました。
すると、天から雲がおりてきました。 ほうろく売りはその雲にのり、上へ上へとのぼっていきました。
ところがわらじが一足たりないため、あと少しの所で天の国へ着くというのに、それっきり雲が動かなくなりました。
「あっ、あなた、本当にきてくれたのね」
天女は、いっしょうけんめい手をふっているほうろく売りを見つけると、はたおりの棒を下へのばしました。 ほうろく売りはその棒につかまり、何とか雲の上に出ることが出来ました。 天女の家にはおじいさんとおばあさんがいて、赤ちゃんのおもりをしています。
「この人が、この子のお父さんです」 天女はほうろく売りを、二人の前につれていきました。
でも、二人はこわい顔でほうろく売りをにらみました。 何とかして、ほうろく売りを追いかえそうと考えていたのです。
そこでほうろく売りにザルをわたして、それで水をくんでくるように言いました。 穴のたくさん開いたザルでは、水をくんでくることができません。
ほうろく売りがこまっていると、お嫁さんはザルにあぶら紙をしいてくれました。 ほうろく売りはそれに水をくんで、二人のところへ持っていきました。
「うむ、人間にしてはなかなかちえがある。ほうびに、このウリをやろう。よこに切って食べろ」
そう言って、おじいさんはほうろく売りに大きなウリをくれました。
天の国では、ウリをたてに切って食べます。 もし横に切ったら、水がどんどん出て、止まらなくなるのです。
そんな事とは知らないほうろく売りが、ウリを横に切ったからたいへんです。 切り口から水がふきだして止まらなくなり、ほうろく売りは天の川に流されて、だんだん遠くなっていきます。 それを見て、お嫁さんがさけびました。
「あなたーっ、父母を説得して、月に一度、水の流れを止めてもらいます。毎月の七日に会いに来てください」
ところがほうろく売りは、水の流れの音のために聞きちがえて、
「よし、わかった。毎年の七月七日だな」
と、言って、そのまま流されていきました。 だから二人は、年に一回、七月七日にしか会えなくなったという事です。
20160704
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七夕物語
7日は七夕(たなばた)です。七夕(たなばた)とは、元来、旧暦の7月7日に行う星祭りで、現在では新暦の7月7日や、月遅れの8月7日に行なわれています。通常知られている七夕の話は「織姫」と「彦星」が…と、いう中国から伝来した話ですが、日本オリジナルの七夕の話があります。日本には、中国の七夕伝説が伝わるまえから、棚機つ女(たなばたつめ)の乙棚機(おとたなばた)の信仰があり、それが牽牛と織女の伝説と一緒になって現在伝わっている物語になりました。そのため日本では元の呼び方が残っているので、七夕=棚機=たなばたと呼びます。
20160703
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半夏生
「半夏生(はんげしょう)」は雑節の一つで、七十二候の一つ「半夏生」から作られた暦日で、かつては夏至から数えて11日目としていましたが、現在では天球上の黄経100度の点を太陽が通過する日となっています。
今日、7月1日がその日に当たり、この頃、半夏(烏柄杓)という薬草が生えるころで、ハンゲショウ(カタシログサ)という草の葉が名前の通り半分白くなって化粧しているようになるころです。農家にとっては大事な節目の日で、この日までに農作業を終え、この日から5日間は休みとする地方もあります。この日は天から毒気が降ると言われ、井戸に蓋をして毒気を防いだり、この日に採った野菜は食べてはいけないとされたりしました。また、地方によっては、毒気などから妖怪ともされ、この時期に農作業を行う事に対する戒めともなっています。この頃に降る雨を「半夏雨」(はんげあめ)といって、大雨になることが多いので注意しましょう。
20160701
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夏越し
12月31日は大晦日で、日本中で大祓(おおはらい)を行いますが、明日の6月30日は、1年の半分に当たる「夏越し(なごし)」でこの日に「祓(はら)い」を行います。
「祓い」とは罪とけがれをはらい清める事で、日本の各地で6月と12月の末日に行われています。「みな月のなごしの祓する人は千年の命のぶと云ふなり」(水無月(6月)の名越(30日)の祓いを受ける人は、千年もの延命効果があるといわれている。)
神社やお寺の境内に人のくぐれる程大きな「茅の輪」が設置され、これをくぐる「茅の輪くぐり」を行い、「夏越の祓い」を修行致します。「茅の輪」は、チガヤを束ねてつくった大きな輪です。チガヤの生命力は強く、この強さにあやかり、「茅の輪」をくぐって、一年の半分を祓い清め、家内安全、身体健全、無病息災を祈願します。
20160630
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トマト
トマトは夏野菜の代表選手、美味しくて健康にも良い食材です。トマトには、ビタミンやミネラルなどの栄養価が高く、赤い色の素であるリコピンは抗酸化作用に優れ、がん、動脈硬化、血糖値改善、さらには痴呆予防に効果が期待されている健康食品です。そこで「トマトが赤くなると、医者が青くなる」と言われ、トマトはサラダなど生で食べてもも美味しく、煮ても焼いても炒めても、様々なメニューで美味しくヘルシーに頂けます。
しかし、日本人のトマトの年間消費量は8,9kgと世界レベルではかなり低い消費で、消費世界一のギリシャは、1114,9kgと日本の13倍、イタリアは54,9kgで、日本の6倍です。
健康食品のトマトをたくさん食して欲して、夏を元気に過ごしましょう。
20160625
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イチジク
夏至をむかえ、今日は一年で最も昼が長く、同時に夜が一番短くもあります。この時期に、「無花果(イチジク)の田楽(でんがく)」を食べる風習がある地方であります。おもに、愛知県で食されているようで、イチジクの果実には果糖、ブドウ糖、ビタミン、カリウム、カルシウム、ペクチンなどが含まれ、クエン酸も少量含まれますが、糖分の方が多く甘い味がします。食物繊維は、不溶性と水溶性の両方が豊富に含まれていて、健康によい食物です。
20160621
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夏至
明日の6月21日は「夏至」です。
二十四節季のひとつで、一年の中で最も昼間が長く夜の短い日です。冬至(12月22日頃)に比べると、昼間の時間差は4時間50分もあります。
さて、大阪近郊では夏至から半夏(ハンゲ、夏至から11日目)までにタコを食す習慣があり、タコの足のように、稲の根がよく地面に広がりつくようにと願ってのことらしいです。
また、関東地方では、新小麦で焼き餅を作って神に供える風習があり、熊本県阿蘇地方には「夏至はずらせ 半夏は待つな」(田植えは夏至より少し後に、半夏を過ぎないように)との言い習わしがあり、この期間までに田植えを終えないと「半夏半作」といって収穫が半減すると言われています。
20160620
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父の日
6月の第3日曜日は、「父の日」です。
「父の日」は、「父に感謝をささげる日」。1909年に、アメリカ・ワシントン州のJ.B.ドット夫人が、彼女を男手一つで自分を育ててくれた父を讃えて、教会の牧師にお願いして父の誕生月6月に「父親の日礼拝」をしてもらったことがきっかけと言われています。当時すでに「母の日」が始まっていたため、彼女は「父の日」もあるべきだと考え、「母の日同様に父に感謝する日を」と牧師協会へ嘆願して始まりました。
ドット夫人が幼い頃に、アメリカでは南北戦争が勃発し、父スマートが召集されてから、ドット夫人を含む子供6人は母親が育てることになるが、母親は過労が元でスマートの復員後まもなく亡くなりました。以来男手一つで育てられたが、スマートも子供達が皆成人した後、亡くなってしまいます。やがて、1916年アメリカ合衆国第28代大統領ウッドロー・ウィスソンの時に「父の日」が認知されるようになり、1972年(昭和47年)、アメリカでは国民の祝日に制定されました。
母の日の花はカーネーションですが、父の日の花はバラ。これは、ドット夫人が、父の墓に白いバラの花をささげたことが由来です。
20160619
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June bride
6月には結婚式が沢山あり、6月に挙式された方は多いことでしょう。さて、「June bride(ジューンブライド)」を直訳すると[6月の花嫁]です。6月に結婚した花嫁は幸せになれるというもともとはヨーロッパからの伝承で、その由来は諸説があって、
1.「June」が、ローマ神話の結婚をつかさどる女神であるジューノ(Juno)からきているため、「この女神の月に結婚すれば、神の御加護を頂いて、きっと花嫁は幸せになるだろう」、にあやかっての説
2. 昔、ヨーロッパでは、3〜5月の3ヵ月間は結婚することが禁止されていて、6月は結婚が解禁になる月であるため、6月になっていっせいにカップルたちが結婚し、周りの人達からの祝福も最も多い月だったとする説
3.ヨーロッパの6月は1年中で最も雨が少なく良い天気が続き、加えて復活祭も行われる時期であることから、ヨーロッパ全体が祝福ムードで溢れ、6月の花嫁は幸せになれるとする説
などがあるようです。
今月めでたく結婚されたお二人の幸せを祈ります。
20160612
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どくだみ
梅雨空の下、どくだみが花を咲かせています。どくだみは昔から優れた薬草として知れ渡っていて、生薬名として【十薬(じゅうやく)】という名前が付けられているように、10種類の薬効(効能)があると考えられていました。どくだみ茶の効能の主たる要因には、体内の毒素を身体の外へ排泄することで血液をキレイにすることにあるのですが、このことが特定の病気を予防して健康を維持する体質へと改善することにも繋がる効用があると考えられています。
どくだみ茶の効能の中でも特に解毒作用が優れていることから、体内に生じた老廃物や毒素を排泄する働きにより、【ニキビ】や【吹き出物】といった一般的によく見られる肌トラブルの予防ならびに改善効果が期待できます。老廃物や毒素が体内に滞ることがなく排出されることで血液の浄化にも繋がり、血がキレイになればニキビや吹き出物などの肌トラブルも生じにくい体質へと改善されていくようになります。また、どくだみ茶の解毒作用と血液浄化作用による【体質改善効果】が期待でき、アトピー性皮膚炎や花粉症の症状を緩和する効果、花粉症の場合も同じように、体質を改善することで症状緩和に繋がると考えられています。さらに、どくだみ茶が持つ【緩下作用】により、便秘解消の効用もあります。緩下作用(かんげさよう)というのは、腸から排便を促す働きのことです。便秘が解消される事で腸内環境も改善されて、便秘に伴う【吹き出物】や【ニキビ】の改善にも繋がります。身近な存在のどくだみですが、こんなすごい効用を持っていたのです。
20160611
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時の記念日
今日は「時の記念日」です。
天智天皇の10年(671年)4月25日、漏刻と鐘鼓によって初めて時を知らせたという『日本書紀』の記事にもとづき、その日を太陽暦に換算して、6月10日と定められました。今日ではカレンダーを見ると実にさまざまな記念日が掲載されていますが、各種の記念日のなかでも時の記念日は最初期に定められたものということができます。
「時は金なり」、英語でも「Time is money.」ということわざにもあるように、時間というのは、誰にでも平等に与えられた、二度と取り返すことのできない、大切なものです。
そんな時間について、改めて考える日、それが時の記念日です。
20160610
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芒種
6月5日は、二十四節気の「芒種(ぼうしゅ)」。
芒(のぎ、ぼう)は、お米や麦などイネ科の植物の穂を構成する鱗片の先端にある棘状の突起のことで、イネやムギなどの芒(のぎ)を持つ作物の種を播く時節というところから芒種というそうです。現在の田植え時期は早まりましたが、昔の田植は、梅雨入りにのころにあたるこの時期に行われた様です。
20160605
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口と歯の健康週間
今日から一週間は、「口と歯の健康週間」です。
以前、日本歯科医師会が、「6(む)4(し)」に因んで6月4日に虫歯予防デーを実施していましたが、1949年に「口腔衛生週間」が制定され、1952年には「口腔衛生強調運動」、1956年に再度「口腔衛生週間」に名称を変更し、また1958年から「歯の衛生週間」、そして今年から「歯と口の健康週間」に変わりました。
猫の目のように名称が変わりますが、その目的は、歯の衛生に関する正しい知識を国民に対して普及啓発するとともに、歯科疾患の予防処置の徹底を図り、併せてその早期発見、早期治療を励行することにより歯の寿命を延ばし、国民の健康の保持増進を寄与することで、一貫してます。
歯は人生において大切です、しっかりケアして、大切にしましょう。
20160604
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紫陽花
6月になり、間もなく梅雨入りを迎えます。
梅雨時期に咲く雨の似合う花と言えば「紫陽花(アジサイ)」ですが、お寺の裏で少しづつ咲き始めました。紫陽花はアジアや北アメリカに約40種類が分布する低木で、日本には約10数種があるそうです。アジサイの名前は藍色の花が集まるという意味の「あづさあい(集真藍)」が変化したものと言われ、属名のハイドランジアはギリシア語のハイドロ(水)とアンジェイオン(容器)からなり「水の器」「水がめ」と解釈されます。これはアジサイが根から非常に水をよく吸うから、果実の形が水がめの形に似ているからなど諸説があります。
さて、シーボルトはアジサイにハイドランジア・オタクサという学名(シーボルトの愛人「楠本滝〜通称、お滝さん」の名前)を付けましたが、(シーボルト以前に違う学名を命名・発表していた人がいたので現在では使われていません。
20160602
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水無月
6月は梅雨に入り、雨の多い月ですが、6月のことを「水無月(みなづき)」と称します。「水無月」は、「水の無い月」と書きますが、水が無いわけでなく、水無月の「無」は、神無月の「な」と同じく「の」にあたる連体助詞「な」で、「水の月」という意味です。陰暦6月は田に多く水を引く月なので、「多くの水を必要とする月」の意から「水無月」と言われるようになったようです。
旧暦の6月は梅雨が明けた時期(7月)になるため、新暦に当てはめて水無月を「梅雨も終わって水も涸れつきる月」「水の無い月」と解釈するのは間違いのようです。
同様に、神無月の語源は、「神を祭る月」であることから、「神の月」とする説が有力とされ、神無月の「無」は、「水無月」と同じく、「の」を意味する格助詞「な」です。中世の俗説には、10月に全国の神々が出雲大社に集まり、諸国に神がいなくなることから「神無月」になったとする説があり、出雲国(島根県)では、反対に「神有月・神在月(かみありづき)」と呼ばれます。
20160601
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麦秋
「麦秋や 子を負いながら いわし売り」 小林一茶
「麦秋(ばくしゅう)」です。麦の穂が茶色く色ずき、間もなく収穫を迎えることでしょう。「麦秋」は、”むぎあき”又は”麦の秋”とも読み、夏の季語の一つとなっています。麦の穂が実り、収穫期を迎えた初夏の頃の季節のことで、麦が熟し、麦にとっての収穫の「秋」であることから、名づけられた季節です。ちなみに、「竹の秋」とは、春の竹は地中の竹の子に養分を取られ、四月頃になると葉が一斉に黄ばみ始めることから春の季語となっていて、逆に秋には葉がつやつやとしてきますから、こんどは「竹の春」と呼びます。草木の形状や色合いにより、その草木に季節を付ける日本の感性を嬉しく感じます。
20160526
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万緑
木々の新緑が陽の光で輝き、初夏を感じます。
芽吹き萌え出る草木の活力を実感し、初夏に向けて、総ての緑の植物の精気溢れる力強さに、吾子の健やかな成長をなぞらえた句を思います。
「万緑の 中や吾子の 歯生えそむる」(中村草田男)
20160522
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小満
5月20日は「小満」です。これは、「万物がしだいに長じて満つる意」ですが、『暦便覧』には「万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る」と記されていて、万物が次第に成長して、満々と満ち、草や木々が葉を茂らせころです。麦畑が黄金色に染まり、麦秋を迎えます。また、沖縄では、次の節気と合わせた「小満芒種(すーまんぼーすー)」という語があり、これは「梅雨」の意味で使われ、南方ではさらに季節が進行していることを感じます。この辺りでも、木々に葉が茂り、麦も色付き収穫が近づき夏を実感します。
20160520
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新茶
今年の新茶を頂きました。今年は5月1日が「八十八夜」で、連休の頃から新茶が市場に出回り出しているようです。
お茶は日本人にとって身近な飲み物ですが、その効用はとても大きいものがあります。緑茶の苦味はカフェインによるもので、渋みはカテキン(タンニン)によるものです。カフェインによる効果には、・血液の流れを良くする・利尿作用・消化液の分泌を良くする・精神安定作用・肝臓薬の効果を高める・高血圧性の頭痛を弱めるなどがあり、カテキンによる効果には、・抗酸化作用(老化防止)・抗菌作用(消化器病原菌、虫歯、インフルエンザ予防・コレステロール抑制・血圧上昇抑制・血糖低下(抗糖尿病)・血小板凝集抑制、血栓形成予防さらには、・抗腫瘍、発がん抑制や解毒作用があるそうです。でも、あくまでもその効果は緩やかなもののようで、習慣的に飲めば効果があるそうですので、常に飲むように努めましょう。
20160513
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愛鳥週間
初夏となり、鳥たちの活動も盛んになりました。今日から一週間は、「愛鳥週間」(野生鳥類の保護を国民全体に訴えるために設けられた運動期間 5月10日〜5月16日)です。
20160510
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母の日
母の日は、日頃の母親の苦労を労り、母への感謝を表す日です。
日本やアメリカでは5月の第二日曜日に祝いますが、その起源は世界中で様々で、日付も異なっています。例えばスペインでは5月第1日曜日、北欧スウェーデンでは5月の最後の日曜日に当たります。日本では1931年(昭和6年)に、大日本連合婦人会が結成されたのを機に、当時の皇后の誕生日の3月6日を「母の日」としましたが、1937年(昭和12年)5月8日に、第1回「森永母の日大会(森永母を讃へる会主催、母の日中央委員会協賛)が開催された後、1949年(昭和24年)アメリカに倣って5月の第2日曜日に行われるようになったそうです。
20160508
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早苗
昔、田植えはすべて手作業でした。最近は手植えする様子はあまり見かけませんが、松尾芭蕉は「手ばなせば 夕風やどる 早苗かな」という句を読んでいます。「手を離れて水田に植え付けられた苗が、夕暮れ時の風に吹かれて静かに揺れている」。
早苗(さなえ)とは、「苗代から田へ移し植えるころの、稲の若い苗。田植え用の稲の苗」、「わさなえ」のことですが、若くまだナヨナヨしい青い早苗が、夕暮の風に吹かれ揺れている様子は、のんびりとして心癒される風景です。夕方、のんびりと田んぼのあぜ道を散歩してみると、風も清々しくて安らぎます。
20160507
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こどもの日
「こどもの日」は、「祝日法」2条によれば、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」ことを趣旨としています。
子どもにも人格があります。全ての人々にある人権・人格を尊重し、互いに認め合い、和して生活したものです。
20160505
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みどりの日
今日5月4日は、1985(昭和60)年に祝日法が改正されて制定された「国民の休日」でしたが、2007年より、昭和天皇の誕生日であった4月29日の「みどりの日」が「昭和の日」に変更なったため、「みどりの日」が5月4日に移動されました。その目的は、「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」ことです。
20160504
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憲法記念日
5月3日は「憲法記念日」ですが、「祝日法」では「日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する」ことを趣旨としています。
今後、日本が豊かで正しく成長するよう自分たちも努力し、子どもたちの成長と共に日本が安定していくことを期待します。
20160503
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柏餅
「柏餅」を「こどもの日」を前にして頻繁に見かけます。この「柏餅」ですが、柏の木は新芽が出ないと古い葉が落ちないため「子供が生まれるまでは親は死なない」、すなわち「跡継ぎが途絶えない」「子孫繁栄」に結びつき、「柏餅」は、端午の節句の縁起の良い食べ物とされています。
20160502
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皐月
今日から5月です。5月を「皐月(さつき)」と言いますが、皐月は「こうづき」とも読み、植物のサツキのことです。旧暦五月ごろに花が咲く躑躅であることから、サツキツツジの名がつき、やがて単にサツキと呼ばれるようになったようです。また、米の苗を植える月であることから、早苗月(さなえつき)と呼ばれていて、それが「さつき」となり、皐月の漢字は当て字ともされます。
「皐」の本来の文字は「皋」で、「白+大+十(まとめる)」で、白い光のさす大きな台地をあらわし。明るい、たかい、広がるなどの意を含みます。皐はその略体です。
ちなみに、5月の異名ですが、「いななえづき(稲苗月)、いろいろづき(五色月)、うげつ(雨月)、けんごげつ(建午月)、つきみずづき(月不見月)、さつき(皐月)、さなえづき(早苗月)、さみだれづき(五月雨月)、しゃげつ(写月)、たちばなづき(橘月)、ちゅうか(仲夏)、ばいげつ(梅月)、よくらんげつ(浴蘭月)」などがあり、いずれも季節感を感じます。
20160501
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端午
明日からは5月。そして5月5日は『端午の節句』「子どもの日」ですが、旧暦では「午の月」は5月にあたります。「端」は物のはし、つまり「始り」という意味で、元々「端午」は5月の始めの「牛の日」のことで、今年なら5月11日です。「端午」は、この午の月(5月)の最初の午の日を節句として祝っていたものが、のちに5が重なるこの月の5日が端午の節句の日になったといわれます。やがて、「午」は「五」に通じることから毎月5日となり、その中でも数字が重なる5月5日を「端午の節句」と呼ぶようになったともいわれます。
同様に、奇数の月番号と日番号が重なる3月3日、7月7日、9月9日も節句になっています。
20160430
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昭和の日
今日は「昭和の日」ですが、1989(昭和64)年1月7日に崩御した昭和天皇の誕生日です。 昭和天皇崩御後、生物学者であり自然を愛した昭和天皇をしのぶ日として、「みどりの日」となりましたが、2007年よりこの日は「昭和の日」と改めらました。それは、「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いを致す」と言う意味合いからです。それと同時に、「みどりの日」はいままで「国民の休日」であった、5月4日に移動されました。
20160429
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菖蒲湯
今日はフロ(26)の日です。来週5月5日の「こどもの日」は、「菖蒲(しょうぶ)の節句」とも呼ばれます。この時期に花を咲かせる菖蒲の長い葉は、強い香気があるので、この香りの強さが不浄を払い、邪気を遠ざけてくれるといわれています。また「菖蒲(ショウブ)」は、「勝負」や「尚武」に通じることから、江戸時代から男の子の出生を祝って、端午の節句に「菖蒲湯」に入ることが習慣になったといわれています。親子で菖蒲湯の風呂を楽しむのもいいでしょう。
20160426
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穀雨
今日4月20日は「穀雨(こくう)」です。「穀雨」は二十四節気の一で、「穀物を育てる雨の意」、「百穀を潤し、芽を出させる雨ということ」です。「百穀」ですからあらゆる穀物を育てはぐくんでくれます。田んぼも田植えが進み、連休中にほとんどの田んぼで田植えが終わるでしょう。那須連山の雪化粧も溶け、野山には色とりどりの花々が咲き誇り、楽しみな季節を迎えました。
20160420
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土用
今日は5月5日の「立夏」にむかい「土用(どよう)」に入ります。「立夏」を迎えると、暦の上では「夏」となります。その夏になる前、春からの移行期間が「土用」で、大地は春から夏に向けての準備の始まりです。園庭の桜も咲いて、色とりどりの花々が咲き競っていますが、気温も高くなり、初夏を感じる日もあります。立夏を過ぎれば、季節は初夏となります。
20160416
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鯉のぼり
5月5日の子どもの日に向けて、子どもの健やかな成長を願い園庭に「鯉のぼり」を飾りますが、鯉のぼりは、日本の風習です。江戸時代に武家で始まり、端午の節句の5月5日まで、「男児の出世を願って」家庭の庭先に鯉に模したのぼりを、風をはらませてなびかせます。別名、皐幟(さつきのぼり)とも言いいます。元は、雨の日に飾るもの(魚は水中で泳ぐから)だったようですが、「晩春の晴天の日の青空にたなびくもの」となりました。園庭の桜の花も散り急いで、その花吹雪の中を鯉のぼりが優優と泳いでいます。
20160413
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桜吹雪
野崎(石上)の工業団地に長く真直ぐな桜並木があります。今年もキレイな桜を見せてくれましたが、満開を過ぎて散り始めました。2キロに渡るこの道路では、ハラハラと散る桜吹雪を味わえます。日中も良いのですが、朝は朝日に輝き、夕方は夕日に映えてとっても綺麗で風情があり、路肩に車を止めて、写真を撮る人を終日見かけます。是非、ご家族でこの風情を味わってみて下さい。
20160410
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田植え
早くも田植えが始まりました。ほとんどの田んぼでは4月の週末からゴールデンウイーク中に田植えを行うのでしょうが、田植えが始まり、季節が春から初夏に向かっていることを感じます。間もなくツバメがやってくることでしょう。
20160409
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花祭り
4月8日は、お釈迦さまの誕生をお祝いする「降誕会(ごうたんえ)」です。この日には誕生仏(たんじょうぶつ)といって、右手で天を、左手で地を指した小さなお釈迦さまのお像に甘茶を注いでお祝いしますが、甘茶を注ぐので、潅仏会(かんぶつえ)・浴仏会(よくぶつえ)ともいわれます。しかし、一般には、誕生仏を安置したお堂をきれいな花で飾っておまつりすることから名づけられた 「花まつり」 の方が親しみやすいでしょう。
この行事は、お釈迦さまの誕生を喜んだ龍王(りゅうおう)が、甘露(かんろ)の雨を降らせて祝福したという故事にもとづいています。
日本では、推古14年(606)の元興寺(がんごうじ)で最初にこの行事が行われ、以来、承和(じょうわ)7年(840)以降、宮中の恒例行事となって、一般にも広まりました。
20160408
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清明
4月4日は二十四節季の「清明」です。『暦便覧』には「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれるなり」と記されていて、「万物ここに至って皆潔斎(けっさい)なり」といわれる季節で、万物がすがすがしく明るく美しいころです。様々な春の花々が咲き乱れ、桜のお花見のシーズンになります。
20160404
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インゲン
今日は「インゲン豆」の日です。それは、1673(延宝元)年の4月3日に、インゲン豆を中国から持ってきたとされる隠元禅師が亡くなられた命日によります。隠元禅師は1592(文禄元)年に中国の福建省で生まれ、長崎の興福寺に招かれて来日した際、インゲン豆を禅の普茶料理(精進料理)の材料として普及させました。インゲン豆には、カリウム・カルシウム・マグネシウム・リン・鉄分・食物繊維などの栄養を多く含む健康食品でので、進んで食べてみましょう。
20160403
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エイプリルフール
4月1日は、「エイプリルフール」で、罪のないウソをついても、かまわない日といわれています。
ヨーロッパでは3月25日が新年で、4月1日まで春の祭りがありました。1564(永禄7)年、フランスの国王シャルル9世が1月1日を新年の始まりにしたため、4月1日を「ウソの新年」として祝ったことが由来といわれています。そして今日から平成28年度が始まります。良いスタートが切れるよう祈念します。
20160401
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鰆
春の魚と書いて「鰆(サワラ)」ですが、桜の花盛りの頃に獲れるサワラを和歌山では「桜鰆」と呼び、サワラを春の使者とも呼ぶそうです。また、サワラは成長するに従ってサゴシ(サゴチとも・40-50cm)、ナギ(50-60cm)、サワラ(60cm以上)と呼び名が変わる出世魚です。身の見た目はさほど赤くなく白身魚として取り扱われる事も多いのですが、成分から見ると赤身魚だそうです。身が軟らかく崩れやすいので煮物には向かないと言われ、一般に焼き魚や西京焼き、唐揚げや竜田揚げなどで食べられます。
鰆来て 瀬戸の内海 活気づき(宇野 政江)
20160323
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春分の日
20日の「春分の日」は、「自然を称え、将来のために努力する日」と法律で定められた祝日です。「春分」は昼と夜が同じ長さになる日ですが、昔の人は、自然に感謝し春を祝福する日だと感じていたようです。それは、長い間冬眠をしていた動物たちが動き始め、人々もやる気に満ち溢れている時期です。また、この日の前後にご先祖様への感謝の気持ちを伝えるためにお墓参りに行く習慣(彼岸)もあります。古来、人々はこの日を春のれを祝う日とし、同時に祖先に感謝をするお祭りを行い、この風習は農村部で長く続いてきました。
明治時代、春分の中日を「春季皇霊祭」と定め、宮中において祖先を祭る日となったのをきっかけとして、一般市民の間でも「祭日」とされました。
20160320
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春分
20日は「春分の日」で、、昼夜の長さがほぼ等しい日です。これから日が一番長い夏至に向けて、毎日1分5秒づつ日が長くなり、そしてまた毎日1分5秒ずつ日が短くなって、昼夜の長さがほぼ等しい「秋分」になります。一年間は、正確には「365.2421904日」であるために、「春分の日」はその年によって変化します。
20160319
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彼岸
17日から一週間は春の彼岸です。彼岸は生きている自分たちが、努力して「彼岸」(さとりの岸)に至る精進の日々です。
幼稚園は3月の徳目に「智慧」を掲げていますが、「智慧」も彼岸に努めるべき徳目です。「智慧」は、単なる知識だけでなく「物事の正しいあり方を見極める認識力の事」をいいます。うれしい、楽しい、心地よい、やさしい等のプラスの心情体験、つらい、悲しい、悔しい、我慢する等のマイナスと思える心情の体験は、智慧づくとなり自分の力で得た知識を智慧に育んでいくのです。その積み重ねにより真の「賢さ」に繋がります。幼児期にたくさんの遊びを通して様々な体験をして培い育って智慧が身についていくことが大切です。
「人を幸せにし、自分を幸せにする生き方」、それが子どもたちへの願いであり、仏さまの教えです。
20160317
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ありがとう
本日は、3月9日「サン(3)キュー(9)」(Thank you)の語呂合せで、今日は「ありがとうの日」です。他人を敬うことで、自分も敬われます。人を敬わなければ、自分も敬われることはありません。感謝すれば、感謝が返ってくるでしょう。人にも物にも、あらゆるものに感謝の心を持って接していきたいものです。
20160309
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ミツバチ
3月8日は、「ミツ(3)バチ(8)」の語呂合わせから「ミツバチの日」です。
ハチミツには、ビタミンB1、B2、葉酸などのビタミン類、カルシウム、鉄をはじめ、27種類のミネラル、22種類のアミノ酸、80種類の酵素、ポリフェノールや若返り効果があるといわれているパロチンなど、150を超える成分が含まれていてます。またビタミンには「活性型」と「不活性型」があり、活性型は少量で効くけれども、不活性型は大量に用いなければ効かないそうです。人工的に作ったビタミン剤は、大量に用いても天然のビタミンよりも効用が低いことが判明しています。ハチミツに含まれるビタミンは非常に良質なもので92%が活性型で、毎朝の食卓をはじめ、運動後や疲れた時、子どもたちや妊娠時・授乳時の栄養補給にも適しています。適度に摂取して、健康な生活に役立てましょう。
20160308
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啓蟄
3月5日は、、暦の二十四節気のひとつ「啓蟄(けいちつ)」です。
“啓”は『ひらく』、“蟄”は『土中で冬ごもりしている虫』の意で、暦便覧には「陽気地中にうごき、ちぢまる虫、穴をひらき出ればなり」と記されています。文字通り地中で冬ごもりしていた虫が春の到来を感じ、草木が芽吹くと同時に地上へ這い出してくるという意味です。この時期、北国でも福寿草が咲き、東京では紋白蝶が見られ、春の訪れを実感できます。
『啓蟄や 蚯蚓(ミミズ)の紅の 透きとほる』(山口青邨)
20160305
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ひな祭り
「ひな祭り」という呼び名は、小さな人形で「ままごと遊び」することを「ひいな遊び」と呼んでいたのが語源です。はじめは京都の上流階級の家だけの行事でしたが、しだいに民間の行事となり、やがては地方へとひろまっていきます。「ひな祭り」は江戸時代中期にかけて年々盛んになり、人形やひな壇もどんどん派手になっていきました。当時は等身大の人形をかざったひな壇もあったといいますが、1721年(享保6)に、ぜいたくな生活を規制する当時の江戸幕府によって、ひな人形の大きさは24cm以下と定められた記録があります。
20160303
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3月
3月になりました。
明後日、3月3日は、「ひな祭り」です。ひな祭りには、「桃の花」を飾りますが、中国では桃は悪魔をはらう木で、3月3日に摘んだ桃の花びらを酒に漬けた「桃花酒」を飲むと、若さと健康を保てるという言い伝えがあります。そして桃は「平和の象徴」ともされていました。また、日本ではよく「白酒(しろざけ)」を飲んでひな祭りのお祝いをしますが、日本では「桃花酒」があまり一般的ではなかったので、代わりに「白酒」が使われるようになったそうです。そして、桃の花を太陽に、白酒を月になぞらえ、「日と月をまつる」という意味もあるようです。ひな祭りは女の子だけのお祭りではなく、誰もが健康で若々しくありたいと願う行事です。皆様の健康を祈念いたします。
20160301
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弥生
明日からは3月になります。旧暦の3月は「弥生(やよい)」と呼び、新暦3月の別名としても用います。弥生の由来は、草木がいよいよ生い茂る月「木草弥や生ひ月(きくさいやおひづき)」が詰まって「やよひ」となったという説が有力ですが、その名の通り3月になると、枯れた草葉も緑色に変わり、新しい息吹を感じます。3月は他に、花月(かげつ)、嘉月(かげつ)、花見月(はなみづき)、夢見月(ゆめみつき)、桜月(さくらづき)、暮春(ぼしゅん)等の別名もあり、それぞれの名前に春を感じます。
20160229
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菱餅
ひな祭りに「菱餅(ひしもち)」を飾りますが、この白・緑・紅の三色には、「雪・草・花」が象徴されていて「雪が溶け、草が芽生え、花が咲く」春の訪れの意味が託されているとのこと。また、他の説では、白は「清浄」、緑は「邪気をはらう薬草の色」、紅は「魔除け」の意味があり、春の成長時期に「菱餅」を飾り、幸福を願ったのでしょう。祭礼行事の中には、幸せや平和を願う思いがたくさん託されているようです。
20160228
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春告草
少しづつ温かくなって、だいぶ春めいて来て、春を告げる草と言われる「梅」が咲きだしました。梅は樹木ですが、「春告草」と言われます。梅のふくよかな香りを嗅ぐと春の訪れを感じます。そして、3月ともなれば、「春告鳥」のウグイスも鳴きだす鳴き始めるのでしょう。明日から京都北野の梅花祭が始まります。
「み吉野の 春つげ草の 花の色 あらぬ梢に かかる白雲」
20160221
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歌舞伎の日
今から400年前の1607(慶長12)年の2月20日、出雲の阿国が江戸城で将軍徳川家康や諸国の大名の前で初めて「歌舞伎踊り」を披露したそうです。今日は、それを記念して「歌舞伎の日」だそうです。
ただし、1603(慶長8)年、京都四条河原で出雲の阿国が歌舞伎踊りを始めたのが「歌舞伎」の発祥とされています。今風に分かりやすく、楽しめるように工夫もなされていて、実際に生で見ると、伝統の力や芸術性、その魅力に幼児でも引き付けられることでしょう。
20160220
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雨水
2月19日は、24節季の「雨水(うすい)」です。「空から降るものが雪から雨に変わり、雪が溶け始め」るころです。『暦便覧』には「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり」と記されていて、この時節から寒さも峠を越え、さらに春に近づいている事を実感するでしょう。
20160219
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タンポポ
2月18日は、「蒲公英(たんぽぽ)」の日です。いよいよ春に近づき、南向きの土手などに「たんぽぽ」が咲きだしました。「たんぽぽ」の黄色い花は、春の訪れを感じます。
「たんぽぽ」は、キク科タンポポ属の多年草の総称で、全世界に広く分布していますが、日本には「カンサイタンポポ」・「エゾタンポポ」・「シロバナタンポポ」、また帰化植物の「セイヨウタンポポ」など10種以上あり、一般的に「たんぽぽ」と言えば、「カントウタンポポ」を言います。その若葉は食用となり、根は生薬で、胃薬やの母乳の出を良くする効用があるそうです。「たんぽぽ」は、真っ白なふわふわの綿毛が特徴的ですが、その丸い綿毛が、まるで「たんぽ」のようだということから、「たんぽぽ」の名前がつきました。花言葉は「思わせぶり」だそうです。
20160218
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バレンタインデー
2月14日は、「バレンタインデー」です。田園と牧人の神ルペルクス(ファウヌスの別名)をたたえる古代ローマのルペルカリアの祭(2月15日)が起源で、やがてこの祭りが、兵士の自由結婚禁止政策に反対したバレンタイン司教が、ローマ皇帝の迫害により西暦269年に殉教した日を記念した祭日(2月14日)とむすびつけられて出来たものです。その後、聖バレンティヌスは恋人たちの守護者とされ、この日は恋人たちの愛の誓いの日となったのです。日本では1958年頃より流行しはじめ、お菓子メーカーの努力によって、女性から男性にチョコレートを贈るという、日本独自の習慣が生まれました。
20160214
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涅槃
2月15日は、お釈迦さまがお亡くなりになった「涅槃会」です。
お釈迦さまは臨終の際に、「あなたが亡くなられた後、いったいなにを頼りに生きたらよいのでしょうか?」と弟子たちは問いかけました。お釈迦さまは、その問いかけに、こう答えています。『自灯明、法灯明』と、「自らを灯火(ともしび)とせよ、法を灯火とせよ」と。私たちは、時に大きな存在に依存して、判断し決断し前に進むことがあります。お釈迦さまと修行を供にし、大いなるその指導のもとにいた者がその支えを失ったとき、これから先どう進むべきかと惑いうろたえたことと思います。
「自灯明」は依存する気持ちを戒めた厳しいお示しです。自分自身を拠りどころとして、自分自身の責任で進むのです。自分の信じるものを拠りどころとして、自分の足で歩むのです。
自分を灯火にして進む自信がない者は、「法灯明」。仏法つまり仏の教えが灯火となってあなたの足元を照らすでしょう。「自灯明」で戸惑い悩んだとき、仏様の教えがあなたを導いてくれます。
人生はあなた自身のものです。だれも足元を照らし続けてはくれません、自分と自らの信じるものを灯火として、一歩一歩しっかりと自分の足元をみつめ歩んでいきましょう。
20160213
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建国記念日
「建国記念日」は、もともとは1872年(明治5)に、[紀元節(きぜんせつ)]という名前ではじまった記念日で、「古事記」「日本書紀」の記述にもとづき、初代天皇とされる神武天皇が即位した日といわれています。
当初は1月29日が祝日にさだめられていましたが、翌73年に、太陽暦の採用にともなう措置として、期日を2月11日に変更されました。その後、第二次大戦後に廃止されましたが、1966年(昭和41)に「建国記念の日」という名で復活し、翌年より実施されています。制定当初は、まだ成立したばかりの明治政府首脳が、天皇を中心とした国家支配体制の正当性を内外にしめす必要から制定されたと考えられていますが、現在の建国記念の日は、「建国をしのび、国を愛する心を養う日」とされています。日本に生れ育った事を喜び感謝したいと思います。
20160211
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しもつかれ
毎年この時期には、栃木名物の「しもつかれ」がごちそうに出されます。「しもつかれ」は、鮭の頭と大豆や野菜の切り屑など残り物を大根おろしと混ぜた料理で、地域により「しみつかり」、「しみつかれ」、「すみつかれ」とも呼ぶようです。それぞれの家に、その家庭独自の味付けがあって、千差万別で、「しもつかれを7軒食べ歩くと病気にならない」「なるべく多くの家のしもつかれを食べると無病息災だ」と云われます。小学校でも、給食に出るようで、栃木の味ですので、経験の無い方は是非この時期味わって下さい。
20160208
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向春
4日に「立春」を迎えて暦の上では春となりました。寒中にあって、まだ吹く風は冷たいですが、梅の花がそこかしこで咲きだし、福寿草の黄色の花が太陽に向かって咲いている姿に、春の訪れの近いことを視覚にも感じられます。春は近しです。
20160206
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鬼退治
「節分」では、鬼に向かって豆まきをする風習がありますが、豆を打ちつけられる鬼は赤鬼、青鬼、黒鬼で、赤鬼は、満面朱をおびて怒りにたける姿、欲の亡者となって血も涙も無い青鬼、そして、愚痴で人を疑い、嫉妬深く腹黒い黒鬼です。
桃太郎の家来となった、犬は赤鬼を、キジは青鬼を、猿は黒鬼を退治します。なぜ、そうなのでしょうか。怒りの気持ちを和らげる慈しみの動物は犬であり、欲の反対は施すことになります。雉は危険があると自分の命を捨てて我が子を守ります、勇気のある動物の象徴が雉です。さらに、愚痴の反対は正しい智慧で、智慧のある動物の象徴は猿です。
仏教では、煩悩を通俗的に鬼と呼んでいます。鬼が島に住む鬼たちは、実はそれぞれの心の中に現れることがあります。赤・青・黒の三匹の心の鬼を追い出して、清く正しく、美しい心でありたいと願いましょう。
20160205
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立春
2月4日は、二十四節気の一つ「立春(りっしゅん)」です。「暦の上では、春がはじまる日」とされます。さて、1年の始まりをどの時期に持ってくるかでスタートが変わります。暑いときがスタートの国も、寒いときがスタートの国もあり、それは各国々の慣習や歴史によるのかも知れません。日本には「元旦」の正月を1年の始まりとする考え方と、同時に「立春」を季節の1年の始まりとする考え方も存在します。干支では、春の「節分(立春の前日)」までは前年生まれの干支としますし、俳句の季語なども、四季を立春からの季節感で分けたりします。暦月(月切り)では、春は正月(1月)・2月・3月で、節月(節切り)での春は、立春から立夏の前日。この場合の1月は立春〜啓蟄の前日となります。そして、月切りでは大晦日(12月31日)と元旦(1月1日)の境目が節目です。節切りでは立春(2月4日)を迎えた時間や日が1年のスタートとなります。中国でも日本でも旧暦の日付は月切りによって書かれ、季節感を知るための節切りは日付では何日になるかというような形で補足されます。
今日は「立春」、節切りの新しいスタートです。各々が明るく輝かしいスタートが出来ますように祈念いたします。
20160204
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恵方巻き
3日は節分です。節分に「恵方巻き」を食べる習慣が全国的に広まっていますが、この恵方巻の起源は、江戸時代末期から明治時代初期にかけて、大阪・船場の商人による商売繁盛の祈願事として始まったといわれます。当時使われていた旧暦では、立春の前日の「節分の日」は大晦日にあたり、前年の災いを払うための厄落しで、年越しの行事として行われていました。また豊臣秀吉の家臣・堀尾吉晴が、偶々節分の前日に巻き寿司のような物を食べて出陣し、戦いに大勝利を収めたという故事を元にしているという説もあります。その他にも恵方巻の発祥地の候補には、和歌山(紀州)、滋賀(近江)等がありますが、いずれも確かなものではないようです。いよいよ節分を迎えますが、2016年今年の恵方は「丙(ひのえ)方」ですから、節分に『恵方巻き』を食べる際には、南南東やや右を向いて頂きましょう。
20160201
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二月
二月は、一年の第2番目の月で、他の月の日数が30または31日なのに対して、2月だけ28または29日なのは、アウグストゥスが紀元前8年に、8月の日数を30日から31日に変更し、そこで不足した日数を2月から差し引いたためです。日本では旧暦の2月を「如月(きさらぎ、絹更月、衣更月と綴ることもある)」と呼び、現在では新暦の2月の別名としても用いています。この「如月」は中国での二月の異称をそのまま使ったもので、日本の「きさらぎ」という名称とは関係がないとも言われ、「きさらぎ」という名前の由来には諸説あります。たとえば、旧暦二月でもまだ寒さが残っているので、衣(きぬ)を更に着る月であるから「衣更着(きさらぎ)」、草木の芽が張り出す月であるから「草木張月(くさきはりづき)」、陽気が更に来る月であるから「気更来(きさらぎ)」など。他に梅見月(むめみつき)、木目月(このめつき)等の別名もあれい、旧暦二月は新暦では3月ごろに当たり、梅の花が咲く時期です。
20160131
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恵方
この時期よく今年の「恵方(えほう・あきのかた)」を尋ねられます。「歳徳神(としとくじん)」は方位神の一つで、その年の福徳を司る吉神です。その歳徳神の在する方位を「恵方(えほう、吉方、兄方)」、または「明の方(あきのかた)」と言い、その方角に向かって事を行えば、万事に吉とされます。本命星と恵方が同一になった場合は特に大吉となりますが、金神などの凶神が一緒にいる場合は凶方位になります。かつては、初詣は自宅から見て「恵方」の方角の寺社に参る習慣があり、これを「恵方詣り」と言いました。今年(平成28年)は、丙(ひのえ)方で、南南東やや右が「歳徳神の在する方位(すなわち恵方)に当たります。
20160130
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豆知識
2月3日は「節分」です。寺では、1月31日(日)に「豆まき」を行い、災いの鬼を追い払います。さて、その豆まきの「豆知識」です。
1、福豆には、「まめ(健康)に過ごせるように」との願いが込められていて、自分の年齢の数だけ豆を食べると、1年間病気にならず健康に過ごせます。
2、厄年の人は、早く1年が過ぎるようにと豆を1つ多く食べましょう。
3、豆まきには、生の豆でなく、炒った豆を使います。それは、厄を払い厄をしょった豆から、厄・災難の目(芽)が出ることがないようにという意味からです。
4、豆(大豆)のカロリーは、100gで417kcalだそうです。
5、福豆は炒った大豆が普通ですが、北海道などでは落花生などを撒きます(大豆よりも回収し易く、殻ごと撒くため地面に落ちても食べられるからだそうです)。
6、掛け声は通常「鬼は外、福は内」ですが、鬼を祭神または神の使いとしている神社では「鬼は外」ではなく「鬼も内(鬼は内)」とし、「鬼」の付く姓(鬼塚、鬼頭など)の家で「鬼は内」の掛け声があるようです。
20160128
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厄はらい
来週「節分」を迎えますが、『古事記』などの日本の神話によると、新しい歳には、身の不浄や罪悪・苦厄を祓うために身に着けていた衣服を捨てるという風俗が、古くから日本にあったようです。これが「節分の厄払い」の風俗と結びついて、節分の日に自分の衣服を街路に棄てることで厄を祓ったようです。
さらに、こうして捨てた衣服が乞食者への施しとなることから、やがて、自分の年齢の数の銭を包んで路地に落とすことにもなりました。
かつて、天皇は御年の数だけの豆と鳥目〔ちょうもく=銭〕とを包んだものを撫物〔なでもの=厄払いのために身の厄を移して捨てるもの〕を、勾当内侍〔こうとうのないし〕に渡ぢ、勾当内侍は後を顧みないようにしながらこれを持って退くと記載があります。このあたりが年齢の数だけ豆を食べるという風俗に繋がったそうです。(なお、「勾当内侍」とは掌侍〔ないしのじょう=内侍の三等官〕の首位で、「長橋局」などとも呼ばれ、奏請や伝宣を司った女官のことです。)
また、「節分」に清めのそばを食べ、晴々しく「立春」を迎えるところもあります。これを「節分そば」と言うそうで、地域によっては、「節分そば」を「年越しそば」といい、「大晦日そば」と区別しているようです。
20160127
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早春
間もなく2月を迎え、来週の4日には「立春」となり春を迎えます。
さて、「早春賦」という曲があります。「賦」は漢詩や歌のことで心に感じるままを歌ったものですから、「春になったことを喜ぶ歌」という意味でしょう。「早春賦」の歌詞で、終わりの節はとても意味深いです。「春と聞かねば 知らでありしを 聞けば急かるる 胸の思いを いかにせよとの この頃か いかにせよとの この頃か」と、「既に春が来ているということを聞かなかったら、気が付かなかったのに、もう春が来たのだということを聞いたら、後ろから追い立てられるような気持ちになってきました。私はこれからどうすればよいと言うのでしょうか。」
20160124
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春遠からじ
イギリスのロマン派の詩人シェリーの詩の一節で、「If winter comes, can spring far behind」と謳い、英文学者であり、翻訳家・評論家としても活躍した上田敏は「冬来たりなば、春遠からじ」と翻訳しました。「冬が来たならば、春も遠くはない……」、つらい時期(冬)を耐え抜けば、幸せな時(春)がやがて来るということのたとえですが、漢文では、「冬来春不遠」。中国ではこの前に秋をつけて「秋去、冬来春不遠」(秋去り、冬来たりなば春遠からじ)という形で使われることが多いようです。
厳しい寒さが続きますが、もうじき立春(2月4日)を迎えます。2月3日の節分には、豆をまいて春を迎える準備をして、各々に輝かしい春が来ることを祈ります。
20160123
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大寒水
1月21日は「大寒」。『暦便覧』では「冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也」と説明していて、寒さが1年のうちで最も厳しくなるころです。遥かに見える那須の山々も、厳寒に氷ついて見えます。
さて、「大寒の朝の水は1年間腐らない」と云われ、元気のエネルギーに満ちた活力水で、容器などに入れて納戸に保管する家庭が多いそうです。「大寒」が暦の上では寒さのピークですから、これから寒も緩んで、春に向かうことになります。是非、活力の湧く「大寒水」を飲んで、活力を漲らせて元気に過ごして欲しいと願います。
20160121
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大寒
1月21日は二十四節気の一つ「大寒」です。このころ、寒さが1年のうちで最も厳しいと言われますが、昔から「大寒生れの卵は滋養に富んでいるので、食べると健康に暮らせる」と言われています。「大寒」中には、「鶏始乳」という鳥が卵を抱き始める時候が有り、その頃の卵は「生気に満ち溢れている」と考えられ人気が有ります。最近人気の風水でも、「大寒の日の卵を食べると、金運が上昇する」と言われており、大寒生まれの卵は人気急上昇です。卵を食べて、健康で、運気も上がり、寒さの中でも元気に過ごしたいものです。
20160120
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小正月
小正月(1月15日)には、あちらこちらで「どんど焼き」が行われます。「どんど焼き」は、「さいとやき」とも言われ、野外で門松・竹・注連縄(しめなわ)など新年の飾り物を集めて燃やす行事で、「どんど焼き」の火で焼いた餅や団子を食べるとその年、病気をしないで健康に過ごせるとか、書き初めの紙をこの火にかざして高く舞い上がると書道が上達するといいわれます。街中では観ることも少ないでしょうが、郊外の田んぼでは、未だに方々で見かけることが出来ます。
「黒こげの 餅見失ふ どんどかな」(犀星)
20160116
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上元
今日1月15日(陰暦正月15日の称)は三元の一つ、「上元(じょうげん)」です。7月15日を中元、10月15日を下元といいます。上元(1/5)、中元(7/15)、下元(10/15)、この三つを合わせて「三元」と言い、中国伝来の暦法では「年の折り目の日」とされた日で、道教の祭日でした。これら季節の節目には贈り物をするという習慣がありましたが、現在ではお中元という夏の贈り物だけが残っています。もともとはお上元やお下元というのもあったそうです。この日に「小豆粥」を食べるとその一年中の疫病が避けられると言われていますので、是非試してみて下さい。
20160115
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女正月
1月15日は、「小正月(こしょうがつ)」です。 元日の「大正月」に対して言うもので、「女正月」、「十五日正月」などとも言います。「女正月」の呼称は、女性は正月中はとても忙しくて、ようやくほっと一息ついたり年始回りを始めたりできるようになるのが、この15日頃だという事なのだそうです。古来民間では、この「小正月」が本来の年越しであったということで、郷土色豊かな行事や、しきたりが、一年の中でもっとも多い日になっています。餅花、繭玉といって、柳や水木の枝に餅を花のように付けたものを、米や繭の豊作を祈って座敷に飾ったり、また、削り花、削り掛けといって、竹柳の枝先をササラ状にして、稲の穂垂れの様子をかたどった物を、門前や家の中に吊るしたりしますが、最近はあまり見かけなくなりました。
20160113
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成人の日
11日は「成人の日」で、成年(満20歳)になった青年男女を祝い励ます祝日です。もとは1月15日でしたが、2000年(平成12年)に「ハッピーマンデー」が施行され「成人の日」が1月の第2月曜日になりました。ちなみに、「体育の日」も同じ2000年に施行され10月の第二月曜日になり、2003年(平成15年)には「海の日」と「敬老の日」もハッピーマンデーが施行されています。
20160111
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お餅
お餅は、100g当たり235カロリー(kcal)、ご飯(168kcal)や赤飯(189kcal)よりカロリーが高いようです。それは、お餅は赤飯と比べ水分が少ないため100g当たりのカロリーが高くからです。お餅は1個(55g)で129kcal、お餅一切れでご飯一膳分に相当します。お餅は消化のよい食べ物ですが、ゆっくりと消化されるため、血糖値が長時間安定し、いわゆる満腹状態が長持ちする利点もあります。しかし、正月は身体を動かさないなど怠惰な生活のせいで体重が増えてしまう方が多いと聞きます。寒さに凍えていないで、適度に身体を動かしましょう。
20160109
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七草
正月7日で、今日は「七草がゆ」を頂いた家庭も多いことでしょう。「春の七草」は、「セリ、ナズナ、ゴギョウ(母子草)ハコベラ、ホトケノザ(田平子)、スズナ(かぶ)、スズシロ(大根)」の七種。この「七草がゆ」には優れた効用があります。
1)「セリ」は、鉄分が多く含まれているので増血作用が期待できます。
2)「ナズナ」は熱を下げる、尿の出をよくするなどの作用があります。
3)「ゴギョウ」には、せきやたんを止め、尿の出をよくするなどの作用があります。
4)「ハコベラ」は、タンパク質が比較的多く含まれ、ミネラルそのほかの栄養に富んでいます。
5)「ホトケノザ」は、体質改善全般。
6)「スズナ」には、消化不良の改善。
7)「スズシロ」にも、スズナと同じく、消化不良の改善。
と、正月のごちそうで疲れた胃をいたわったり、緑の少ない冬の栄養源として、ビタミンを補給する意味があります。
20160107
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新春座禅
本日「小寒」を迎え、今朝も厳しい寒さとなりましたが、寒さの中、座禅を修業しました。それぞれ新年に新しい抱負を抱き、志を持っていることでしょう。座禅によって、身体を調え、呼吸を調え、心を調え、各々の抱く希望に実かって精進されることを祈念いたします。
20151208 |
小寒
「小寒」を迎えます。寒さが最も厳しくなる時期の前半で、『暦便覧』では「冬至より一陽起こる故に陰気に逆らふ故、益々冷える也」と説明していて、この日から節分(2月3日)までを「寒(かん。寒中・寒の内とも)」と言い、この日を「寒の入り」とも言います。冬の寒さが一番厳しい時期となり、今日から寒中見舞いを出し始めます。
20160105
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水仙
正月三が日が過ぎましたが、冬休みはまだ続きます。
今日1月4日の花は「水仙」(すいせん)です。ヒガンバナ科の多年草で、地中海沿岸が原産。古くシルクロードを通って東アジアに渡来し、日本の暖地海岸にも広く自生化しています。その名前は、「清らかな姿と芳香が仙人のよう」なので、「水仙」と呼ばれていますが、学名の「ナルキッスス」は、この花に姿を変えたギリシャ神話の美青年「ナルキッスス」に由来していることは有名です。花言葉は「自己愛」です。自分を愛し、自己を大切にすることも大切ですが、みなと仲良く、互いを尊重する生き方はもっと大切です。
20160104
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福寿草
1月3日の誕生花は、「福寿草(ふくじゅそう)」です。花言葉は「幸せを招く」です。「福寿草」は、キンポウゲ科の多年草で、アジア北部に分布し、日本の山地にも自生していて、大変に縁起のよい名称と、花の少ない時期に咲くのが珍重されて、正月用の花として広く栽培されています。新春にふさわしい花だと思います。属名はアドニスといい、ギリシャ神話に登場する美の女神・アフロディテに愛された美青年アドニスにちなんで名づけられました。貴家各位の福寿を祈念いたします。
20160103
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初夢新年
1月2日の夜から1月3日の朝に見る夢のことを「初夢」といいますが、「初夢」は新年に見る夢で、その年の運を占います。
初夢を見る日は地方によって違い、1月1日の夜から1月2日の朝に見る夢を初夢と言うところもあります。
初夢で見ると縁起の良い物として、「一富士(いちふじ)、二鷹(にたか)、三茄子(さんなすび)」があり、一番に富士山の夢、二番目に鷹の出てくる夢、三番目になすびが出てくる夢を見ると縁起がよいとされています。これには色々な説がありますが、徳川家康の好きな物が、一番目に富士山、二番目に鷹狩り、三番目に初物のなすであった事から生まれた言葉だと言われています。一年の始まり正月ですから、いい夢を見たいものです。
20160102
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新年
明けましておめでとうございます
希望に満ちた新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
今年がみなさまにとりまして より佳い一年となります様、ご祈念申し上げます。
平成二十八年元旦
長榮山全超寺二十五世住職 黒田光泰九拝
20160101
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