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![]() │平成23年度園長日記4月│5月│6月│7月│8月│9月│10月│平成22年度 │平成21年度 │平成20年度│平成19年度│ |
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毎朝靴下をはく時、無意識のうちに決まった方から履きます。シャツの袖を通す時も、人それぞれですが、おそらく毎日決まった方から先に袖を通しているでしょう。私たちの日常生活を振り返ると、このように、特に意識しなくともいつの間にか習慣となり、自然につい身体が動いて行動していることが多いものです。難しい作業や新しいことに取り組む時には、どのように行ったらよいかを考え、工夫を凝らしますが、いつものことをする時には無意識に手や足が動いてしまうものです。しかも、そうした無意識の行動から「その人らしさ」が顔をのぞかせます。 普段私たちは、一日に三度、毎日休まずに食事を頂きます。この「食べ方」にも無意識のうちに「その人らしさ」が現れています。幼稚園ではこの食べ方も大切な教育だと考えます。きちんとした食べ方を身につけることは、一生の財産をきずくことだと思います。私たちの心は見えませんが、日常生活の中にそれが行動となって現れていることが多いものです。特に、食事の時の食べ方に現れています。心のあり方が食べるという姿をかりているのでしょう。春休み子供たちは家や外で食事をすることでしょう。食べ方について、表面的な指導も大切ですが、内面的に「感謝していただく心」を子供たちに伝えて食べさせて欲しいと願います。出来るだけ一緒に食事をして、一緒に感謝を味わいながら食事をしてほしいものです。感謝の心は、感謝の姿となって食べる姿に現れるでしょう。
血液型別に行動や性格を分析した『自分の説明書シリーズ』が累計540万部を突破するなど、根強い人気の血液型診断。「A型の人は几帳面」、「AB型の人は変人」など、血液型ごとにステレオタイプな性格イメージが定着している気がします。昨日も職員室で血液型の話になり、B型の職員は「やはり、おおざっぱだ」という話になりました。自分はA型ですが、決して几帳面ではありません。この「血液型診断」はいつごろ生まれたのでしょう。 栃木県農政課が「とちぎの食育」というパンフレットを発刊し、昨日読ませていただきました。県民一人ひとりが健全な食生活を実践し、健康で豊かな人間性を育むために県では「とちぎの食育元気プラン」を策定し、特に家庭での食生活の健全化を訴えています。その中で、パンフレットの表紙に掲示されている「いただきます 全ての命に ありがとう」の言葉はなにより大切でしょう。現在、食に対する感謝の気持ちやすぐれた食文化が失われてきています。食生活は多くの人々の苦労や努力によっていることを実感することにより、食を大切にする心を育て、豊かな人間性を育んでほしいと思います。私たちは「いのち」を頂いて生きていることをまず最初に自覚し、その頂いている命に感謝することが大切です。そして、食材を作り育てる人々の労苦にを想い、調理してくれる人たちに感謝して頂かなければなりません。先日の修了式では、子供たちに「いのち」について話し、「感謝の心」を話させてもらい、「ありがとう」の言葉を一緒に7回唱えました。春休み中でも、食事の時には「いただきます」の言葉と気持ちを大切に味わって欲しいと願います。 パソコンを使っていると、「ハイライト」という語句がありました。何のことかと迷いました。調べてみると、ハイライトは画面の前面に持ってくることで、アクティブな状態にすることだと知りました。また、蛍光インクの様な加工で強調することもあります。ハイライトという言葉は、英語のhighlightの訳語です。highには普通以上の並みでないの意味がありhighlightは写真絵画などで「もっとも明るい部分」をさします。催しものなどの呼び物、目玉を意味したり、物語などのやま場の意味もあります。日本語のハイライトはやま場とか評判、最もおもしろい部分の意味でしょう。人生にも沢山のハイライトがあります。幼稚園でも、子供たちの輝きを記録し残そうと行事の度にビデオやカメラを構える保護者は多いです。先週卒園式を行い、明日は修了式です。今年もたくさんの子供たちの輝いた様子を見せて頂き、その中にたくましく成長した姿を感じ嬉しく思っていいます。子供たちのこれからの成長の中にたくさんのハイライトシーンを見られることと思います。ちなみに、化粧や髪の毛にもハイライトやローライトといった言い方もあり、女性の方には、ハイライトは化粧用語なのかもしれません・・・ ひかり幼稚園の事務室前にチューリップを植えたプランターがたくさん並んでいます。今週から素敵な花が咲き出しました。昨年の秋にひかり幼稚園の元事務職員・松本澄子先生のオランダに住んでいる居る娘さんが、ひかり幼稚園の子供たちのためにと、チューリップの球根をたくさん贈って下さいました。昨年の10月にその球根を 17日は第二ひかり幼稚園、18日はひかり幼稚園の卒園式でした。好天に恵まれ、桜も咲き出しそうな春の日差しの中で、開催されました。子供たちが成長し幼稚園を旅立ち、小学校に入学することへの喜びよりも、これまでずっと一緒に過ごしてきた園生活が思い出されて、別れの寂しさの方が大きく感じられました。式辞を述べる段でも、様々な行事活動や日々の生活の思い出が思い出されて、涙が溢れました。幼稚園で過ごした思い出、学んだ事柄、たくさんのお友達のことをいつまでも忘れないでいてほしいと願います。今年も「念ずれば 花ひらく」の文字を色紙に染筆し、卒園の記念に贈りました。生前に坂村真民先生は「念ずれば 花ひらく」の詩の意味をこう述べられています。 明日、3月20日は「春分の日」です。この日を挟んで前に3日、後に3日の7日間は春の彼岸です。秋にも7日間の彼岸がありますが、私たち日本人は春分と秋分を中心とした一週間を「お彼岸」として祖先の霊をおまつりしています。今日は子供たちに「お彼岸」のお話をしたいと思います。
今週の17日は第二ひかり幼稚園、18日はひかり幼稚園の卒園式です。4月に年長児になり、胸のバッチの色が黄色に変わったことを喜んでいたのが、ついこの間の様な気がします。この一年でいろいろなことを体験し、学習して心も体も大きく成長しました。特に、幼稚園での年長という自覚も育ち、年下の子供たちのお世話をしたり、諸行事で自発的に活動できるようになりました。また、座禅を通して姿勢や呼吸を整え、心を落ち着かせることも次第に出来て
![]() 今日は金曜日です。週末には、家族でレストランに食事にいく家庭も多いことでしょう。さて、皆さんはレストランの語源を知ってますか?私も教えて頂いたのですが、レストラン(RESTAURANT)の語源は、”元気になる薬です”。 1789年フランス革命の時代、王侯貴族お抱えの料理人は革命によって失業し困っていました。そんな時代、バリッシィという料理人は「自分にできるのは料理だけ。粗末な材料しかないが、腕には自信がある、着るものもぼろぼろのみんなに、体が温まるスープ仕立ての煮込みを作って食べてもらい、元気を出してもらおう」そうして、食堂を開店することにしました。さて、料理の名前は、どうしようか?「そうだRESTAURANT=元気になる薬にしよう!」その料理名を看板に大書にして、通りに出して営業していました。その当時、食事は家でお母さんが家で作るもので、特にレストランを表す言葉はありませんでした。やがて、その料理名がいつのまにか『外で食事をする場所』の名前になりました。ですから、レストランに行ったら元気にならなければ、本来の意味からすれば、おかしいのです。「食育」の一環として、レストランで家族や友人と楽しく会話を楽しみながら食事を味わうことは、体にも心にも大きな栄養となり、元気の源となるでしょう。家での食事も大切ですし、外食にも沢山の喜びや楽しみ、思い出が出来ることでしょう。 卒園式までのカウントダウンも「5」となりました。昨日は第二ひかり幼稚園の卒園児のクラスで手品を見せて回りました。短い時間でしたが、慌ただしい卒園準備の息抜きにと思い行いました。結構、子供たちの反応が良かったので、気を良くしています。続いて、ひかり幼稚園の年長4クラスを回りたいと思います。 私が住職を務める寺には、梅林があり、今、馥郁と咲き誇っています。禅のことばに「 梅は寒苦を経て、清香を放つ 」とあります。梅の花は、寒く厳しい冬を経て、早春に花を咲かせ、清らかな香りを放つのだと。何事も苦しみや苦労の後にこそ、大きな喜びや幸福が訪れることの喩えですが、 まだまだ寒い中で、凛と咲く梅の花には、気品と強さを感じます。その梅の木は、大地や陽光に見守られてこそ花を咲かせます。様々な経験を通して、子供たちも育っています。育つのは子供たち自身ですから、見守り支援することが大切です。厳しさも時には必要ですし、暖かく支えることはもっと大切です。これから、健やかにたくましく育って、凛とした花を咲かせて欲しいものです。 今日は二十四節気の啓蟄(けいちつ)です。 長い冬の間、土 の中で冬篭りをしてい た虫が地中に顔を出す 頃です。 3月の始め、すこし気温も温 かくなって大地が温まり、土の中から虫が這 い出してきて、「驚いた、もう春だなあ」 と言う事でしよう。また、この時期には、 初雷(はつかみなり)が鳴り、これを聞いて虫が土中からはい出すと考えたので、これを「虫出しの雷」ということもあるそうです。「余寒いまだ尽きず」といった天候の季節にあたり、年によっては南国でも一時、雪になったりします。春の彼岸もすぐ近く、一日の日照時間も急に長くなった気がします。すでに光の春の季節は始まっている様に感じます。陽だまりには、ふきのとうがたくさん出ていて、目にも香にも春を味わえます。天気のいい日には、子供たちと少し散歩に出かけて、春を楽しんでみてはいかがでしょうか。 今日は幼稚園で、「ひな祭り」を行います。お雛様を飾って、歌を歌って楽しく過ごしたいと思います。さて、今日は子どもたちと「雛あられ」を食べますが、「雛あられ」自体の起源は 平安時代に遡ります。節句 の日(三月三日)に、女性たちは外に遊 楽に出かけたそうです。 その際に携帯食として 持っていったのが雛あ られの原型だそうです 。雛あられの色(白、緑、赤)には、菱餅の三色と同じく、三色が「雪が溶け、草が芽生え、花が咲く」春の訪れを意味がある様ですが、ひな祭りに用意した菱餅を食べやすく「あられ」にしたとも言われます。三色の表わす、「白い大地、緑の自然、赤 い生命」の 力を体に取り込んで、春に備え活力を蓄えたいものです。子どもたちも、もうじき卒園や進級です。雛あられを食べて、元気に育ってほしいものです。 3月3日は、「ひな祭り」です。幼稚園でも、子供たちとひな祭りを行います。3月生まれの誕生会も一緒に行い、雛あられを食べて、楽しい時を過ごしたいと思います。給食も楽しみです。 今週は、24日に卒園児の就学前の「進学祈願」を行い、水曜日から各学年で保育参観を実施しました。本年度最後の保育参観でしたので、沢山の保護者の方にご来園頂きました。ありがとうございます。そして明日、28日土曜日には「一日入園」を実施します。4月に入園する子供たちとその保護者においで頂いて、オリエンテーションを行います。この時期、卒園や進級する子供たちと、新しく入園してくる子供たち、それぞれ期待に胸膨らむ頃です。明日の「一日入園」では、園の教育方針や行事等の説明などについてお話しさせていただきますが、たくさんの保育施設の中から、ひかり幼稚園や第二ひかり幼稚園を選択して入園頂くことに感謝申し上げます。心身の成長の中で、この時期が最も成長します。身体の成長、文字や数字の知識も増え、心情・情操も大きく育ちます。本園には、たくさんの行事活動がありますが、この幼少時期に体験し、学んで欲しい活動を園内や園外の環境の中で積極的に行し、大切な時期を全力で支援していきたいと思います。 今日は年長児・月組の無事な進学を祈願に、お寺の地蔵堂にお参りします。昨日と本日は、地蔵尊の春祭りで、この時期に合わせて卒園児のこれからの健やかな成長、身体健全と無病息災をお地蔵さまにお願い致します。子どもたちだけで参拝し、地蔵堂で護摩の祈祷を受け、お札とお守りを授かります。授かったお札は神棚に奉っていただきたいのですが、神棚の無い御家庭は明るい方(東か南)を向けて、少し高い所(タンスの上など)に奉って下さい。また、お守りは通学のカバンにお付け頂きたいと思います。4月からは小学生です。在園中はこの地蔵尊に、夏のお祭りや七五三のお参りなど何度もお参りして来ました。地蔵尊に見守られながら、成長してきましたが、幼稚園児としてのお参りは最後となります。正座もキチンと出来るようになりました。姿勢を正し、呼吸を整え、心静かに私の話をよく聞いてくれ、お地蔵さまに丁寧に焼香し合掌礼拝をする姿は、たのもしく嬉しく感じます。旅立つ淋しさもあり、これからの成長の期待もあり複雑に感じます。 前回、食育プランについて書きましたが、「おやつ」についての諸注意も教わりましたので、以下に記します。 「食育プラン」 平成21年2月20日(金)
昨日、那須地区幼稚園の園長会がありました。そこで那須塩原市公立保育園が昨年より手がけている「食育プラン」の実践報告がありました。参考になることがありましたので、その抜粋を記します。 「ねがい」 平成21年2月18日(水)
今日は卒園文集のメッセージを記しました。もう卒園文集の作成が始まっています。数えれば、月組の子供たちは、卒園式までの登園日は後20日ほどです。あっという間に卒園して、小学校に入学します。卒園式にみんなに贈るために、週末から卒園児に色紙を書こうと思います。今年も坂村真民さんの「念ずれば花ひらく」と染筆したいと思います。その坂村真民さんは2年前に亡くなられましたが、亡くなる年の前年に、ひかり幼稚園に絶筆となる「念ずれば花ひらく」の揮毫を頂きました。ひかり幼稚園の園庭にその石碑があり、第二ひかり幼稚園の体育館には直筆の大きな書が飾られています。私は真民さんと、今から20年程前に四国の松山でお会いしました。その時に「念ずれば花ひらく」の詩 を頂き、後に光真寺の境内にその書を石に刻んで奉安しました。「念ずれば花ひらく」の詩は、子供たちがとても好きな詩ですが、真民さんはこの詩の原点に「ねがい」という詩を書いています。自分の母親の姿を謳った詩です。 「給食」 平成21年2月17日(火)
今週は自分にとっては、給食のゴールデンウイークです。月曜日は大好物の「信田(しのだ)煮」で、今日は第二ひかり幼稚園の誕生会で「手巻きずし」に「フルーツゼリー」でした。明日は「揚げパン」で、木曜日はスバゲッティ・ミートソース」、最後の金曜日は「ご飯に納豆」で「タツタ揚げ」です。これほど充実した献立の週は、年に何度もありません。さて、子供たちも献立には、好き嫌いがあるでしょう。苦手な献立の日は、給食が楽しくありませんし、大好きなメニューであれば嬉々として給食を頂きます。しかし、少し苦手なメニューでもお友達と一緒に食べていると、あまり好き嫌いせずに口に運んでみます。自分も子供の時は、カボチャが嫌いでしたが、今は好物です。友達が美味しそうに食べてる姿を見て、自分も食べるようになりました。子どもの頃、つまみ食いをして怒られたことがありますが、つまみ食いは美味しいものです。少し苦手な食べ物を料理している傍で、ほんの少し味見させると苦手な食べ物でも案外食べるものです。美味しく食べるには雰囲気やモチベーションも大切な味わいなのでしょう。今日も誕生会の給食で、みんな楽しそうに食べていました。 「涅槃会」 平成21年2月15日(日)
本日2月15日は、お釈迦さまが亡くなられた「涅槃会」です。私が住職を務めている寺のHPの法話に以下の通り記しました。 お釈迦さまは、今からおよそ2500年前に、インドの クシナガラ で80歳の生涯を閉じられました。 「亡くなられた」といわないで、「 滅度 (めつど)された」(入滅度)、「 涅槃 に入られた」(入涅槃)といいますが、これは「煩悩の火がすべて消された世界」を示します。 お釈迦さまは涅槃に入られる前、弟子の 阿難 (アナン)にこう言います。 「一茶の俳句」 平成21年2月14日(土)
先週今週と二週に渡った「おゆうぎ会」も無事に終了しました。沢山の方に来園頂き感謝申し上げます。「おゆうぎ会」では、劇や舞劇のほかに子供たちが暗誦した「一茶」の俳句や坂村真民さんの詩の披露がありましたが、その活動に対して、昨日は理解と讃辞の言葉を何人かの方より頂きました。特に、「一茶」の俳句の披露は絶賛され、嬉しく励みに思います。幼稚園では、年少児(花組)より小林一茶の俳句にふれ、声に出して読んでいます。意味を理解させ教え込むのではなく、言葉を味わいお友達と楽しみながら声に出して詠んでいます。そのうちに自然と暗誦し、そらんじるようになります。「一茶」については、11月19日の一茶の命日に当たり記しましたが、生涯たくさんの俳句を創出し、今日もその俳句は広く愛され親しまれています。また、よくその意味はわからなくても、その情景や心情は子供たちの心に伝わるものがあります。幼稚園では、言葉や文字を教え込むのではなく、親しみながら興味をもってもらい、学ぶ意欲を育てたいと思います。一茶の俳句を学ぶことで、文字や言葉に興味を持ち、想像(イメージ)する力や創造(クリエイト)する力の育つことを願います。 「おゆぎかい」 平成21年2月11日(水)
先週は、第二ひかり幼稚園で木曜日と土曜日に、今週はひかり幼稚園で火曜日と金曜日に「おゆうぎ会」が催行されます。毎回たくさんの保護者や関係者に御来園頂き、皆様に暖かく見守れながら、子供たちは楽しく歌ったり踊ったり、表現活動を披露しています。開会のあいさつでも申しましたが、子供たちは保護者の皆さんに見てもらいたい気持ちが強くあります。自分たちの姿を見て頂き、認めて頂き、褒めてもらいたい、励ましてもらいたいのです。当日まで、毎日練習を行いましたが、その間も今日はこうだった、こんなことをしたと、各家庭でも子供から、日々の練習の話があったことでしょう。表現活動には、なにょりも心情が大切です。やりたい、やり遂げたいという心の現れが、意欲となり表現活動を進めていきます。幼稚園でも、先生や友達の励ましや支えの中で、子供たちも安心安定し活動が深まりますが、各家庭での支援も大きく働きます。「おゆうぎ会」の練習を通して、子供たち一人ひとりが自覚し、仲間との協調性を意識し自分の役割を認識する心が育って行きました。他を認めること、そして自分も認められていくことを学んだことでしょう。当日子供たちの精いっぱいの表現活動をご覧いただいた後は、たくさん褒めて認証して、自信に繋げ、これから先の意欲を育てるよう願います。もうじき年中児や年少児は進級し、月組(年長児)は卒園して小学校に就学します。最後の晴れ舞台を堂々と演じました。今回の「おゆうぎ会」を通して学んだ主体性や成し遂げた満足感や達成感を、自信とし、次もいろんなことにトライしてみようという意欲が育っていくでしょう。 「栃木県幼児サッカー大会」 平成21年2月9日(月)
昨日、2月8日(日)、真岡 市井頭公園運動場を会場に、第22回 栃木県幼児サッカー大会が、好天に恵まれて開催されました。今大会の参加選手は1300人、関係者も4000人を超える大きな大会です。給食たよりから、年長クラスと年中クラスに各1チームづつエントリーし、年長クラスは、予選Bブロックに入り、予選を4位通過。午後の順位決定戦では惜敗し、最後を勝利で締めくくることができずに残念でしたが、11人制での試合に少ない9人での参加で全力で元気一杯戦っていました。また、年中クラスは、Cブロックで7チーム(花園FC、岡本FC、大平ジュニア、さかえ、真岡ひかり、うじいえキッズ、ひかりFC)の総当たり戦。他より少ない8人での参戦にも係わらず、楽しく元気一杯、ボールを追いかけ走り回っていました。見事、最終戦に勝利し、記念にボールを頂きました。勝ちより負けた試合の方が多かったですが、子供たちもたくさんのチームと対戦し、たくさんの応援を頂き良い体験が出来たことでしょう。何度も転びながら、すぐに立ち上がってはボールを追いかけるたくましく成長した子供たちの姿を嬉しく見つめながら、私も楽しく、保護者のみなさんと応援させて頂きました。保護者の皆様は早朝より遠路お疲れさまでした。最後まで温かい応援を頂き感謝申し上げます。 「めかぶ」 平成21年2月7日(土)
この時期「めかぶ」は旬をむかえています。「めかぶ」は、わかめなどの海藻の根 の部分ですが、身体にとても良いそうです。特に、ヌメリ成分のアルギン 酸やフコイダンには体臭・ 口臭を防ぐ効果があり ますが、さて、問題です。 「めかぶ」は漢字でどのように書くでしょう? 「 大判焼き 」 平成21年2月6日(金)
昨日は第二ひかり幼稚園で「おゆうぎ会」が開催されました。寒い中にも拘らず、たくさんの方にご来園頂き感謝御礼申し上げます。園庭には、露天商が出店し、帰り足に楽しみが増えました。幼稚園の教職員も後片付けが終わってから、皆で温かい「大判焼き」を頂きました。ところで、関東では一般には、「大判焼き」とは言わずに「今川焼き」と呼びますが、関西や九州では「回転焼き」と呼ぶそうです。 他にも 「二重焼き」、「太鼓 饅頭」、「黄金焼き」などたくさんの 呼称があることも知りました。 地方地方で呼称が変わるのも、人々に愛されとても身近な食べ物なのだからだと思います。 また、中身もいろいろで、餡子やウグイス、クリームにチョコ・・・自分は基本のアンコを頂きました。寒い中で食べる温かい「大判焼き」は美味しかったです。また、明日も出店するそうで、「おゆうぎ会」後の楽しみです。 PS,どの地域でどう呼ば れているかも知りたい方には、こんなリンクがあり ました。 ( http://hb2.seikyou.ne.jp/home/my-morita/ni/how_to/ni_name.htm ) 「立春」 平成21年2月4日(水)
今日は「立春」です。今日から新たに運気周りが始まります。一年の運気の周期は、今日「立春」がスタートです。それぞれが輝かしい一年となることを祈念します。昨日、幼稚園では「立春」を迎える前に、「福は内」と声をかけて豆を撒き、園内や自分たちの身体や心の鬼(災難や疾病)を追い払うよう祓い清めました。ところで、最近各家庭で「恵方巻き」を食べるようです、昨日も「今年はどっち向いてたべるの」という質問を受けました。今年、 2009年は 己丑 (つちのとうし)で、 恵方[歳徳神(としとくじん)のいる方向)]は、甲(寅卯の間)の方位(東微北・・・だいたい東北東) となります。その恵方(あきの方)を向いて 無言 で恵方巻(巻き寿司)を食べます。(食べ終わった後に大笑いするというパターンもあります。)すると願い事が叶うのだそうです・・・現在の恵方巻の起源は 、江戸時代末期から明 治時代初期にかけて、 大阪・船場の商人による商売繁盛の祈願事と して始まったといわれますが、当時使われていた 旧暦では、立春の前日 である節分の日は大晦日にあたり、前年の災いを払うための厄落と し、年越しの行事として行われたようです。また豊臣 秀吉の家臣・堀尾吉晴 が、偶々節分の前日に 巻き寿司のような物を食べて出陣し、戦いに大勝利を収めたという 故事を元にしているという説もあります。 その他にも恵方巻の発祥地 の候補には、和歌山( 紀州)、滋賀(近江) 等があるが、いずれも確かなものではないようです。 なぜ巻き寿司をこのような方法で食べるのかというと 「節分」 平成21年2月2日(月)
明日は「節分」です。「節分」は季節の移り変わ りの境目で立春、立夏 、立秋、立冬の前日す べてが「節分」ですが、一般 的には一年の運気が変わる「立春」の前日を指 します。新たに「立春」を迎えるために、豆を打って、祓い清めます。幼稚園でもみんなで豆を打ち、身体や心の鬼(災難や病厄)を追い払い、福豆を食べます。年齢の数だけ食べるの は、年齢に応じた福を 体内に入れる為ですが、この年齢は数え 年換算ですから、満年 齢+1ということにな ります。 『古事記』などの日本 の神話によると、身の 不浄や罪悪を祓うため に身に着けていた衣服 を捨てるという風俗が 、古くから日本にあっ たようです。これが節分の厄払いの 風俗と結びついて、節 分の日に自分の衣服を 街路に棄てることで厄 を祓うことがありまし た。さらに、こうして捨て た衣服が乞食者への施 しとなることから、やがて、自分の年齢の数 の銭を包んで路地に落とすこ とにもなりました。かつて、天 皇は御年の数だけの豆 と鳥目〔ちょうもく= 銭〕とを包んだものを 撫物〔なでもの=厄払 いのために身の厄を移 して捨てるもの〕を、勾当内侍 〔こうとうのないし〕 に渡すと、勾当内侍は 後を顧みないようにし ながらこれを持って退 くとあります。このあたりが年齢の数 だけ豆を食べるという 風俗に繋がったそうです。(なお、「勾当内侍」 とは掌侍〔ないしのじ ょう=内侍の三等官〕 の首位で、「長橋局」 などとも呼ばれ、奏請 や伝宣を司った女官の ことです。) また、「節分」に清 めのそばを食べ、晴々 しく「立春」を迎えるところもあります。これを「節分そば」と言うそうで、地域によっては、「節分そば」を「 年越しそば」といい、 「大晦日そば」と区別しているようです。私は今まで、「節分そば」は食べたことがありません。節分には、歳の数だけ福豆を食べたいと思います。 「 インフルエンザ対策 」 平成21年1月31日(土)
1月も終わり、2月になります。今、全国的にインフルエンザが流行し、猛威をふるっています。マスクをつけて、登園して来る子供たちが多くなりました。インフルエンザの対策には、部屋の温度と湿度を高めに設定することが効果的との指導を受け、ひかり幼稚園・第二ひかり幼稚園では、全ての教室に加湿器を設置し、また室温を十分に暖かくして、湿度と温度の調整、併せて子供たちに手洗いうがいの励行をすすめています。来週からは「おゆうぎ会」が開催されますので、要注意です。また、家庭の都合で保育後も幼稚園でお預かりする「うさぎ組」の教室には、空気清浄機能のついた加湿器を先日購入しました。空気清浄機能を加えた加湿器は、インフルエンザに効果があると報道されていたのをうけ、早速電気店に行って、最新のものを教えて頂きました。店員さんのアドバイスを受け、いろいろと比べながらお勧めのものを購入設置してみました。毎日活躍してもらっています。まだ、もうしばらくはインフルエンザが猛威を振るいそうです。注意していきましょう。 「豆知識」 平成21年2月29日(木)
間もなく「おゆうぎ会」です。幼稚園ではどの教室も、「おゆうぎ会」の練習に熱心です。子どもたちのムードも高まってきて、当日が楽しみです。その「おゆうぎ会」の前、2月3日は「節分」です。幼稚園でも「節分」の「豆まき」を行います。4日・「立春」の新しい年回りが始まる前日に幼稚園や自分の中を清め祓います。豆の力で、自分の中の弱虫や泣き虫の鬼を追い払います。その豆まきの「 豆知識 」です。 1、福豆には、「まめ(健康)に過ごせるように」との願いが込められていて、自分の年齢の数だけ豆を食べると、1年間病気にならず健康に過ごせます。 2、厄年の人は、早く1年が過ぎるようにと豆を1つ多く食べましょう。 3、豆まきには、生の豆でなく、炒った豆を使います。それは、厄を払い厄をしょった豆から(厄・災難の)目が出ることがないようにという意味からです。 4、豆(大豆)のカロリーは、 100gで417kc alだそうです。結構ありますね。 5、福豆は炒った大豆が普通ですが、 北海道などでは落花生 などを撒きます(大豆より も回収し易く、殻ごと撒くため地面に落ちても食べられるからです) 6、掛け声は通常「鬼は外 、福は内」ですが、鬼を祭神または神の使 いとしている神社では「鬼は外」ではなく「鬼も内(鬼は内)」とし ている。「鬼」の付く 姓(鬼塚、鬼頭など) の家で「鬼は内」の掛け声が多いと言います 。 「納豆」 平成21年1月28日(水)
「本日の給食は納豆ですよ」と、給食室の前で、調理師さんに声をかけられました。納豆は自分の大好物ですが、ふと思い出した話があります。美食家として広くその名を知られ、大正時代に「美食倶楽部」や「星岡茶寮」を創業した 北大路魯山人 ( 1883−1956)に由来する「 魯山人納豆」 の話です。 魯山人 は納豆が大好物でしたが、その納豆の食べ方にもこだわりがあったようです。納豆は小粒が良いそうで、それを向附(むこうづけ)と言われる深い器(深いカップでも可)に移し、 そのまま何も加えず305回 かき回します。次に醤油を入れて(醤油は2〜3回に分けて入れる)更に 119回 、 合計424回 かき回します。最後にネギと和ガラシを入れてできあがり。納豆によっても違いがあり、回数も目安だそうです。 納豆の 糸が切れるようになる のが仕上がりの目安。更に砂糖を加えても美味しいそうです。400回以上かき混ぜる手間が納豆を美味しく変えるそうです。自分は納豆を食べる度に、400回もかき混ぜたりはしません。せいぜいかき混ぜても20回位でしょう。特に朝食時に納豆を頂く事が多いので、時間と労力をかけて、朝からそんなことは出来ません。それに、自分は納豆には砂糖ではなく、生卵が合うと思います。もし時間と興味がある方は、「 魯山人納豆」 にトライしてみてはいかがでしょうか。子供たちと一緒にやってみるのもいいかもしれません。たくさんの会話と興味関心が味わえると思います。 「 御利益 」 平成21年1月26日(月)
先日、「大寒の卵」の話を書きました。後日、大寒の朝に獲れた卵を知人よりたくさん頂き、今朝も有難く食べました。思わぬところで「園長日記」の御利益にあずかっています。卵の御利益はまだ確信できませんが、このまま風邪もひかず、インフルエンザにも縁がなく、健康に日々を送りたいと願います。時折、「園長日記」のおかげで、「柚子」を戴いたり、手作りの「ふりかけ」を戴いたりしています。辞書には、「御利益」は「 神仏が人間に与えるお恵み、幸運 」とありますから、人間から頂いた恵みは御利益とは言わないのかもしれませんが、自分に与えられた恩恵は「御利益」として受け止めています。旅行に行く時に天気に恵まれたり、危険のある中で無事に過ごせることも御利益です。神に願って叶うことも、思いがけずに人の支えや自然、動物や植物の力に恵まれる事もすべて自分には御利益です。もうじき立春になり、新しい年回りが始まります。 幼稚園の子供たちにも、それぞれのご家庭にも、 この一年、神々や人々、そして自然界のたくさんの御利益が到りますように祈ります。 「地動説」 平成21年1月24日(土)
幼い子供たちは、自分の思いを中心に行動します。「ああしたい、こうしたい」自己中心的に行動します。中世のヨーロッパでは、 地球の周りを太陽が動いていると 考えました。「いつも自分が中心」という意味で、これを子供の心に喩えて、「 天動説 」と言いましょう。子供のうちは「天動説」でも通用しますが、大人になったらそうはいきません。自分の都合ばかり言い張っていると、次第にみんなが離れていくでしょう。 相手の意見を尊重し、その立場を思いやることを、「 天動説 」に対して「 地動説 」とします。地動説はご承知の通り、 地球が太陽の周囲を回っている という、 コペルニクスの学説 です。成長するにしたがい、自分の心の中に、「天動説」から「地動説」に『変革』を起こしていくのです。コペルニクスが地動説を唱えた時は、大変な騒ぎになりました。彼は様々な迫害を受けましたが、やはりその説は正しかったのです。現在の私たちは、地動説を当り前のこととして受け入れています。子供たちは幼稚園での生活の中で、毎朝のお勤め、お給食、室内外での遊びを通してこのことを学んでいきます。2月には「おゆうぎ会」が催行され、今その準備に取り掛かっています。一人ひとりが時計の歯車のように、個々の役割を果たしてこそ一つの劇が完成します。「おゆうぎ会」の練習を通しながら、お互いを認め、相手を尊重する心が育っていくことを願います。 「 オバマ演説 」 平成21年1月22日(木)
書店にはオバマ大統領の演説録がたくさん並んでいます。話の苦手な自分も参考にしようと先日読んでみました。先日 20日に は大統領の就任式があり、その就任演説には、世界中の関心が高まりましたが、 就任演説原稿の責任者だった首席スピーチライター、ジョン・ファブロー氏は弱冠27歳です。東部マサチューセッツ州出身。地元の小さな大学を03年に卒業後、ジョン・ケリー民主党上院議員の陣営に参加し、04年大統領選に出馬したケリー氏の演説草稿を担当したのが政界とのなれそめです。そして、同年夏の民主党大会でオバマ氏との出会います。基調演説を練習していたオバマ氏に、言い回しを具申し、オバマ大統領は「多様の統一」を訴え、この名演説で全国的に知名度を高め、大統領選の階段を駆け上ることになります。以来、「スピーチ巧者」であるアメリカ史上初の黒人大統領の誕生を陰で支えてきました。自らを「ホームランバッターの打撃コーチ」と謙遜(けんそん)しながら、「簡潔で力強い」と評判の「オバマ節」を支えています。しかし、ジョン・ファブロー氏はその重責とは対照的に童顔、坊主頭、いつもジーンズ姿で書生っぽさを漂わせ、どことなく親近感の持てる風貌です。就任演説草稿はワシントンのスターバックスで書き上げたと言われています。これからも「変革」のメッセージのつむぎ手として注目が集まっていて、今後のオバマ大統領の演説は楽しみで注目し、また学んでいきたいと思います。 「大寒」 平成21年1月20日(火)
今日は二十四節気の「大寒(だいかん)」です。一年で、最も寒い頃とされ、極寒の辛苦にさいなまれる季節ですが、春はもうすぐ間近にせまっています。もう少し、あと15日ほどで、「立春(りっしゅん)」を迎えます。立春は暦の上では冬と春の境目に当たり、この日からは春です。「春立つ」「春くる」までもう少しの辛抱です。ところで、 昔から「 大寒の卵は滋 養に富んでいるので、食べると健康に暮らせ る 」と言われていたよ うです。この「大寒」の頃、 「 鶏始乳 」という 鳥が卵を抱き始め、その卵は生気に満 ち溢れていると考えら れ人気が有ります。また、最近人気の 風水 では、「大寒の日の卵を食べ ると、金運が上昇する 」 と言われており、大寒生まれの卵は人気 急上昇です。自分も健康を願い、金運にもあやかれる様願い、今日「大寒」の日に獲れた卵(今日卵を食べるのでは無く、今日収穫された卵)を食べたいと思います。 「 言葉は心 」 平成21年1月19日(月)
昨日、お寺の初詣で東京都葛飾区柴又の帝釈天に参詣しました。沢山の参詣者で境内や参道は混雑していましたが、本堂ではゆっくり新年のご祈願が叶いました。境内で新春の大道芸を観た後、「寅さん記念館」に参り、そこで次のような掲示をみましたので示します。 『言葉はこころ』「一つの言葉で喧嘩して 一つの言葉で仲直り 一つの言葉で頭がさがり 一つの言葉で笑いあい 一つの言葉で泣かされる」 嘗て、「フーテンの寅さん」と言えば新春映画の代名詞だったそうです。ストーリーも楽しめますが、寅さんの言葉に笑い泣かされ、励まされた人も多いことでしょう。言葉の持つ大きさを感じます。 「 栗山英樹さん 」 平成21年1月17日(土)
昨日、スポーツキャスターの栗山英樹さんの講演を聴きました。1984年にヤクルトスワローズの入団テストを受け、ドラフト外で入団。174センチ72キロの決して恵まれた体格ではありませんが、持前の頑張りとくじけない明るい性格で一軍定着を果たし、1989年にはセンターの守備でゴールデンクラブ賞を受賞し、1990年のシーズン終了後に引退しました。現在、スポーツジャーナリストとして活躍しています。また、白鴎大学教授(経営学部)、東京学芸大学の非常勤講師として、教鞭をとっています。 講演の中で、 自分を高め成長させた言葉として、ヤクルトの関根監督に言われた二つの言葉を話されていました。一つは「 全力で失敗しなさい 」ということ、やるからには失敗も全力でする。今は失敗しても、この次に継ながる失敗をしていれば、意義がある。何事も全力で取り組む生き方が大切なのでしょう。二つ目は「 苦しい時に笑顔でいる 」 ことです。自分だけが苦しいのではない、苦しい顔をしてても何にもならない。苦しいことを笑えるくらいのゆとりを持つ生き方をしなければいけない、ということです。この教えは、一軍で活躍できるようになった標であり、今も大切にしている言葉だそうです。教えを受けても、それを実践して自分のものにするかどうかが重要なのでしょう。他にも、松井英樹選手やイチロー選手の話をたくさん聞かせてくれました。90分ほどの講演でしたが、楽しく聴かせていただきました。 「 もうすぐ卒園 」 平成21年1月15日(木)
昨日は朝日新聞社の記者さんが来園され、月組(年長児)に質問したり、写真を撮ったりしていきました。後日、新聞に掲載されるそうです。本日も、とちぎTVで「新年会」の様子が放映されます。月組の子供たちはしっかり成長して、年下の子供たちのお世話をしていました。放送は記録にも記憶にも残ることなので、楽しみです。さて、月組は、卒園まであと50日ほどしか登園しません。残り少ない日々、少しでも多くの楽しい思い出や充実した日々を送って欲しいと願います。幼稚園では、そろそろ2月の「おゆうぎ会」が視野に入ってきました。演目などを話し合いながらみんなで決めて、練習に取り組んでいきます。幼稚園での活動の様子などを、たくさん聞いてあげて下さい。 「 お年玉募金 」 平成21年1月13日(火)
毎年、1月に「 お年玉募金 」 のお願いをしています。今年も本日お手紙を渡しましたので、主旨ご理解の上、ご協力お願い致します。募金は、私が微力ながら少しお手伝いをさせて頂いている SVA ( http://sva.or.jp )に、全額送り、教育的な支援に活用していただく予定です。SVAの活動については、ホームページなどで詳しくご覧頂けたたらと思いますが、昨年、 日本テレビの「 行列のできる法律相談所〜100枚の絵でつなぐ学校建設プロジェクト 」 の企画で、SVAに小学校建設にと多額の寄付を頂きました。世界遺産アンコールワットから車で1時間半のところにあるトロピヤン・クロサーン小学校は、2008年10月に、この寄付金により、5つの教室と図書館が併設された新しい校舎の完成をみました。小学校には、現在227名の生徒が目を輝かせて通って来ているそうです。2008年には、SVAを通してカンボジアに18の新しい校舎が贈られました。多くの人たちの善意により、事業が進行しています。どうか、これからの国際社会に生きていく子供たちに、広く世界に目を向け、共存していること、共存していくことを考え学んで欲しいと思います。 「禅」 平成21年1月12日(月)
中村勘太郎主演の映画「 禅 」( http://www.zen.sh/ )の招待券を頂き、昨日鑑賞してきました。750年以上前に亡くなった道元禅師の生涯を描いた作品です。禅(曹洞宗)の教えを、難解な仏教用語も少し当用しますが、解り易く丁寧に解説され演出されていました。また、栃木県内のいくつかの寺院が撮影場所となり、エキストラに知人の宗侶が沢山登場しているので、その点からも興味をもって観せて頂きました。 主人公・道元禅師のお示しに、「 あるがまま、あるがまま 」と、世の中のすべてのことを、自分の都合で否定するのではなく、それらを認め受け止めなさいと示す言葉があります。世の中には、自分に都合のよいことも、都合のよくないこともありますが、自分に関わるそれら総てを否定せずまっすぐに受け止め、「 いま・ここ 」に生きている自分自身、それぞれの人生を大切に生きる生き方を道元禅師は示しています。 相田みつを さんの詩に「 そんか とくか 人間のものさし ウソか まことか 仏さまのものさし 」とありますが、あたりまえのことを、「あるがまま」に受け止めて、どう生きるかが問われているように感じました。 「会話」 平成21年1月9日(金)
冬休みも終わり、子供たちは元気に登園してきました。みんなから冬休みの出来事をたくさん聞かせてもらいました。昨日は、始業にあたり、年長児は座禅を行い、少しお話をしました。年中児にも年少児にもお話をしましたが、その内容は「自分のしたいこと自分の気持を相手に解ってもらえるようにキチンと話すようにすること、そして、相手の話もキチンと聞くように」ということです。 冬休み中、家庭の中で沢山の会話があったことでしょう。 会話は双方向ですから、話すことと聞くことの意志の伝達が互いの理解の上に成立することを判って欲しいと思います。泣いてるだけ、怒っているだけでなく、自分の意思を言葉で相手に伝えることを育てていきたいと思います。そして、単に「伝える」のではなく「伝え合う」ことを学んでほしいと願います。話すこと聞くことが育ってきていますが、一方方向にならないで、双方向の「伝え合う」こと、言葉も思いも会話で伝え合えることの育ちを大切にしていきたいと思います。相手を尊重するから自分も認められ、自分が尊重されることを理解し、たくさん会話を楽しんでほしいと思います。 「七草」 平成21年1月7日(水)
1月7日の朝に 七草粥を食べる風習が あります。この習慣は平安時代か らあったそうです。平安時代に書 かれた清少納言の「枕 草子」には、”七日の 若菜、六日、人の持て 来……”という一文が あります。正月6日か ら7日にかけての行事 で、6日の夜はヒイラギ などの刺のある木の枝 や、蟹のはさみのよう なとがったものを戸口 にはさんで邪霊を払い 、七草叩きといって、 唱えごとをしながら七 草を包丁でたたいて、粥 を炊き込みました。そして、7日 の朝、歳神に供えてか ら家族で食べると万病 を払ってくれるとされまし た。 春の七草は「 せり なずな ごぎょう はこべら ほとけのざ すずな すずしろ こ れぞ七草 」と、古くか ら歌に詠われてきましたが、この7種の野菜を刻ん で入れた粥(かゆ)が七草粥( 七種粥)です。七草粥の由 来は、邪霊を払い 、万病 を除く目的のほかに、正月のごちそうで 弱り気味の胃を休める という知恵から始まったという説もあります 。呪術的な意味ばかりでなく、御節料 理で疲れた胃を休め、野菜が乏しい冬場に不 足しがちな栄養素を補 うという効能もあるでしょう。春の七草は、それぞれの薬効成分やビタミン 類など体にとても良く 、日本人の知恵が生んだ薬膳料理といえます。本日、朝食に七草粥を食べたご家庭も多いのではないでしょうか。家族の健康のためにも、文化の継承のためにも、末永く伝えて いきたい行事です。 「五計」 平成21年1月6日(火)
昨日「一年の計」を書きましたが、「 人生五計 」とういう教えがあります。中国の南宋時代に朱新仲(しゅしんちゅう)とういう人がこの教えを説いています。 「 人生に五計あり。人と語らうに身計、家計をもってする。すなわち喜ぶ。老計をもってする、すなわち答えず。死計をもってする、すなわち大笑する 」 と。二度とない貴い人生を悔いなく生きるには、五つの計画があります。先ずは「生計、身計、家計」を考えてみましょうと人々に話しかけると、人は喜んで聞いてくれます。ところが、「老計」を計画することを話すと、あまり喜ばしい話ではないので、誰もこれに対して答えようとしません。さらに「死計」を考えようと言うと皆さん大笑いします。まだまだそんな先のこと、自分には関係ないよ。死の計画なんて考えてないよって思っているのでしょう。昨年、自分の親しい友人の葬儀が2回ありました。一年の初めに死計を考えるのは決して笑いごとではありません。死計はそのまま生計なのです。人生の五計はそれぞれ別のものではなく、すべて関連しています。 1)「 生計 」は、いかに生きたら良いかを計ることです。毎日の生活、暮らしをどのようにやっていくかではなく、身分に与えられた生命をどのように全うするかの計画です。当然、自分の食事や起居など健康に留意することが大切です。次に、2)「 身計 」は、「いかにして身を立てるか、わが身を人間として社会に対処していくかを計れ」と示されています。自分に与えられた仕事や立場を全うし、悔いのない人生を送れるよう努めなければなりません。そしてそのためには、多くの師、友人の協力が必要だと言っています。そして、3)「 家計 」は、家庭や家族を考え、経済的なことや家の新築や増改築なども計画します。生活の基盤として家の安心安定がなにより大切です。4)「 老計 」は、これから先に訪れる老後に対し、老衰ではなく、老熟を計ることです。いかに美しく老いるかです。最後に5)「 死計 」は、いかに死すべきかという考え方です。いかに死すべきかは、いかに生くべきかと行くことです。どのように生きていたかが大切です、「死計」は「生計」と同じです。これら、「生計」「身計」「家計」「老計」「死計」はそれぞれお互いに関連し、循環しています。年の始めに自戒の念を込めて書かせていただきました。 「一年の計」 平成21年1月5日(月)
「 一日の計は朝にあり。一年の計は元旦にあり 」(『白兎記』)と言われています。一日の計画は朝のうちに、この一年をどのように過ごすかの計画を元旦に立てることでしょう。この「一年の計」という言葉は「 一年の計は、穀(こく)を樹(う)うるにしくはなく、十年の計は木を樹うるにしくはなく、終身の計は人を樹うるにしくはなし 」(『管子』)からきたものです。何事も始めが肝心、最初に周到に計画し、準備し、これを実行することが肝要でしょう。 今年も始まりました。この一年の生活の計画は、一人ひとりで異なりますが、一年の生き方の計画を立てるのがお正月です。十年の計は緑の「植林」であり、環境を考えた生活をすることでしょう。そして百年の大計は「人づくり」です。人を育てることの重要性を認識し、努めていくことの責任を感じます。 「新年」 平成21年1月4日(日)
元旦から晴天が続きました。一年のスタートとして、それぞれ心に期するものがあったと思います。 「年年歳歳 花相似たり 歳歳年年 人同じからず」 毎年咲く花は、同じように見えても決して同じ花ではありません。それと同じように、人間も、去年を生きた自分は去年の自分であり、今年は今年の自分を生きるのです。この句は中国・唐時代の詩人・宋子間(そうしかん)の作という説もありますが、実はその婿にあたる劉廷芝(りゅうていし)の作です。あまりに出来栄えが良いので、自分にくれないかと要求したところ断られたので彼を殺して、自分の作にしたそうです。 また、 江戸時代の俳人・松尾芭蕉 は臨終の時に、その弟子に辞世の一句を求められましたが、「 昨日の発句は今日の辞世、今日の発句は明日の辞世 」と言ったそうです。毎日毎日、その時読んだ句すべてが辞世の句であり、生涯自分が読んだ句で辞世の句でないものはないと、「もし私の辞世の句は何かと問われたら、日頃詠み捨てた句のいずれもが辞世の句だと示すがよい」と述べられたといいます。 この日この時は二度とありません。どなたの人生にも繰り返しはありません。日々この時を大切に努めなければなりません。幼稚園にあっては、子供たちが健やかに育つよう、この時を全力で支援しなければならないことを深く思います。明日、始業を前に幼稚園の教職員一同、私のお寺(全超寺)の本堂で座禅を行い、心を新たにし、今年も精進勉励していきたいと思います。 「 家族団欒 」 平成20年12月27日(金)
昨日、第二ひかり幼稚園の体育館でバレエスクールのクリスマス会が開かれていました。保護者の皆さんがいろいろと持ち寄り、みんなで楽しそうに過ごしていました。クリスマスには、それぞれの家庭や仲間たちとケーキを食べたり、プレゼントを貰ったりして楽しく過ごしたことでしょう。今年は雪の降るホワイトクリスマスでしたから、寒い日でしたが、思い出も深まったことと思います。 食通として有名なフランスのブリア・サヴァラン(1755〜1826)の著書『美味礼賛』には次のような言葉があります。「禽獣(きんじゅう)は食らい、人間は食べる。教養ある人にして始めて食べ方を知る。どんなものを食べているか言ってみたまえ。君がどんな人であるかを言い当ててみせよう」 これは、食べ方と人間性の関係を端的に示した名言でしょう。サヴァランは食通として知られていましたが、ただ美食をむさぼったわけではありません。解剖・生理・化学・天文・考古・文学などにも広い知識を持ち、その知識に基づいて食の本質の追及に生涯を捧げました。食べるという行為は、動物や植物の「いのち」を口に入れることです。私たちの食べ方をその「いのち」が観ていて、私たちに働きかけてくるのではないでしょうか。 以前、 文科省の諮問機関である中央教育審議会が、「朝食を抜く生活、家族ばらばらの食事は体だけでなく心の成長に影響する」とし、「栄養バランスの取れた食事を家族一緒に」と促している答申を提出したことがあります 。 冬休み、出来るだけ家族一緒に家族団欒の食事を取っていただくよう願います。 |
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